こんにちは。
林業振興・普及第二課の大内です。
とても長い間更新が滞ってしまい、失礼いたしました。
久々に投稿させていただきます。
1月末に、隠岐の島町内で
「循環型林業を志向する積極的森林経営の担い手育成研修」が開催されました。
今回はその様子を振り返っていきます。
この研修は、島根大学が文部科学省の事業を受託して開催されたもので、
「林業関係者、森林所有者の方々に、林業を取り巻く新しい状況や技術をお伝えし、積極的に森林を経営し、儲かる林業をどのように実現していくかのヒントを得ていただきたい。」
という考えのもと開催されました。
1日目は室内で研修を受け、2日目は現地実習です。林業の経営者から現場の作業員まで50人以上の林業関係者が参加され、島根大学の先生方、島根県職員から様々な分野の講義を受けました。
【1日目】
内容は「林政、林業・林産業の動向」、「バイオマスエネルギーの可能性」、「森林経営計画」、「儲かる林業へのヒント」です。
林業を取り巻くこれまでの状況、制度の説明から、新しい可能性まで提言され、林業を経営していくうえでの基本的な情報や考え方を学ぶことができました。
【2日目】
内容は、「森林土壌」、「育林生産技術」、「森林GIS・ドローンの活用」です。
森林の生態から、施業(間伐)を行うための知識、技術、森林を管理把握するための新しい方法など、2日目も経営者から現場作業員まで、林業に携わる皆さんに知っていただきたい内容でした。
「森林土壌」の講義 (有機物(枝や葉)の分解、土壌の種類)
「育林生産技術」の講義 (森林の密度管理、間伐木の選木)
「森林GIS・ドローンの活用」の講義 (写真中の画像は上空からみた森林)
林業の基礎から応用までとても幅広い内容で、また受講したい、そして多くの方に受講していただきたい研修でした。この研修によって、隠岐の林業の成長産業化がまた一つ進んだのではないでしょうか。