いろいろとありがとさん

楽しく嬉しくハッピーに感謝して暮らすために

恩納の海

2008-08-31 | 沖縄風景
恩納とかいて『おんな』と読みます。
沖縄の西海岸を南北に走る58号線を北上していくと
リゾートホテルが立ち並ぶ浜が続きます。
内地ではリゾートの村として有名ですね。
そこが恩納村です。

今日は、朝からその恩納村を目指して、車を走らせました。
東海岸にある屋嘉インターチェンジから降りて、原生林の森
を横断して西海岸方向へ進みます。
しばらくすると、すばらしいエメラルド色の恩納の海が見えて
きました。今朝の太陽の具合か、その海の眺めがほんとうに
美しくて、『あーここに住みたいなー』と思わせるほど
その光景にうっとりしました。

目的地は恩納村のとあるお家です。
実は、その方は、ついこの金曜日に他界されました。
生前、恩納の里は自然豊かで風光明媚なところだから
是非遊びにいらっしゃいとお誘いを受けていたのですが、
今回の弔問が初めての訪問となってしまいました。

まだまだ開業して日の浅い昨年の11月から
玄米クリニックへがん治療の目的でビタミンC療法を受けに
遠い恩納から通院してくれていた方です。

一般に進行の早いと言われる胆嚢癌す。抗ガン剤は望まず、
ビタミンCを中心とした保存療法を行なっていましたが、県立病院の
主治医も驚くほど腫瘍は増大せずに済んでいました。
しかし、徐々に黄疸が進み、ここ2ヵ月は入院されていました。
8月最初のブログでも、お見舞いに行ったときの様子を書きました。
痩せこけて、全身も真っ黒になっておられたのですが、目力(めぢから)
はしっかりしており、活き活きとお話される様子に、ひょっとすると11月
の長男さんところの初内孫の出産まで頑張れるんじゃないかと、
弱りながらも底から湧き上がるたくましさを感じさせてくれました。

周囲の人に大変気を遣う方でした。
お話が好きで、いつも笑っていました。
口数は少ないけど、絶えず支えているご主人。
そして、入れ替わり立ち代りで世話をする娘さん・息子さん。
ご本人のみならず、ご一家の皆さんでの病に対する姿は、とても
温かくてすばらしい家族の絆を見せてくれました。
また、病苦の中にありながら、出会う様々の人に、一人ひとり丁寧に接し、
その出会いに感謝して、その人のためにまた気を遣うご本人の姿。
飾り気のない本音の姿は、我々の心に響き、そして皆さんの心の中に刻まれます。
医者という立場ではありましたが、本当によい出会いを頂いたことに感謝です。

ご家族の話では、ほんとうにいい顔をして旅立たれたそうです。
周りにいた看護婦さん達も珍しがるほど、悲しみよりも『ありがとう』に
包まれた最期だったとのことです。
写真の顔を見上げながら、『やっぱり』と思いました。
これからもお空の上からきっと見守っててくれることでしょう。
合掌。

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懺悔(ざんげ)

2008-08-24 | 肥満
懺悔します。
常日頃、皆さんに甘いものには十分気をつけなさい。
と言っておきながら、近頃、甘いものを少々?食べ過ぎて
しまいました。
体重計に乗ったらびっくり。知らない間に2キロほど
増えていました。

私、元来は、かなりの甘党であります。
いままで、結構平気で食べずに済ませられていたのですが。
もう大丈夫かなと思っても、まだまだだめですね。
この舌に刷り込まれた甘み=心地よさの構図は。
今回、甘いものが少々許される『盆と正月』の『盆』に
あたり、さらに北京オリンピックと高校野球が重なりまして、
気が緩み、またそれが昔の甘味の快楽を呼び覚まし、
つい甘いものの連鎖に至ったのだと自己解析しております。

皆さん、申し訳ございません。
減量にがんばっている47士の皆さんにも示しがつきませんね。
また、正月まで、スイートサタデイに徹したいと思いまーす。
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ビタミンC点滴の皮膚への効果

