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森林認証研修会~隠岐産木材のブランド化に向けて~

2018年02月19日 | その他

 平成30年2月14日(水)に、隠岐産木材の「高付加価値化」や「他産地との差別化・ブランド化」を図るため、隠岐管内の林業・木材産業事業体及び行政の林務担当者計25名が参加し「森林認証取得に向けた研修会」が開催されました。

 当日は、(一社)日本森林技術協会からお招きした講師の方より、「森林認証の意義・現状と認証取得への道しるべ」と題し、森林認証制度の歴史的背景や意義から、国内の森林認証取得状況の傾向や森林認証取得のための具体的な事務の流れ、そして国内各地の森林認証の取得事例に至るまで、丁寧に説明がありました。

 講演の中で特に印象深かったのは、「オリンピック・パラリンピックでの認証材需要を一過性にしない」というキーワードです。森林認証の取得は、東京オリ・パラリンピックの認証材需要に応えるために必要な要素です。しかし、この一大イベントによるニーズの高まりを一時的なものにせず、その後も安定して木材需要を確保することが隠岐地域の林業・木材産業の振興には必要です。そのためには、東京オリ・パラリンピックに留まらず、積極的に認証材の活用等を図っていくことが肝要です。これにはまず、国民への森林認証制度の周知徹底や、認証材のブランド性のPRが必要で、具体的には、公共建築物等多くの人々が利用する施設を認証材を用い整備することが効果的であると考えられます。

 

  

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