いろいろとありがとさん

楽しく嬉しくハッピーに感謝して暮らすために

8月みそか

2007-08-31 | みそか
今年も8度目のみそかを数えるようになりました。

今月はクリニック開院2ヶ月を迎え、3ヶ月目に入りました。
患者ナンバーも本日でやっと100番を超えました。
本来ならばクス球を割って差し上げたいところですが
ここは医療機関なので淡々とお迎えいたしました。
ちなみに100番目は7歳の男の子でした。

8月は、またいろんな方との出会いをいただきました。

その中で、病いの原因は自分から生み出したストレスが
いかに絡んでいるかをつくづくと感じさせられております。
いい人ほど重い病を招く。
いい人をやっていくことは思いの外、ストレスを生みます。
ガンの方は結構そういう方が多いですね。

感謝を忘れない素敵な方もいらっしゃいます。
こんな境遇でも感謝感謝。とても頭が下がります。
こうゆう方は、きっとよくなっていくでしょう。

いろんな出会いはすべてクリニックの栄養になっています。
蓄えた栄養をまたこられる方に分けていこうと思います。
9月には医療者の勉強会をスタートします。
ますます面白いことになってきています。

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ビタミンB群

2007-08-30 | 
ビタミンB群は非常に大切なのです。

8種類のビタミンB群とは
ビタミンB1,B2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6
ビオチン、葉酸、ビタミンB12です。
これらはすべて補酵素として
脂質・蛋白質・糖質の代謝に関わっています。

ですからビタミンB群が不足すると、これらの栄養素の
代謝が狂ってきます。

症状では、ビタミンB群が欠乏してくると、仕事や勉強に集中できない、
昼間に居眠りをする、疲れやすい、肩がこる、口内炎ができやすい
といった症状が現われます。

原因がないのに〃何となく疲れる〃という人は結構いますよね。
こうゆう人はビタミンB群が欠乏しています。

実は私も疲れたなーと思ったときはビタミンB群を多めに
サプリメントで摂ります。
すると疲れが早く癒される感じがします。

また、群としているのは彼らが共同して働くからです。
だから補給する場合も単独ではなく、群であげる必要があります。
群という言葉はコンプレックスとも呼ばれています。
その場合はビタミンBコンプレックスです。

血液データでもビタミンB群の不足の度合いを推定することができます。
それがALT(GPT)です。ALTができるためにはビタミンB6が補酵素として
必要です。そのためALTが低い値の場合は、ビタミンB6不足を疑います。
皆さんも健診や人間ドッグのデータを見直してみてください。
GPTが一桁の人はかなりビタミンB6が不足していることが疑われます。

ビタミンB6欠乏は悪夢をよくみると言われます。
実はうちにも悪夢をよくみるおばあちゃんと夜泣きする娘がいます。
いま、サプリメントでビタミンB6群をあげてどうなるか見ています。
またレポートします。

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寝起きの悪さ

2007-08-29 | 生活
皆さんから様々なコメントをいただいております。

激励・感想・アドバイスと本当にありがとうございます。
近頃は、返事をご無礼させていただいておりますが
コメントを頂くと嬉しいものです。
これからもよろしくお願いいたします。

さて本日は我が家の子供達の寝起きについてです。

悪いのです。
なかなかぱっと起きれませんね。
精神論だけでは解決できないようです。
以前にもお話したように我が家の子供たちは鉄欠乏症です。
だから朝の寝起きの悪さの原因のひとつがこのミネラル不足
が絡んでいると思います。

そこで鉄のサプリメントを飲む様に薦めていますが
子供はなかなか喜んで飲みませんね。
サッカー大好きの長男は、サッカーうまくなりたいために
飲んでいます。(親がなるぞーとあおっていますが)
次男(以前登場した純平)は親に気を使って飲んでいます。
そのせいか、この二人の寝起きの悪さは比較的軽いのですが
娘二人は中々鉄を飲みません。だからか寝起きは特に悪いです。

実は明日から学校が始まります。
今日は子供たちと明日から5時半起床を取り決めました。
あわせて、今回は鉄の内服を頑張らせるつもりです。

鉄の補給によって、この寝起きがどうなるのかを
検証してみますね。

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頭尾食

2007-08-28 | 
頭尾食という言葉をご存知でしょうか?

