岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

八高写真展・19

2006-11-24 01:14:07 | 建見楽学


かつての青島中学校が島の中腹にある。

過疎の島となり、中学校も小学校も廃校となってしまった。
誰も居なくなった鉄筋校舎の階段から、窓の向こうに港が見えた。

八高写真展・16

2006-11-23 03:07:40 | 建見楽学


宇和盆地の「わらぐろ風景」。

“わらぐろ”は、もう60代以上の年齢の方でないと、製作することが出来ない。積み方の技術が受け継がれない農の絶滅危惧文化である。
積み方の難しさは、雨を如何に浸透しないように積むか。そうした意味では、高温多湿、温帯モンスーン気候の我が日本の風土にあって、建物の雨仕舞いが如何に大切かを知る貴重な造形。
どこかの建築系大学で、入学実技試験に採用してくれないだろうか。建築を目指す若い人にこそ、こうした体験をしてもらいたい。

八高写真展・15

2006-11-23 03:02:14 | 建見楽学


三瓶町で見つけた「日本一近いシャチホコ」。

これほどの近距離に設定された鯱鉾(しゃちほこ)は、そうザラにはありません。美と強さを競っているのか、雌雄がニラみ合ってます。

八高写真展・14

2006-11-23 02:59:49 | 建見楽学


「旧三瓶町役場前のモニュメント」。

西予市に合併する直前、三瓶の歴史モニュメントとして、役場前に伝説の三っつの瓶が出現。タイルには、地元の子供たちの名やコメントが描かれている。

八高写真展・13

2006-11-23 02:56:35 | 建見楽学


八幡浜市中津川にある「菊池家座敷の建具意匠」。

八幡浜市から西予市に向かう途中、夫婦岩の所から左折し、山側に道を取ると中津川の集落がある。それを奥まで上がると、菊池家に至る。座敷にある障子建具には、風変わりな組格子の意匠が見られ、かつての地域が豊かだった頃が偲ばれる。

八高写真展・12

2006-11-23 02:52:04 | 建見楽学


「川之内小学校」の古写真。

新築当初の頃の写真。
現在は、国道197号線の改良により、学校の前が道路となり、環境が一変している。旧道の峠道は学校の裏山の上方を通っていて、岡目八目が八高に通っていた頃に、隣町大洲市に向けて夜昼トンネルが開通し、今の国道が出現した。


八高写真展・11

2006-11-23 02:43:00 | 建見楽学


八幡浜市にある「川之内小学校」。

戦後の木造校舎だが、松村正恒氏の設計作品。こうした幾つかの建築での実践が、後に江戸岡小(既に改築されて存在しない)や日土小(ドコモモ20選に選ばれた近現代建築の名作)となってゆく。

八高写真展・10

2006-11-23 02:23:07 | 建見楽学


「梅美人酒造煉瓦煙突」。

昭和3年に“御大典記念”として完成した。ゴタイテンとは、天皇崩御の後、元号が代わり、新天皇の即位式。元年が数日しか無かったため、1年間喪に服すると、昭和3年となる。
煙突に描かれた“ウメビジンホン店”の文字は、実は白タイル。港に向けてPOP広告塔の役割もあった。