いろいろとありがとさん

楽しく嬉しくハッピーに感謝して暮らすために

11月みそか

2007-11-30 | みそか
今年もとうとう残すところあと1ヶ月となりました。

11月は、色んなところでお話させていただきました。
予防医療の話、糖尿病の話、そして鉄欠乏の話
いずれも食事のことを中心に聞いていただいたのですが
皆さんの関心が予想以上に高いことに嬉しくなりました。

昨日は、保健師さん対象の講演でした。
日ごろ、住民に近い立場で働いている保健師さん。
彼女たちの一番の関心は、いかに手間がかからない
予防医学を住民に浸透させられるかだということが
分かりました。
手間がかかることは最初から敬遠される。
できるだけ本体を崩さないで、手間を削れるものを
提供しなければいくら良いものであっても広がって
いかない。
理想と現実のハザマで悩んでらっしゃる保健師さんの
生の声が聞けて、こちらもよい情報が得られました。

夜からは整体師さんの勉強会で話させていただきました。
医者よりも様々の症状を聞いている整体師さんたちも
鉄欠乏の話は新鮮だったようで、喜ばれました。
これからも色んなところで啓発できればと思います。
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You are what you eat.

2007-11-29 | 
巷では年少者の異常な事件が続いています。
その原因として、学校、親、社会構造がいつも指摘され、
責任のなすり合いが繰り返されています。

でも
キャロル・サイモンタッチ著「クレージー・メーカー」では
実は自分たちの脳や心が、母親の作る朝食や夕食、
そして習慣的に口にする嗜好食品による産物であること
を気づいていない人がほとんどだと述べています。
まさしくそのとうりだと思います。
食事・栄養と異常な事件の関わりがほとんど
振り返られていない現状に???です。

つまりYou are what you eat.なのです。
我々の体は食べているもので出来上がっているのです。
だから我々の体は何を食べているかで決まるのですよ。

You are what you eat.はインド伝統医学のアーユル・ベータからの
言葉です。昔の人は今の人以上にどうして我々の体ができあがっている
のかを常々考えていたんですね。
先人の教え、それは本当にすばらしいもので、本物が多いと思います。
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マグネシウム不足

2007-11-28 | ミネラル
マグネシウムと聞いて皆さんピンとくるでしょうか?

鉄・カルシウム・マグネシウム・亜鉛などの微量元素を
ミネラルといいます。
他にもミネラルと呼ばれるものはカリウム・クロム
・セレン・銅・ナトリウム・マンガン・ヨウ素・リンで、
蛋白・炭水化物・脂肪・ビタミンと並ぶ五大栄養素の一つです。

近くにいらっしゃいませんか?
すぐに感情的になる方。怒り・うつ状態・いらいら・恐怖。
なんでもない事に過敏に驚く。チョコレートなどの甘いものを
欲しがります。時々、まぶたがぴくぴくしたりします。
女性の方では生理のときにふくらはぎのこむらがえりを経験したり、
生理前にいらいらをおこす方。
こんな方は、マグネシウムの欠乏が疑われます。

マグネシウム欠乏の方は、いつも興奮状態にあり、疲れやすいようです。
眠る前に筋肉がひきつったり、疲れていても夜中に目を覚まして
しまうことが多いようです。

マグネシウムは脳に機能にかかせないものです。
以下のような症状が数多く重なるようであればマグネシウム不足
も原因の一つとして考えましょう。

・短期的な記憶減退
・感情の起伏
・馬鹿げた恐怖心
・パニック発作、不安障害
・うつ状態
・短気
・不眠症(早朝覚醒)
・疲労
・筋肉のひきつりや震え
・便秘
・チョコレートなど甘いものに対する渇望
・騒音や音に対する異常敏感
・活動亢進状態
・異常に怒りっぽい
・発汗過剰
・不快な体臭
・拡張期高血圧
・頻尿
キャロル・サイモンタッチ著「クレイジー・メーカー」より
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夜眠れないかゆみ

2007-11-27 | 
アトピーのお子さんが来られました。

かゆみのために夜が充分眠れないお子さんが
かわいそうで忍びないとのお母さんの訴え。
小学校2年生の彼女の皮膚は乾燥して、ほとんど全身が
アトピーの皮膚。診察中もぼりぼりかいて、夜充分睡眠が取れない
せいか、時々うとうとしたりしていました。
それでも、学校では積極的に色々なことに挑戦する方で
決してめそめそしていない彼女は、健気でいじらしい。
本当に、一生懸命頑張っている彼女の皮膚が落ち着くように何とか
手助けしてあげたいとつくづく思いました。

皮膚科で抗アレルギー剤やステロイドの外用剤と処方され
ています。アレルギーの検査もされ、幸い食物に対する
アレルギーはなく、除去食もされていないそうです。
お母さんも妊娠中には貧血を指摘されており、しかも当時
老父母の介護が忙しく充分な栄養を摂れなかったとのこと
ですので、栄養不良がアトピーの原因として充分考えられます。
食欲もよく、ご飯もたくさん食べますよとのお母さんの
言葉ですが、血液検査から不足の栄養素を探っていく必要が
あるようです。

