伊方町九町界隈では、こうした物体を目にすることがある。
地域での通称は「佐島煉瓦」。沖合いに浮かぶ佐島には、かつて明治から大正にかけて佐島精錬所があり、銅精錬の過程で出来る廃物利用がこの煉瓦だった。
しかし実は、もう一つ精錬所があり、それは女子(めっこ)精錬所。伊方町の豊之浦と九町の間にある、宇和海に突き出た半島で、女子岬(めっこみさき)という場所にある。
従って、正確にはそこで作られた可能性もあり、特にこうした鉄分の多い赤味がかったモノは、後者の方でよく見かける。この写真のものは、約40kgほどの重さ。大きさは、大体40cm×20cm×20cmくらい。家の基礎や塀など、主に建造物の下部に使用される。全国的にも、金属系の鉱山ではよく見られる鉱業製品である。つまりは、コレが見られる場所には、必ず周辺に金属系鉱山がある、ということになる。鉱業用語としてはカラミ煉瓦と言う。漢字で書く場合は、愛媛の媛という字の女ヘンを金ヘンに変えると「カラミ」という字になる。女を金に代えてカラミという漢字。ナンだか想定外の意味深な展開・・・。
地域での通称は「佐島煉瓦」。沖合いに浮かぶ佐島には、かつて明治から大正にかけて佐島精錬所があり、銅精錬の過程で出来る廃物利用がこの煉瓦だった。
しかし実は、もう一つ精錬所があり、それは女子(めっこ)精錬所。伊方町の豊之浦と九町の間にある、宇和海に突き出た半島で、女子岬(めっこみさき)という場所にある。
従って、正確にはそこで作られた可能性もあり、特にこうした鉄分の多い赤味がかったモノは、後者の方でよく見かける。この写真のものは、約40kgほどの重さ。大きさは、大体40cm×20cm×20cmくらい。家の基礎や塀など、主に建造物の下部に使用される。全国的にも、金属系の鉱山ではよく見られる鉱業製品である。つまりは、コレが見られる場所には、必ず周辺に金属系鉱山がある、ということになる。鉱業用語としてはカラミ煉瓦と言う。漢字で書く場合は、愛媛の媛という字の女ヘンを金ヘンに変えると「カラミ」という字になる。女を金に代えてカラミという漢字。ナンだか想定外の意味深な展開・・・。