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~島根初上陸!~ 林業労働災害シュミレーターVR体験

2019年06月17日 | イベント情報

チェーンソーを使って木を伐採する際に起きた労働災害を、バーチャルリアリティー(仮想現実、VR)空間において疑似体験することができる体験会が、木質バイオマス利活用推進協議会(会長 澤田恭一)の主催により、令和元年6月8日(土)と9日(日)に海士町役場および海士中学校体育館において開催されました。

このような体験会が島根県内において開催されるのは初めてです

 災害事例をまとめたテキストを読むだけでは、災害のあらましを理解しても、記憶や気持ちへのインパクトが少なく、現場でその災害事例を思い出すことは少ないのではないでしょうか

VRでは、あたかも林地にいるような感覚で、実際に起きた災害事例を、バーチャルリアリティー空間において疑似体験することができます。その体験を実際の作業現場で生かすことで、災害の未然防止を図ることを目的に開催されました。

 8日(土)は隠岐島前森林組合の現場作業従事者など17人を対象に、VR体験とあわせて、このVR機器を開発した石山浩一氏((株)森林環境リアライズ 専務取締役)や出雲地区森林組合の現場作業班長による労働災害未然防止に関する講演会が行われました。

VR体験をした隠岐島前森林組合のE.Kさん(60)からは「このような体験は、今後の仕事や安全面において非常に役に立つため、貴重な経験をさせていただいた」との感想をいただきました

 9日は一般の方を対象に開催し、約50名の老若男女が実際の伐採現場のような臨場感を体験しました

 

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