岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

八高写真展・9

2006-11-23 01:53:51 | 建見楽学


八幡浜市にある「梅美人酒造」。

国登録有形文化財になっている建物。こう見えて木造。昭和初期に流行った磁気タイルが外壁を飾り、基礎には花崗岩のラスティカ積み。

八高写真展・8

2006-11-22 00:26:23 | 建見楽学


八幡浜市日土町にある「清水家煉瓦倉」。

日土界隈きっての旧家である清水家には、江戸期の母屋、長屋門、御成り門などが残り、地域の歴史的濃密空間を醸している。特にこの煉瓦倉は、青石独特の落とし築きと呼ばれる石垣上にあり、紅一点、景観上の異彩を放つ。

八高写真展・7

2006-11-22 00:06:46 | 建見楽学


八幡浜市日土町、日土小学校にある「二宮金次郎像」。

読んでいる本は、四書五経の内の大学の一節。
「一家仁なれば 一国仁興り 一家穣なれば 一国穣興る 一人貪励(たんれい)なれば 一国乱をなす その機かくの如し」と書かれてある。

八高写真展・6

2006-11-22 00:01:26 | 建見楽学


保内町川之石の「旧東洋紡績川之石工場赤煉瓦倉庫」。

アングルは、宮内川に架かる美名瀬橋の欄干アーチから眺めたもの。
川沿いに遊歩道があり、朝夕には多くの人たちがジョギングや散策に訪れる。
現在この煉瓦倉庫は、八興製材という会社が使用しており、幸いにして景観が守られてきた。壁面には、今もかすかに「場工石之川績紡洋東」の右書きの文字が。

八高写真展・5

2006-11-21 23:55:03 | 建見楽学


保内町琴平神社の参道にある「常夜灯と煉瓦小道」。

この石灯籠には、江戸期に活躍した鯛ヶ浦(川之石)の海運業者や商人達の名前が彫りこまれている。
煉瓦塀は、旧白石和太郎邸の裏通りにあたり、レトロな煉瓦小道が続いている。

八高写真展・4

2006-11-21 23:44:03 | 建見楽学


保内町琴平にある「旧白石和太郎洋館」。

保内の町並みにあって、唯一行政保存されている建物。最近原型修復工事が行われ、名目も一新した。現在、第二期の修復工事が行われている。
白石和太郎は、川之石雨井の大嶺鉱山や白石紡績の経営に当たった。

八高写真展・3

2006-11-21 23:38:25 | 建見楽学


伊方町九町の「鏝絵のある民家」。

佐田岬半島にも、少しだが鏝絵が分布している。老朽化し、空き家となった民家の妻壁に、今も「鶴」が健在である。

八高写真展・2

2006-11-21 23:35:25 | 産業遺産


伊方町にある「女子(めっこ)岬精錬所跡の焼鉱窯」。

佐田岬半島には、かつて相当数の鉱山が分布し、精錬所も三崎童子バエ、女子(めっこ)、佐島と三ヶ所にあった。
別子銅山に続く、三波川(さんばがわ)変成帯の緑泥片岩(青石)層が四国の東西を貫いている。

八高写真展・1

2006-11-21 23:28:36 | 建見楽学


伊方町三崎にある「豊予要塞」。

結局使用はされなかったが、豊後水道に面した大分県側と愛媛県の佐田岬には、佐伯防備隊として、それぞれ軍の要塞が築かれた。
今もこうして山中には、人知れず砲台跡などが存在し、陽の当たらない薄暗さもあって、当時の戦時迷彩がフシギにそのままの色で残っている。