岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

石積みの命名

2006-08-09 19:55:13 | Weblog
昨日、ヲタ福さんに案内してもらった中山のとある民家。

青石のこういう独特な石積みは、佐田岬半島から大洲、内子、中山エリアに見られます。
節理として、細長く、あるいは扁平に割れる特徴を持つ緑泥片岩は、通常の石積みのセオリーを、ある種無視するかのように積まれているところが面白い。
不思議なのは、同じこの青石の層が走る徳島県の吉野川以南では、よく見かけるのが平積みで、あまりこういう大胆な積み方は見られない。緑泥片岩の石質が、粘性か何か微妙に違うのかどうか、まだ解けない岡目八目の個人的なナゾである。

ともかく昨日は、このタイプの石積みを久々に目の前にして、フイと、今日からこの積み方を「バッテン積み」と呼ぼう、そう決めた私であった。
全国の?数少ない読者の方々も、もしこういうヤツをどこかで見かけたら、即座に「あ、バッテン積みだぁ。」と叫んでもらいたい。

八月の布マルチ稲。

2006-08-09 13:53:24 | 季節感
毎日、とてつもなく暑い日々が続きつつも、昨日が「立秋」。
これから少しは涼しくなっていくと信じたい。

さて、我が家の“布マルチ田”のその後はと言うと、ご覧の生育状況(5日撮影)。愛媛でも地域によっては、旧津島町や愛南町など、お盆に稲刈りをするという所もあるようだが、こちら宇和盆地ではまだまだ。ただ、近くの田でも早い所では既に立派な稲穂が出始めている。

その点うちの稲は全くまだ出穂(しゅっすい)の様子が見られないが、この間、近所の農家の方に凄いことを教えてもらった。
稲の一本を少し手折り、その茎の皮を上から丁寧にはいでみると、下の方からは、
ナントお米の赤ちゃんが出てきた。チャンと稲穂の形になったものが、その細い茎の中に仕込まれている。もういくつもの米粒(もみの形)がその中で連なっている。外観上は見ての通りなのだが、既に稲の内部では秋の実りの時に向けて、しっかりと準備が出来ているワケである。
草取り以外、相変わらずの手間かけずで放ってあるに等しいのに、お天道さんのお陰で米が出来上がろうとしているのを目の当たりにして、少なからず感動した。

それにしても、ホタルイ、三角草、ヒエ、それからこの辺で呼ばれるイモガラ。次から次へと草が生えてきて、根負けしないよう、宇和に居るときは、夕方の30分から一時間ほど、田に入るようにしている。そんな時には、決まってアキアカネの群れが、小さな昆虫を狙ってかやってくる。こちらの草取りを励ましてくれるようでもあり、ナカナカ楽しい時間である。