頭から尻尾まで頂くということです。
今年は秋刀魚が豊漁のようで毎日のように食卓に並びます。
旬の食材としてタンパク源として重宝しております。

従来、我が家は頭と内臓を取り除いて食べていました。
それが今夜は頭尾食にチャレンジ。
苦味のある内臓も歯ごたえがあり何度もかまなければ
飲み込めない頭も予想以上に美味しくいただけました。

母親が内臓や頭を食べれない人だったので
小さい頃から秋刀魚は身だけしか食べていなかったのですが
今日は子供たちと一緒にいい伝統を作くろうと
一緒に挑戦しましたが、今夜は私だけの成功でした。
これから回を重ねて成功するように子供たちを
応援していきます。

頭から尻尾まで余すところなくいただく頭尾食を
大切にしていく伝統を我が家に根付かせようと思います。
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復活

2007-08-27 | 私のこと
昨日の熱病の顛末について

昨夜はぐっすり眠れました。
今朝は、やや筋肉のこわばりはありましたが
昨日のような全身の節々の痛みはほとんど
消えていました。

インフルエンザを懸念して、本日の診療はお休みしました。
午後からはさらに体調がよくなったので、インフルエンザの
チェックに出掛けました。

結果は、インフルエンザ陰性。
もちろん、まだ抗体が充分上がっていないかもしれませんが
あれだけの強い症状の翌日ですからその可能性は低いと思います。

今回はインフルエンザ以外のなんらかのウイルス感染が考えられます。
症状は上気道炎の症状(いわゆる風邪症状)はなく、熱発と全身の
節々の痛み、頭痛。期間はほぼ1日で終了。

問題は、感染力がどうかということです。
インフルエンザの恐さはこの感染力の強さにあります。
家族がこの後続かなければ大丈夫でしょう。
それがはっきりするまでは、
しばらくは、患者さんとの接触は用心の上に要注意とします。

このブログを書いているのは22時過ぎですが
何事もなかったようにほとんど元の状態に復しております。
ご心配をおかけしましたが、早々復活いたしました。
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おそらくインフルエンザ

2007-08-26 | 私のこと
25日の夕方からやや節々の軽いこわばりと寒気が
じんわりと始まりました。
風邪だと診断してエキスの葛根湯を1包お湯に溶いて飲みました。

夜になって全身の節々の痛みが強くなり、
身体がかなり熱くなってきました。
汗をだすために、麻黄湯を1包飲みました。
その後、発汗がありました。
節々の痛みと身体のだるさ
そして発熱と発汗・解熱を繰り返す状況が続き
ほとんど床の中で過ごしました。

状況からはインフルエンザウイルスによる感染症だと考えました。
どこでもらったのかを考えたのですが
今のところ可能性の高いものはまだわからないままです。
家族の中にはまだいません。

熱は自然治癒力を賦活させるものなので、解熱剤など使いません。
自然に任せています。漢方薬を適時使用するだけです。

今日は力がありませんので
また明日続きをレポートします。

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ペプシノーゲン検査

2007-08-25 | その他
保険診療には認められていない検査にペプシノーゲン検査
というのがあります。

人間ドックなどで勧められた方もいるかもしれませんが、
胃ガンの起こしやすい方を調べる血液検査です。

ペプシノーゲンとは胃液中に分泌される蛋白分解酵素ペプシンの前駆体です。
これらの分泌の具合を調べて、胃の萎縮度を測定します。
つまり萎縮が進むとペプシノーゲンを分泌する胃の細胞が少なくなります。
どうしてこれが胃ガンの検査になるかというと、
今までの調査で胃の萎縮が進む程分化型腺癌(胃ガン)が発生しやすい
ことがわかっているためです。
つまり、血液検査のみで胃の萎縮の進行している人、
すなわち胃癌発生の危険のある人を絞り込めるわけです。
そのため、幾つかの自治体ではすでに胃癌検診に血清ペプシノーゲン法を
取り入れています。その結果間接X線法に匹敵する胃癌発見率があり、
さらに早期胃癌の割合が高かったと報告されています。

玄米クリニックは自由診療なので患者さんに説明して
この検査を取り入れています。
実は、保険診療の世界にいるときにはあまり目にしなかった
検査なので、当初は解釈に戸惑いましたが、今では
胃ガンの発見だけではなく、胃の消化能力を
評価するよい指標としても活用しています。

つまり、このペプシノーゲンの出が悪いということは、
胃での消化があまり期待できないということです。
そうゆう方に、蛋白質を摂りなさいと説明して
もそれは酷な話です。そうゆう時には蛋白質より分解しやすい
アミノ酸から与える必要があるわけです。
でないと不消化の蛋白質が腸に入り、待ってましたとばかりに
悪玉菌のえさになり、臭いガス発生の原因になります。

