ランカスターMBAは、2週間のイントロダクション・プログラムが終了し来週からは本格的にプログラムが始まります。先週末(8日、9日)は小雨の中、チームでランカスター市街地を探索しながら30問のクイズに答えていくランカスター・トレイル及びその状況をアルバムにまとめる作業を行いました。写真はその時に使用したものです。また今週の水曜日(12日)には湖水地方でのチーム対抗のアウトドア・アクティビティなどもあり短期間で新しいメンバー、環境に慣れるような工夫がされています。
この2週間で感じた事は主に2点あります。まず英語のスピードとアクセント、そしてボキャブラリーです。話すスピード、読むスピードは夏まで通ったロンドンのKCL(IPP)の留学生に比べ格段に速く、加えてアクセントも出身国ごとに違い特にアメリカ、インドからの学生の話す英語が良く聞き取れません。当然の事ながら、彼(女)らのスピーキングにおけるボキャブラリーの量も実に豊富です。自分では十分に準備をしたつもりですが、チームでディスカッションをしたり課題をこなす時は議論に参加するだけでも苦労します。
また世界中から集まった学生の習慣の違いに戸惑いを感じます。もちろん個人差もありますが、東アジア、欧米出身の学生は比較的に人の意見を聞き理解してから発言する傾向がありますが、マジョリティーのインドからの学生は余り人の意見を聞かず自分の意見を主張する傾向があります。従って、後から彼(女)らと異なる意見を発言をして議論の方向性を修正したり、納得させるのは英語力の問題もあり非常に大変です。
ただランカスターのプログラム・ディレクターはその辺も理解しているようで、英語を母国語としない学生がMBAプログラムにスムーズに参加できるような工夫もされています。例えば、メンパーの抱える問題を解決する方法があげられます。一人で解決策を模索するのではなく他のメンバーから意見を募ります。その際に他のメンバーが発言している途中や全てのメンバーが対応策を述べ終わるまで発言できないといったルールをもうけています。解決方法もメンバーの提案の中から選択するようになっています。これによって必然的に他のメンバーの意見を取り入れるようになります。
残念ながらイギリス人の学生は1人だけなので、あまりイギリスMBAを履修している気がしませんが、今のところは早い段階で様々な英語に慣れ、習慣の違いに適応していくのが先決と考えています。
「愚公移山」の精神でランカスターMBAを成功させたいと思っています。