映画と音楽そして旅

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((雑記帳)  ワープロ入門(?)

2005-12-24 06:01:07 | 雑記帖
 BASICという機械言語を覚えるのに怖気づいた私は、勤め先で和文タイプのメンテナンスに来たセールス・エンジニアのお兄さんに良い方法がないか聞いてみた。そこで「ワード・プロセッサー」通称「ワープロ」なる機械があることを初めて知った。ひらがなで打ち込むと自動的に漢字で出て来る…と云う驚異的なマシーンだそうだ
。価格を聞くとムニャムニャ云うだけで、具体的な数字が出てこない。多分あんまり売れないのだな…と思いながら、本屋を覗いて入門書を買った。ページをめくるとトップに機械のカラー写真と、価格が記してあったがそれを見て私は驚いた。
   WD-3500 2,980,000 全文字配列方式 和文タイプから即移行可能
WD-2400 1,650,000 JIS規格文字配列 文章 演算 グラフ等可能
WD-1000 1,198,000 ワン・ライン・ディスプレィ 文章入力に重点
WD- 800 498,000 和文タイプ風文字配列 ファミリー向けタイプ
 いずれもSHARP[書院」シリーズで、私のような和文タイプからの転向派を、なんとか取り込むことに努力していたようだが、それにしても値段が高過ぎたので、それからもしばらく模様眺めの日が続いたのである。
 その後この種の機器類は価格競争が激しくなって、10万円台までま下がった頃に高校生だった娘が、夏休みのバイトで貯めた小遣いでWD-250という機種を買った。まだ十代だし朝から晩までワープロばかりで、当然の事ながら割合と短期間で覚えたようだ。上記のWD-1000に近いタイプの機種だったが、娘の指導(?)でまだ怪しいものだが、まぁなんとか使えるようになった。
 その頃には公文書にもワープロ印字が、認知されていたようで文章作成にそれなりの機能を認めていたけれども、活字印刷の方が文面が綺麗という点で、私は仕事の面では依然として和文タイプにこだわっていた。
 しかしワープロも性能がだんだんと高くなり、計算やグラフ 分類などの機能などが搭載された機種も割安になってきたので、やっと和文タイプからワープロへの転向を決めた。
 そして私がSHARP WD-550を仕事に導入したのは、昭和63年のことだった。