隠岐から発信!森林・林業普及情報

隠岐地方の森林・林業情報をお届けします。

隠岐島前森林復興公社の創立10周年記念式典及び植樹式が行われます!!

2006年10月31日 | お知らせ
 隠岐島前地域では、松くい虫により壊滅的な被害を受けた森林の早期な機能回復をはかるため、平成8年に島前3町村が中心となって社団法人隠岐島前森林復興公社が設立され、以来造林事業が計画的に実施されてきました。
 本年度は、創立10周年を迎えますので、記念の式典及び植樹が次のとおり執り行われます。
 当日は、次代の森林づくりを担う地元小中学生から募集したポスター・標語の表彰やこれまで島前地域の森林づくりに功績のあった方の表彰が行われます。
 植樹式では、松くい虫被害前に島前の森林の大半を占めていたマツ林の再生を願って、島根県が選抜したマツノザイセンチュウ抵抗性マツ苗が植樹されます。

 ■日時 11月3日(金)9:00~10:30

 ■場所 隠岐郡海士町福井

 ■参加 地元小中学生、漁協関係者、隠岐島前森林組合、島根大学、島前3町村関係者、県関係者など 100名

 
 平成6年頃に赤褐色に変色して枯れあがった海士町、西ノ島町、知夫村のマツ林は、今では見る影もありません。10年間の隠岐島前森林復興公社を中心とした地域の方々の大きな取組の力によるものだと思います。島根大学生による「隠岐(しま)の助っ人」の応援も忘れてはなりません。

 隠岐島前地域へお越しの際は、是非、森林復興の様子もみてください。

松くい虫被害対策研修会を開催しました!!

2006年10月02日 | お知らせ
 9月27日(水)に松くい虫被害対策研修会が開催されました。
 今回の研修内容は、松くい虫被害発生のメカニズムと伐倒駆除の方法、注意点についてです。また、昨年度もこの時期から労働災害が多発しましたので、併せて、「安全な伐倒作業について」の話もしました。伐倒作業はくれぐれも御安全に!

 近年、隠岐島後地区では松くい虫被害が急増しています。限られた予算の中で、空中散布や伐倒駆除を実施していますが、マツノマダラカミキリは容赦なく、その数を増やしています。今まで被害の目立たなかった地域でも赤褐色に変色したマツが目立つようになりました。
 
 余談ですが、「うちのマツは大丈夫!」と思っておられる「あなた」。手遅れになる前に、森林組合等へ相談されることをお勧めします。


薬剤処理の注意点は?