いろいろとありがとさん

楽しく嬉しくハッピーに感謝して暮らすために

コンビニやファーストフードを仲間に

2007-06-06 | 家森ワールド
家森先生は本当にすばらしい!

その御著書『大豆は世界を救う』の中に
非常にいい事が書いてありました。

コンビニやファーストフードがいい食を展開する仲間
になってくれたらどんなに社会貢献が大きいことだろう。

まさしくそのとおりです。
巨大食品産業です。私は、今まで敵対視していました。
『M~をぶっ潰せー』とはばからずに言っていました。
ところが彼らの力を逆にいいことに使えば
これ以上の強い見方はありません。

家森先生の言葉で、私の戦略が変わりました。
排除するのではなく彼らを仲間として引き込む計画を
企もうと思います。

さーてどうやっていくかな。
やはり沖縄は弁当から攻めよーかなー。
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塩には野菜、タンパク質

2007-06-05 | 家森ワールド
昨日は塩の害を話しました。

塩分を取りすぎると、それが処理できずに
血管の壁の細胞の中にナトリウムが溜まってきます。
その塩分の濃度を下げようと細胞の中に水分が集まってきて
細胞が膨らみます。
となると血管の壁が厚くなって、血液が流れにくくなる。
そのため血液を送り出す心臓が圧力を上げて隅々の血管まで
行き届かそうとしますから血圧が高くなります。
これが高血圧のメカニズムです。

高血圧が続くと血管が傷んで、脳卒中や心筋梗塞の発症率が
上がります。
また、原因はわかりませんが胃がんの発生率も高くなると
いわれています。

家森先生は
塩分摂取量を1日7gまで減らすと、脳卒中や胃がんの死亡率
がほぼゼロになるとおっしゃっています。

減塩もちろん大事ですが、塩分の害を減らす食べ合わせも
大切です。そのためにはカリウムを一緒にとることです。
ナトリウム(塩)とカリウムは拮抗する間柄なのです。
ですからナトリウムの害を抑えるにはカリウムが必要です。
カリウムの事を天然の降圧剤ということもあります。
さて、カリウムは野菜に多く含まれています。
ですから濃い味の方は、塩の害を減らすために
たくさんの野菜を取るように心がけて下さい。

また、タンパク質も塩を体外に排出する働きがあります。
タンパク質は体の中で利用された後に尿素という物質に
なり尿として排泄されます。
このとき、尿素が一緒にナトリウムを排泄させます。

これは家森先生の実験でも
食塩水だけではつぎつぎと脳卒中をおこすラットが、
食塩水+大豆タンパクで飼育すると脳卒中を起しにくくなり
寿命が倍に伸びたという結果が得られています。

濃い口の方は
さらにタンパク質の摂取にも配慮しましょう。
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塩と油

2007-06-04 | 家森ワールド
家森先生の健康調査では
長寿の地域は塩分の摂取が少ないようです。

保存食にするには塩が必要です。
ですから新鮮な食品が手に入らない地域では
保存食に頼らざるおえないわけで、となると
塩の摂取量がおのずと増えます。

東北は厳しい冬の間は、保存食に頼る必要があるので
塩分の摂取量が当然多くなります。
だから血圧が高い、脳卒中が多いという結果になります。

一方、いつも暖かい沖縄は新鮮な食品が取れますから
保存食のニーズはあまりたくないわけです。
ですから塩分の摂取量が低く、脳卒中が少ないのも頷けます。

塩の少ない暮らしが健康維持には必要のようです。

ところが油の多い食事をしていると
油が塩の感度を下げますから
知らないうちにたくさんの塩を摂取することになります。

フライドチキンを思い浮かべてみてください。
かなりの塩が使われているのですが
油で舌が麻痺して
あまり塩辛いを感じないのですよね。

だから油の多い食事をしていると
油の害だけではなく、さらに塩の害も加わって
たいへんな害になります。

あーこわい!!!
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大豆製品

2007-06-03 | 家森ワールド
今月オープンする診療所の名前は
玄米クリニックといいます。

だからといって玄米だけが看板ではありません。
大豆も大きな看板スターです。
大豆のことをどれくらい皆さんご存知でしょうか?
そしてどれくらい摂っていますか?
豆腐、納豆、味噌、油揚げ、豆乳、おから・・・・

家森先生が世界各地で行なった調査では
大豆をよく食べる地域は、血圧が低い、コレステロール値が低い、
肥満が少ない、心臓病やそれによる死亡が少ない長寿地域
という結果でした。
反面、大豆を食べない地域では、肥満、高血圧、高脂血症、
糖尿病が多く、比較的短命の地域という結果でした。

