恩納とかいて『おんな』と読みます。
沖縄の西海岸を南北に走る58号線を北上していくと
リゾートホテルが立ち並ぶ浜が続きます。
内地ではリゾートの村として有名ですね。
そこが恩納村です。
今日は、朝からその恩納村を目指して、車を走らせました。
東海岸にある屋嘉インターチェンジから降りて、原生林の森
を横断して西海岸方向へ進みます。
しばらくすると、すばらしいエメラルド色の恩納の海が見えて
きました。今朝の太陽の具合か、その海の眺めがほんとうに
美しくて、『あーここに住みたいなー』と思わせるほど
その光景にうっとりしました。
目的地は恩納村のとあるお家です。
実は、その方は、ついこの金曜日に他界されました。
生前、恩納の里は自然豊かで風光明媚なところだから
是非遊びにいらっしゃいとお誘いを受けていたのですが、
今回の弔問が初めての訪問となってしまいました。
まだまだ開業して日の浅い昨年の11月から
玄米クリニックへがん治療の目的でビタミンC療法を受けに
遠い恩納から通院してくれていた方です。
一般に進行の早いと言われる胆嚢癌す。抗ガン剤は望まず、
ビタミンCを中心とした保存療法を行なっていましたが、県立病院の
主治医も驚くほど腫瘍は増大せずに済んでいました。
しかし、徐々に黄疸が進み、ここ2ヵ月は入院されていました。
8月最初のブログでも、お見舞いに行ったときの様子を書きました。
痩せこけて、全身も真っ黒になっておられたのですが、目力(めぢから)
はしっかりしており、活き活きとお話される様子に、ひょっとすると11月
の長男さんところの初内孫の出産まで頑張れるんじゃないかと、
弱りながらも底から湧き上がるたくましさを感じさせてくれました。
周囲の人に大変気を遣う方でした。
お話が好きで、いつも笑っていました。
口数は少ないけど、絶えず支えているご主人。
そして、入れ替わり立ち代りで世話をする娘さん・息子さん。
ご本人のみならず、ご一家の皆さんでの病に対する姿は、とても
温かくてすばらしい家族の絆を見せてくれました。
また、病苦の中にありながら、出会う様々の人に、一人ひとり丁寧に接し、
その出会いに感謝して、その人のためにまた気を遣うご本人の姿。
飾り気のない本音の姿は、我々の心に響き、そして皆さんの心の中に刻まれます。
医者という立場ではありましたが、本当によい出会いを頂いたことに感謝です。
ご家族の話では、ほんとうにいい顔をして旅立たれたそうです。
周りにいた看護婦さん達も珍しがるほど、悲しみよりも『ありがとう』に
包まれた最期だったとのことです。
写真の顔を見上げながら、『やっぱり』と思いました。
これからもお空の上からきっと見守っててくれることでしょう。
合掌。
沖縄の西海岸を南北に走る58号線を北上していくと
リゾートホテルが立ち並ぶ浜が続きます。
内地ではリゾートの村として有名ですね。
そこが恩納村です。
今日は、朝からその恩納村を目指して、車を走らせました。
東海岸にある屋嘉インターチェンジから降りて、原生林の森
を横断して西海岸方向へ進みます。
しばらくすると、すばらしいエメラルド色の恩納の海が見えて
きました。今朝の太陽の具合か、その海の眺めがほんとうに
美しくて、『あーここに住みたいなー』と思わせるほど
その光景にうっとりしました。
目的地は恩納村のとあるお家です。
実は、その方は、ついこの金曜日に他界されました。
生前、恩納の里は自然豊かで風光明媚なところだから
是非遊びにいらっしゃいとお誘いを受けていたのですが、
今回の弔問が初めての訪問となってしまいました。
まだまだ開業して日の浅い昨年の11月から
玄米クリニックへがん治療の目的でビタミンC療法を受けに
遠い恩納から通院してくれていた方です。
一般に進行の早いと言われる胆嚢癌す。抗ガン剤は望まず、
ビタミンCを中心とした保存療法を行なっていましたが、県立病院の
主治医も驚くほど腫瘍は増大せずに済んでいました。
しかし、徐々に黄疸が進み、ここ2ヵ月は入院されていました。
8月最初のブログでも、お見舞いに行ったときの様子を書きました。
痩せこけて、全身も真っ黒になっておられたのですが、目力(めぢから)
はしっかりしており、活き活きとお話される様子に、ひょっとすると11月
の長男さんところの初内孫の出産まで頑張れるんじゃないかと、
弱りながらも底から湧き上がるたくましさを感じさせてくれました。
周囲の人に大変気を遣う方でした。
お話が好きで、いつも笑っていました。
口数は少ないけど、絶えず支えているご主人。
そして、入れ替わり立ち代りで世話をする娘さん・息子さん。
ご本人のみならず、ご一家の皆さんでの病に対する姿は、とても
温かくてすばらしい家族の絆を見せてくれました。
また、病苦の中にありながら、出会う様々の人に、一人ひとり丁寧に接し、
その出会いに感謝して、その人のためにまた気を遣うご本人の姿。
飾り気のない本音の姿は、我々の心に響き、そして皆さんの心の中に刻まれます。
医者という立場ではありましたが、本当によい出会いを頂いたことに感謝です。
ご家族の話では、ほんとうにいい顔をして旅立たれたそうです。
周りにいた看護婦さん達も珍しがるほど、悲しみよりも『ありがとう』に
包まれた最期だったとのことです。
写真の顔を見上げながら、『やっぱり』と思いました。
これからもお空の上からきっと見守っててくれることでしょう。
合掌。