2008-08-21 | ビタミン
今、わが身で実験中であります。
それは、高濃度ビタミンCの皮膚疾患への効果を見るためです。

実は、もう3ヶ月ぐらいになるでしょうか。
右足の第2、第3指の間の皮膚がびらんして、浸出液が出ます。
かゆみはないのですが、少々ひりひりします。
浸出液が固まって、カサブタみたいになって剥がれます。
当初は、水虫かと思いましたが、抗真菌剤の外用も効きません。
そのうちに治るだろうと高をくくっていましたが、一向に治る
気配がないので、今回の実験を始めた次第です。

玄米クリニックでは、多くの方がビタミンCの点滴療法をされて
います。その目的の多くは、ガンに対する治療目的です。
治療の副産物として、長年の皮膚疾患が、嘘のようにきれいに
なった方や肌が白くきれいになっていく現象を目の当たりにして、
いつか難治性の皮膚疾患にも高濃度ビタミンCを試してみたいと
考えておりました。

そこで、今回、私の足の病変に試しております。
毎日25gの点滴を月曜日から行っており、本日が4日目です。
印象としては、いい感じです。
どうもいつも湿っていた状況から、やや乾燥傾向になってきて
おります。
今後どのようになるかはわかりませんが、できれば10日間ほど
連続で続けてどうなるかを見てみたいと思います。
副産物として、お顔のお肌がツルツルになってしまうかもしれません。
また、レポートします。
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食の風

2008-08-20 | 
昨夜は、かりゆしアーバンリゾートホテルで開催されました
NPO法人『食の風』の設立記念パーティーに出かけて来ました。

食の風とは、農業のある生活を考えるプロジェクトです。

法人の基本理念をご紹介すると、
1.日本の穀物自給率を高め、循環型農業を進めよう
2.安心・安全な農・水産・加工業を実践し、そのノウハウを共有しょう。
3.消費者から愛用者へ、生産者と消費者のネットワークを造っていこう。
4.生産者の自立、産業化を支援しよう。
5.学校・病院を始めとした地域コミュニティーに、食育菜園を造っていこう。
6.郷土の食についての知識を高め、食文化、郷土料理を継承し、観光に
 寄与しよう。

今後のイベントとしては、
田植え・稲刈り・野菜の作付け・収穫・べランダ菜園・屋上菜園・コンテナ
ガーデン講習会・サトウキビ狩り・餅つき体験・黒糖作り・塩作り・酢造り
味噌作り体験・琉球王朝料理の再現・酒造所めぐりと利き酒コンテスト
食物酵素作り・ムーチー作り・アーサ・スク作り・蛍鑑賞会・もずく狩り
魚釣り・漁師料理を楽しむ会・マンゴー・パパイヤ・ゴーヤー・ドラゴン
フルーツ狩り・炭作り・伝統野菜勉強会・豆腐作り・沖縄そば作り
日本そば作り体験・やんばる離島キャンプ・ちきあげ・かまぼこ作り

どうです。
なんか楽しそうでしょう。
詳細はどうぞHPをご覧下さい。
http://www.shokunokaze.com/

昨夜は、100名ほどの参加者だったでしょうか。
生産者の方や、食にこだわった仕事をされている方々がたくさん
いらっしてました。
また、おいおいと食と関わる皆さんと連携していきたいと思います。

それにもまして、会場から見える東シナ海の夕日は圧巻でした。
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47士のその後の報告

2008-08-19 | 肥満
6月に私が非常勤で勤務している病院の職員さんの中でBMIが27
を超える方、メタボリックシンドロームの方、47名の減量作戦
を開始しました。

今回の減量作戦のポイントは、過剰な炭水化物を制限することと、
定期的に体重測定を続けてもらうことです。

まずは2ヶ月は続けてくださいよと説明しました。
今回は、2ヶ月経過しましたので、その結果を報告します。

これは強制的なものでもありません。
やらないからというペナルティーもありません。
ですから、夫々の受け止め方次第です。
その結果、47名中、22名の方が計測を続けてくれました。
計測を続けるということは、炭水化物の摂取制限も同時進行です。
その結果、以下のようになりました。