萎縮が進む原因としてはピロリ菌の感染がありますが、
ピロリ菌がいないにもかかわらず萎縮が進んでいる場合は
これはどうもストレスの関与が大きいことが推測されます。

いや、開業してから知り合いになった検査ですが
いろんなことを教えてくれる情報の多い検査ですよ。
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断食

2007-08-24 | 
以前から断食に関する本を読んでおります。

あえて断食という緊急事態をつくり、本来の生命力を賦活する。
難治の疾患が癒されるケースはよく報告されています。

飽食の日本では
口から食物が入らないことは考えられない事態です。
しかし地球のどこかでは餓死という言葉が生きています。
なかなか断食を実行する勇気が振るいたたないのは、
絶食→栄養失調→死という構図が我々の中にあるのでしょうか。

じつは3月に一度、一日断食をやっています。
そのことはこのブログでも体験記として紹介しました。
そのとき、とくに難しくなかった。
次は3日間断食をするぞと宣言していました。
あれから5ヶ月経過しています。
実験好きの私、やはり断食の効果を検証したいと思います。

近いうちにやります。
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糖尿病続き

2007-08-23 | 
わが国では糖尿病患者さんは200万人強です。
これに、未治療の方を含めると700万人以上になります。
さらに、糖尿病が疑われる人を含めると、
1600万人以上になるそうです。
つまり、8名に一人が糖尿病がらみということになります。

もちろんこの数は、ここ数十年で一気に拡大しました。
その原因は、日本人が“飽食”という環境因子の影響を受けて
糖尿病の頻度が激増したと考えられています。
つまり、本来の日本人の膵臓のインスリン分泌能力を超える
飽食が続き、膵臓が疲弊して糖尿病を発症しているのでしょう。
となると、この膵臓の疲弊を回復させるためにも
インスリンの分泌をもっとも必要とする炭水化物の摂取を
控えることは理にかなっているようです。

糖尿病の皆さん
その点を主治医の先生と充分話し合って
一度炭水化物制限食を試されたらいかがでしょうか?

詳しいことは下記をご参照下さい
「主食を抜けば糖尿病はよくなる」
江部康二著 東洋経済
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糖尿病の食事

2007-08-22 | 
今、私の中でホットな情報は、糖尿病食です。

糖尿病といえば、我慢を強いる
制限の多い食事療法が大きな壁となっています。
ところが
従来の食事療法と異なった方法を実践して
糖尿病治療で大きな効果を挙げている病院があります。

でも学会を動かすようなニュースには取り上げて
もらえていないので、おそらく多くの方はご存じないかもしれません。

そこは、京都にある高雄病院です。
理事長は、漢方の世界で有名な江部康二先生。
先生自らが糖尿病患者でもあります。

従来の糖尿病食は炭水化物55~60%、脂質20~25%、蛋白15~20%。
そこで高雄病院では、インスリンを上げてしまう炭水化物(糖質)を
ぐーっと制限する食事を試みてみたそうです。
具体的には
①ご飯やパンなどの主食やいも類など、糖質の多い食品は
 ほとんどとらない。
②肉や魚、油ものなど、脂肪分や蛋白質の多い食品は好きな
 だけとっていい。
制限の多い糖尿病の患者さんに「好きなだけとっていい」は
とても魅力的な食事療法です。
アルコールについても、日本酒やビール、ワインなどの醸造酒は
糖質が多いので飲めませんが、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒には
ほとんど糖質が含まれていないので飲んでも差し支えありません。
これも従来の禁を破る患者さんにとってはうれしい話です。

結果としては
朝夕は主食抜きとして
炭水化物35%前後、脂質40%前後、蛋白質25%前後
の割り合いで
実践した100名全ての方が劇的に改善したとのことです。
つまり血糖のコントロールはもちろんのこと、
その結果として薬物の中止やインスリンの大幅減量が
可能となったとのことです。

理屈は糖尿病治療の基本は血糖値を上げないこと。
となると問題となるインスリンが出る必要もなく
食後高血糖によってもたらされる血管合併症が
防げるということです。

玄米については
白米に比べて、玄米は血糖上昇率が少ないため
糖尿病にも効果的と思われていましたが
高雄病院の調べでは、玄米でさえも食後血糖は
200~400と高値に上るとのことです。
食物繊維をたくさん含む玄米の血糖上昇抑制の
効果は大きいと予想していましたが、実際は玄米でも
食後血糖の上昇は防げないことが分かりました。

とにかく糖尿病では炭水化物を制限することを
これからは考えてみます。

うちでも患者さんに説明して
ご理解いただければ薦めてみたい糖尿病食です。
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