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「しまねの木」活用構造見学会

2021年11月08日 | その他

「しまねの木」活用構造見学会

※しまねの木とは:島根県の森林で生産され、島根県で製材・加工された木材製品

 

 令和3年10月1日に吉崎工務店主催の「しまねの木」活用構造見学会が開催されました。見学会には、県や町、隠岐の林業・建築業に携わる者で組織する「隠岐(しま)の木で家を作る会」の関係者ら約20人が参加し、非住宅分野における県産材の積極的な活用と行政関係者への木造建築に関する設計・監理の知見を向上させることを目的に行われました。

 

 見学させてもらったのは、施工中の木造2階建て単身用アパート8戸。
 在来軸組工法で建築され、木材58.45㎥(0.58㎥/坪)は土台のヒノキを除き全てスギを使用し、9割超が隠岐産で占められる予定となっています。

※在来軸組工法とは:日本で最も多く建てられている伝統的な工法であり、柱や梁、筋交を組み合わせて軸組(骨組み)を作り、建物を「線」で支える工法。設計自由度が高く、比較的広い開口部をつくれるという特徴があります。

 現地での見学後、隠岐支庁からも島根県の県産木材利用の取組みについて情報提供させていただき、意見交換を行いました。

最後に主催された吉崎工務店の吉崎社長から
「多くの人が木造建築物や森林整備事業に興味を持ち、木に触れ合う機会が増えることを望む」
と話をいただきました。

木材は豊富で持続可能な地域資源として期待されており、木材に活用していくこはSDGsに繋がります。持続可能な社会の構築を目指して、今後も引き続き積極的に木材を利用していきたいですね。
参加いただいた皆様ありがとうございました。


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