日本食は大豆と切っても切れない間柄です。
でも近頃の食生活の変化とともに大豆はどうなっているんでしょう。
家森先生が行なったある大学の女子学生250人を調査した結果
殆ど大豆は食べていないという結果が出ました。
特に女性には大豆に含まれるイソフラボンが魅力のはずなのですが。
皆さん、まだ知らないのですね。

イソフラボンは以前も取り上げました。
女性の味方です。もう一度おさらいすると
その効果は
①血圧を低下させる
②悪玉コレステロールを減らす
③更年期障害の症状を抑える
④骨粗鬆症の発生を遅らせる
⑤乳癌の予防、前立腺癌の予防、殆どの癌の死亡率を低下させる

これらの効果を十分認識して、大豆製品を食べましょう。
お薦めの1日量は
豆腐ならば1/3丁(100g)
納豆ならば1パック(50g)
豆乳ならば200cc

玄米クリニックは
発芽玄米と大豆製品、野菜を基本にした食生活を
協調していきたいと思います。
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家森幸男先生

2007-03-23 | 家森ワールド
親の因果が子に報い~♪

私たちはともすれば、自分の身体のすべてを遺伝子によって
支配されているようなイメージを抱きがちです。

これは京都大学名誉教授の家森幸男(やもりゆきお)先生の言葉です。

私が初めてこの言葉を聞いたときの正直なつぶやきは
『え?そうじゃないの』でした。
患者さんにも、血は変えられないよ。
いくらがんばっても遺伝子で貴方の将来は決められているんだよ。
と説明していた医者だったからです。

今の先端医療は、病気の克服は遺伝子をどうにかすることだと
各方面でその解明にやっきになっています。
どの英文雑誌を見ても、~の原因遺伝子を発見などの記事が
賑やかに語られています。

だから家森幸男先生の言葉には驚きました。

家森先生は100%脳卒中を起こす遺伝子をもった実験用ねずみを
開発しました。これは脳卒中の研究を進めるためには
画期的な大発明、大貢献でした。
ところが日本で100%脳卒中を起こすねずみを自信を持って
米国に送ったところ、4割のねずみは脳卒中が起こらない。
『どうなっているんだ』と米国からクレームが来たわけです。
『え、そんなはずはない』と調べてみたところ、
日本と米国ではねずみのえさが違っていました。
米国は蛋白質の豊富なえさだったのです。

それで家森先生は、この脳卒中ねずみに色々な食事を与えて
その寿命を比べてみました。
すると、
従来のえさでは平均寿命が90日程度でしたが、
大豆蛋白を加えるとなんと寿命が倍の170日へ伸び
大豆以外にカルシウムを加えると4倍の350日へ伸び
さらにマグネシウムを加えると5倍の420日へ伸びたのです。

このデータは、
いくら遺伝子が脳卒中を起こしやすくても
食生活を変えれば
脳卒中にならずに済むという事実を伝えてくれたのです。

それから家森先生の世界中の食生活と病気の関係を調べる
旅が始まったのです。

私は、この話から、今までの自分の固定観念を改め
食事を大事にする医者になろう
食のことを説いて回る医者になろうと動かされました。


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知るを楽しむ(家森幸男さん)

2007-02-18 | 家森ワールド
皆さん
どうぞ時間の都合が付けば、以下の番組をご覧下さい。

NHK総合で再放送ですが、
知るを楽しむ この人この世界
2月20日(火)~23日(金)
午前10時05分~10時30分で
ー家森幸男 長寿の謎を解く-

非常に優しいお顔で、優しい言葉で見るものを包み込むような口調で
お話をしてくれます。

家森幸男(やもりゆきお)さんは京都大学名誉教授で
研修医時代に多くの死をみとり、その無念さから
病気は治療より予防が大切という思いを持たれた。

そして遺伝的に100%脳卒中になる「脳卒中ラット」を自ら開発、
そのラットの食生活改善で発症を防ぎ、寿命をのばせる事を証明した。
ならば人の場合、長寿の因子とは何か?家森さんは世界の長寿地域に
赴き、その因子を科学的に解明しようと思い立ち、
世界26カ国1万5千人の血液と尿を調べて、
健康や病気と栄養・食事の関係を解明されました。

膨大なデータを基に、なるほどと納得できるお話です。
寿命や病気は栄養・食事次第と考える
私にとっては、一番嬉しい番組です。

食事と健康、長寿の話です。
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