自律神経免疫療法

このブログでもたびたび登場する安保先生の
「福田-安保理論」とは、
自律神経のバランスがくずれることによって免疫が低下して発病。
自律神経のバランスを整えることで免疫を高めて病気を治す。
という理論です。
これによると、病気を予防したり治したりするには、
自律神経のバランスを整えればよいということです。

そこで自律神経免疫療法というのがあります。
これは体が嫌がる行為（例えば注射針やレーザーで皮膚を刺激）
を行うと"嫌なもの反射"が起こり、交感神経優位の状態から
副交感神経優位の状態に変わることを目的とした方法です。
ここでいう嫌なもの反射とは、
注射針の痛みやレーザーの刺激を体外に排出するために、
副交感神経が優位になる状態です。

安保先生が紹介している爪もみ療法や昔から行われている
乾布摩擦なども嫌なもの反射で副交感神経を優位にして治そう
とする治療法です。

現時点での治療としては注射針やレーザーによる刺激が
もっとも効果的だということです。それを実際に行っている
医療機関も数は少ないですが、あります。

その場合、月１回採血を行って顆粒球とリンパ球
の割合と数を見ながら治療効果を判定するそうで、
症状がよくなってくるにしたがって、顆粒球とリンパ球の割合と数が
正常範囲に近づいていくそうです。

紹介では、ガン、リウマチ、膠原病、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎、
高血圧、糖尿病、Ｃ型肝炎、胃潰瘍、耳鳴り、めまい、難聴、白内障、
偏頭痛、顔面神経マヒ、ひざ痛、腰痛、円形脱毛症、前立腺肥大症、
頻尿、不眠症、冷え症、痔、便秘、水虫など、
自律神経のバランスの乱れで起こるさまざまな病気がこの治療法の適応
だそうです。

面白そうな治療法なのでこれから注目していきたいと思います。