昔の日本にはアトピーが少なかったように、現代の中国にはアトピーが
まだ珍しいそうです。
昔の日本で食べられていた手を加えない食物がまだたくさんあるから
でしょうか?
それとも文明の進んだ国で盛んに作られる加工品や添加物食品が
まだ充分出回っていないせいでしょうか?
いずれにしても、アトピーの原因として食事・栄養の影響は大きい
と思います。
でも、発展著しい中国の将来では、アトピーは珍しいものでは
なくなると予想されています。
世の中が便利になるに従って、年々アトピーのお子さんは増えて
いるようですね。


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物は言いよう、考えよう

2007-11-26 | 生き方
玄米クリニックの事務長の昔話

彼の中学の担任の先生が彼に送った言葉
「物は言いよう、考えようでござる、話は聞きようでござる」
どうしてこの言葉を彼に送ったのか事務長は話してくれません。
でもなかなか心に残る言葉なので考えていました。
「ござる」とはこの先生の口癖だそうです。
でもなんとなく忍者ハットリくんのような顔を想像してしまいます。

同じ事でも物は言いようで、毒にもなれば薬にもなる。
毒をあらわすことわざとしては「口は災いのもと」は有名。
はて、薬を表すことわざはないかと思い巡らしますが出てきませんね。
これはどうもやはり口を戒める言葉ですね。

物は考えよう、話は聞きよう
これは、物事を表面的に捉えないで、じっくり考えてみなさい
ということでしょうか。悪いこともいいこととして捉え、
感情的な言葉もそれに及んだ愛情を悟ることを教えてくれている
のでしょうか。いずれにしても、物ごとは良い方向に考えるように
との訓示ではないかと推察しました。
事務長、どうでしょう、当たりでしょうか?

でも「ござる」はいいですね。
これからハットリ先生を真似て、子供には
この口調で訓示しましょうかね。

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発芽玄米の作り方

2007-11-25 | 
発芽玄米の作り方は、色んな方が色んな方法を
雑誌やネットで紹介していますので、あまり一つの
方法にこだわらないでご自分でご判断下さい。

今回ご紹介する方法も、我が家でやっている方法ですが、
決して最高というわけでもなく、単に一つの方法です。

発芽玄米の作り方

①玄米を軽く水洗いする。
 この場合、できれば無農薬栽培・有機栽培もしくは低農薬
 栽培の玄米をお勧めします。

②タッパーなどのに玄米を入れ(1回分相当量)、玄米より1cmぐらい
 まで水を浸し、汚れが入らないように覆いをします。この状態で
 発芽するまで待ちます。
 その間、水はまめにとり変えます(夏場は2~3回/日)
 夏は2日で、冬は3日で発芽します(沖縄の場合)

③発芽したら(ほんの少しの膨らみでOK)、水を切り、
 乾燥させて冷蔵庫で保管しますが、4~5日で使い
 きって下さい。

④食べるときは白米と同様に炊いて召し上がり下さい。
 最初は白米:発芽玄米が1:1で混ぜて炊くと違和感
 が少ないかもしれませんので、玄米が初めての方や
 苦手の方にはお勧めです。
 
 
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便のはなし

2007-11-24 | 
我が家はずーっと発芽玄米食です。
玄米食にして、まず最初に気づくのは、便のことでしょう。

理想的な排便回数は、食事の回数と同じ回数という話は
以前やりました。(2007.7.17ブログ)
でも回数だけではありません。
便をするときの力みがまったく必要なくすーっと出てきます。
ですから用を足して終わってみると、大量の便に驚きます。
どうも肛門の感覚が鈍くなってしまったのではと錯覚するくらい
あまりにも抵抗なく肛門を出て行くのです。
そして1本が長い、切れることがなく、便のかさが多いのです。
さらに、便が浮くことにも驚かされます。
軽い便ということは、適度に空気を含んでいるということです。
一方腸から水分を吸い取られた硬い便は重たくて沈みます。

これらはすべて食物繊維のなせる業です。
便秘の方は、薬に頼るよりも食事を見直すことが一番です。
野菜・海草の摂取もさることながら、玄米食の常用は
これらの驚きをすぐに実感できますよ。
玄米は食べやすい・おいしい・栄養価の高い発芽玄米を
お勧めいたします。

発芽玄米については幾度も登場しましたが、今回も再掲します。

2007.3.21ブログ
玄米がいい、いいと言われても手間、食感、味で敬遠されます。
中でも消化吸収能力の個人差によって、玄米が合う人合わない人があり、
せっかく食べても身にならない場合もあります。

ところが
発芽玄米として目覚めることによって
上記の玄米の難点を払拭して、むしろ玄米を超える栄養価の高いもの
となっています。

発芽によって硬い外皮に裂け目ができて
そこから水分がしみ込み2倍ぐらいに膨らみます。
さらに発芽に伴う酵素の働きで胚乳も柔らかくなります。
となると圧力釜でなくても炊けるので手間が省けます。
また消化吸収が良くなってどんな方でも食べれるようになれます。