女性減量ベスト5
①-6Kg(2病棟)
②-5.6Kg(5病棟)
③-4.8Kg(5病棟)
④-4.8Kg(2病棟)
⑤-4.7Kg(2病棟)

男性減量ベスト5
①-5.7Kg(老健)
②-5.7Kg(5病棟)
③-3.9Kg(老健)
④-3.8Kg(老健)
⑤-3.5Kg(5病棟)

なんと、皆さんすばらしい結果を出してくれました。
本当に嬉しい結果をもらいました。
是非今後も続けてもらいと思います。
そして、今回続けられなかった方々を、もう一度振り返らせるために、
この結果を、47士全員に送りました。
これによって、測定者が増えることを期待しています。

もちろん減量は単なる目標で、目的は病気を予防することです。
沖縄県はご存知のとうり、ナンバー1の肥満県です。
さらに、20台~40台の働き盛りの死亡率もワーストクラスです。
そのためには、少しでも振り返ってくれる働き盛りを
増やしていければよいと思います。

さらに2~3ヵ月後にまた報告します。
そのとき、母数が47に近づいていると嬉しいですね。


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きょうはウークイ

2008-08-15 | 沖縄風景
今日は沖縄ではウークイとよばれる送り火の夜です。
家々で親戚一同が会して、厳かにご先祖様の供養を行います。
今晩は、沖縄全土で不法駐車がまかりとおる車ごちゃごちゃナイトです。

我が家も、一家総出で母の実家のウークイに参加しました。
さらに熊本から単身赴任で来ている脳外科の友人も、沖縄文化経験で
一緒に参加しました。

私は、沖縄6年目で、6回目のウークイですが、叔父の話では、
ここ10年ぐらいで儀式も簡素なものになってきたとのことです。
かってはもっと盛大なお祭りごとだったようです。
それでも、現代のウークイでも、私や友人のように内地から来たもの
にとっては、すごいエネルギーだと感じます。
小さいときから、このエネルギーを受けて育った子供達、決して
絶やすことなく、この伝統を受け継いでもらいたいと思います。

ちなみに沖縄のお盆は旧盆でやりますから、今回のように内地の
お盆と調度時期が同じというのは珍しいことです。
昨年は、8月の下旬でした。
でも内地と違って、旧盆でやると、いつも15夜月の光の下での
送り火で、なにか幻想的なものを感じます。
旧暦に従う行事が残る沖縄、いいでしょう。
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オリンピック選手

2008-08-13 | その他
四年に一度しかないオリンピックだからこそ、他のどんな大会より
もずっとずっと価値が違うのでしょうね。
全世界の人が注目する中での勝利を目指して、オリンピック選手は
神経をすり減らして、この大会に照準を合わせてきます。

そんな中での、野口みずきさんの欠場は、本当に残念です。
この四年間、北京を目指して調整してきたのに、よりにもよって
本番直前の肉ばなれ。
彼女には、残酷な現実です。
でも、これからの彼女がどうなるかが非常に興味があります。
願わくば、この雪辱を是非、ロンドンで晴らしてもらいたいと思います。
あと、四年。
先を見ると長い待ち時間ですが、毎日毎日を淡々と積み重ねて、遠い
ロンドンを辛抱強く待って待って、そして弾けてもらいたいですね。
四年後のブログで野口さんのことを書くことを楽しみにしています。
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うつ気味の今日この頃

2008-08-12 | 私のこと
今、私はややうつ気味です。
やる気が落ちています。
産業医の研修会への出席から、帰ってきてから、どうも
やや気力が抜けたようで、帰ったらやろうやろうと思っていた事を
こなせないままでいます。

年に幾度かは、こういう感じがあります。
そのうち自然に治っていくのですが、今回は実験をしてみました。
ビタミンCの点滴を行ってその直後の血中濃度を測っています。
ビタミンCは強力な抗酸化物質です。
ストレス状態では、身体の中の活性酸素が増加しています。
活性酸素が多いときには、ビタミンCの需要が高まっているわけです。
つまり、ビタミンC点滴直後のビタミンCの血中濃度をを見ることに
よって、身体でビタミンCを必要としているかどうか、
言い換えれば、活性酸素が増加しているかどうかを
予想することができるわけです。