それに
玄米に比べて発芽玄米は甘いんですよ。
これは、胚芽での細胞分裂が始まると酵素が産生され
その酵素によって胚乳のでんぷんが単糖類に変化して
発芽のエネルギーになるからです。

食べやすくて栄養価の高い発芽玄米
一番のお薦めですよ~。

発芽玄米の作り方は明日のブログでお知らせします。
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かりゆし長寿大学校運動会

2007-11-23 | 生き方
今日は母が在籍する大学の運動会であったので子供達と応援に出かけた。

その大学の名前は
高齢者の生きがいや健康づくりを支える県立かりゆし長寿大学校である。
今年の春二・五倍の難関を、母は初挑戦で、みごと抽選に当たった。
1年の就学期間で、沖縄の歴史・冠婚葬祭の講義のほか、園芸や陶芸など
多彩なカリキュラムと幅広いお友達作りができると人気の大学だ。

さて、今回の運動会の様子であるが、
平均年齢69歳の高齢者の方々120名(男女比1:1)とそれを応援する家族
が沖縄市泡瀬の県運動公園体育舘に参集、遊戯あり、競争あり、親子や孫の
ふれあいありの楽しい1日を過ごした。

考えてみると、病院では高齢者の方々と接する機会は多いのだが
病を患っているためか、あまり冴えないお顔でお会いすることが多く、
本日のような溌剌とした高齢者の方々の姿はあまり目にしたことがなかった。
失礼ながら淡々とした運動会かなと予想していたが、いやいやどうして
若い大学生の運動会と変わらず賑やかで、仮装しておどける方もいたり、
皆さん大はしゃぎで楽しんでおられた。

でも、よくよく見ると同じ年代の方でも、背筋の伸び具合や身のこなしの
スムーズさなど格段の違いのある方々がいらっしゃる。
え、・・・歳なのにもうこんな!がある一方、信じられないくらい若い方
がいらっしゃる。そんな方々の姿を眺めながら
もちろん持って生まれた部分もあるだろうが、青壮年期の養生の差がどの
くらい影響するのだろうかと考えていた。
わが母は77歳である。近頃背骨が右に傾き、さらに頭部が前に突き出し、
背中が丸くなってきている。わが身もああなるのであろうかと案じながら
食事と運動と心、この辺の養生を心がける気持ちを新にする日でもあった。
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ビタミンCとガンと人生を楽しむ

2007-11-22 | 玄米クリニック
玄米クリニックでは開院当初からビタミンCの大量静注療法を
取り入れましたので、幾人かのガンの患者さんが通院されています。

その第一号の方は乳ガンの再発の方です。ご本人の了解もいただいて
いないので、詳細は申し上げられませんが、我々だけでなく、他の
患者さんも、この方からたくさんのエネルギーをいただいています。

我々には、ビタミンCの大量静注の効果を目の当たりに見せてくれました。
はじめは弱々しい足取りだったのが、今では数泊の内地旅行をこなす
ほどの調子の良さです。
特にビタミンCを入れた日はとても調子がいいのよと言って、
仲のいいお友達とおいしい料理やお酒を楽しんでいらっしゃいます。
この方にはガンを患っているという気配さえしません。
本当に元気になってらっしゃいます。

そしてまた嬉しいのは不安を抱えているほかのガンの方を気遣い
あれやこれやとお世話をしてくれることです。
医者であっても、本当にガンになった人の気持ちが充分汲み取れる
わけではありません。ガンの人だからこそ、ガンの人の気持ちが
よくわかるのだろうと思います。
我々ができない心のケアをやってくれます。

ガンのかかりつけ医院での検査では腫瘍は小さくなっているとの事です。

この方の場合は、ビタミンCの力もさることながら、ガンに負けることなく
人生を存分に楽しもうとする生き方がガンを縮み上がらせているのかも
しれませんね。


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節約遺伝子

2007-11-21 | その他
節約遺伝子なるものをご存知でしょうか?

なかなか痩せれない方の中に、こういった遺伝子を持った方が
いらっしゃるようです。
太古の昔、10数万年前のアフリカに生まれた現代人型のホモサピエンス
以降、我々のご先祖様は絶えず飢餓と隣り合わせの生活を長らく強いら
れておりました。日本では、やっと一万年前に稲作が始まり、
その結果人口は少しづつ膨らみましたが、江戸時代まではたびたび
飢饉に脅かされました。
そんな中、飢餓に強い遺伝子として、基礎代謝を落とし、できるだけ
エネルギーを温存する遺伝子を人間が獲得したのは、当然至極のこと
だと思います。
しかし近年の稀にみる飽食の時代で、この飢餓から守る仕組みが
肥満がなかなか是正されない「あだ」になっているようです。

となると、我々は自分の身体の仕組みが、どうゆう歴史の基に作られたか
という事を考え、現代の異常事態を認識し、自然に背く生き方を
深く戒めなければならないようです。
飽食と動かないことーこれが多くの病気の元だということー頷けます。


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