前回、産業医の研修会参加前に測定した25gビタミンC
点滴直後の血中濃度が194mg/dlでした。
今回は、おそらく下がっているのではないかと思います。
つまり、活性酸素が増えているのではないかと。
結果が出るのは10日ほどかかりますが、うつとビタミンCとの関係は
深いようですので、今回のデータは楽しみです。

というわけで、ここのところ、どうもブログを書く手が進みません。
しばらく、ぶらぶらしていると思いますが、あしからずです。
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やなせたかしさんの詩

2008-08-11 | 生き方
アンパンマンのやなせたかしさんの詩

ぼくの生き方 やなせたかし

ひとは何のためにうまれたか
ひとはひとをよろこばせるために生まれた
なぜなら
この世はさびしくてつらい
人生はとても遠く過ぎる
今日の紅顔 明日は白骨
それならば
なるべく楽しく生きたい
ひとの最大の喜びは
ひとをよろこばせること
なぐさめあって生きていくこと
喧嘩なんかはとんでもない
それは人生の無駄遣い
と ぼくは思ったが
よろこばせるのが
むつかしい
美しく生まれたひとは
それだけでひとがよろこぶ
歌のうまい人は
歌えばよろこぶ

ぼくは
みかけもよくない うーん 残念!
才能もない
大芸術家にはなれない
政治家も無理
学者になるには勉強が不足
考えあぐねて
ぼくは絵本や童話や漫画をかいた
それでもひどく下手くそで
面白いですか
よろこんでくれますか
ただそれだけでかき続けた
日暮れてはるかに道は遠いが
好きな仕事をしているから
ぼくは毎日うれしかった
苦しむことがよろこびだった
たったひとりのひとでもいい
それから さんにん また よにん
すごしずつ よろこぶひとを ふやす
それがぼくの生き方で
巨匠や名人にはとてもなれない
なりたくもない
非凡なひとではないのだから
あんまり
大それた願いはぼくにはむかない
もしも
あなたがここまで読んで
ひどくがっかりしたとすれば
心の底から ぼくはあやまる
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病気のはじまりを探る

2008-08-07 | 
とても簡単なことですが、食事とは毎日毎日口から摂取するものです。
あまりにも身近過ぎて、当たり前過ぎて、忘れてしまいがちですが、
いい食べ物はよい身体をつくり、悪い物は悪い方向に導きます。

身体の具合が悪くなったときに、日ごろの食べ物のことを思いなおす方
はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
もちろん、働きすぎ、遊びすぎ、タバコの吸いすぎ、夜更かしもあります。
しかし、毎日毎日、一日に何度も、口に運ぶ食べ物は、まず最初に考えてほしい
容疑者です。

おそらく、多くの病気の始まりが、食の乱れから起こっていると思います。
乱れとは、栄養のアンバランスです。
不必要なものの摂りすぎと、必要なものの不足。
前者の代表が、甘いものやアルコールです。後者の代表が良質なタンパクや
ビタミン・ミネラルです。
現代は、えーと思われるかもしれませんが、こういった栄養のアンバランスに
よる栄養失調の方が多いのです。

この栄養のアンバランスが起こっているかどうかを見つける方法は、
血液検査です。
しかし、従来の血液検査は、病気が起こってからの異常値を見つける道具
として使われてきました。つまり、あまり予言をする道具としては見られて
きませんでした。ところが、病気を起こす前の栄養のアンバランスを評価
する道具としても、実は大変重宝なものなのです。
まだまだ、お医者さんでも、このような血液検査の評価ができる人は多くは
ありません。
それは、そのような教育をされていない今の医学教育に問題があります。
そして最低限の検査しかできない今の保険制度にも問題があります。

多くのお医者さんは検査といえば、保険で認められたものだけだと考えています。
しかし、保険ではまだ未承認ですが、有益な検査はあります。
それらを加えて、より詳しく検査すると、血液検査は身体の状況を知るため
の情報の宝庫だということに気づかされます。
もちろん万能では、ありませんが、大きな力をもっています。
少々お金はかかりますが、こういった検査での評価をお勧めします。
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