いろいろとありがとさん

楽しく嬉しくハッピーに感謝して暮らすために

9月みそか

2008-09-30 | みそか
今月も最終日を迎えました。
明日からは10月です。
北海道では冠雪とのことで、北ではいよいよ秋も深まり冬支度の季節に
なりますね。
9月は、中旬に京都、下旬には大阪と二度近畿を訪れましたが
ちいさい秋を感じることができました。
ここ南国沖縄では、まだまだ日中は暑く、秋まだ来ぬ夏の終わりです。
南北に長い日本列島の、地域によって面白い表情の違いの出る季節ですね。
実り・収穫の秋を迎え、市場も賑やかになります。
みんなでわいわい言いながら、なべをつつくのも楽しみですね。

巷では、いやな事件や穏やかでないニュースが多い昨今ですが
嬉しいこと楽しいことを考えながら
良い悪いばかりではなく、時には好き嫌いでわがままやって
笑ってやり過ごしていきましょうや。
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血液データを予防に活かす

2008-09-29 | ビタミン
11月15日のEM国際会議での発表抄録ができましたので
ブログで先にお見せします。

血液データを予防に活かす

玄米クリニック  森田悦雄

本来血液データは、客観性の高い有能なメッセンジャーです。
しかし、その能力は充分活かされていないのではないかと感じています。
それは、血液データを読み取る目に問題があります。

今、医療の中で、一番使われている目は、病気はないかどうかを見つける
『病気探しの目』です。実はここに問題があります。
もうすこし具体的に説明しますと、『病気探しの目』は、病気があれば
黒に、病気がなければ白に判定する目です。この目は基準値というメガネ
を介して判断しています。データがその基準値の間にある場合は‘白’
と判定され、基準値からはずれた場合は‘黒’と判定されます。
‘黒’となれば、病気の可能性が高いので、さらに精密検査へと医療が
進んでいきます。一方‘白’と判断されると、病気はないと判断されます。
現在の多くの医療現場では、ほとんどがこの『病気探しの目』によって
動いています。なぜならば、医療システムが、病気になってから始まる
保険診療が主流だからです。
しかし、本当に、この目だけで大丈夫なのでしょうか?安心なのでしょうか?
できれば、病気になる前に見つけてほしいですよね。それを担うのが、
予防医療の目である『予防の目』なのです。

さて、この『予防の目』は、白黒で判定するのではなく、未病の状態
であるグレーがないかを探る目です。
多くの病気は、「生活習慣」、「食事や栄養」、「心の問題」の三つ
の状態が複雑に絡み合った結果だと考えられます。これらの状態が
引き起こす「ストレス過多」や「栄養不良」を血液データから読み取り、
病気への進行を防ぐのが『予防の目』です。

本当の予防医療推進のためにも、貴重な血液データをしっかりとした
『予防の目』で評価できる医療者を増やし、また一般の方々にも
この目を啓発していく必要があると考えています。
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カヌチャ・リゾートの夜

2008-09-25 | 沖縄風景
昨夜、沖縄北部のカヌチャ・リゾートで高濃度ビタミンC療法
の話しを行なってきました。

健康増進のためにファスティング(断食)合宿を行なっている方々対象です。
ビタミンCとは何ぞやという話から紐解き、メインの高濃度
ビタミンC療法の話まで、延々2時間という長い話をさせて
いただきましたが、皆さん空腹を堪えているにもかかわらず、非常に熱心
に聞いていただいて、こちらがむしろ愉しい時間をいただきました。

様々な疾患に可能性を秘めた高濃度ビタミンC療法ですが、
残念ながら、まだまだ認知度が低くく、その恩恵にあずかれる人が
少ないのが現状です。
特にがん患者の皆さんには、ガンやその治療によって低下させられた
QOL(生活の質)を改善する高濃度ビタミンC療法のことを
是非とも知っていただきたいと思います。
今回のお話を聞いていただいた方の中にはガンの患者さんはいらっしゃい
ませんでしたが、願わくば、周囲の人々に口伝に伝わって行ってくれるだろうと
期待しております。
やるやらないは別として、是非治療の情報の一つとして、この高濃度
ビタミンC療法の話を聞いてもらいたいと思います。
そのために、どんな地域にでも出かけて行ってお話をさせていただきたい
と考えておりますので、どうぞお気軽に私までご連絡ください。
メイルアドレスは、etsuomorita@goo.jpです。

ところで、初めてのカヌチャ・リゾートでしたが、いい感じのところでした。
既に日没後で、全景を見ることはできませんでしたが、いままでの版で押した
ようなリゾートホテルとは、まったく異なる開放的な雰囲気を強く感じました。
那覇からも非常に遠く、交通の便の悪いところにありながら、一番の人気を
博する理由がなんとなくうなづけた気がしました。
次回は、昼間に家族とゆっくり尋ねてみようと思います。
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三尺バナナ

2008-09-22 | 
昨日は『食の風』の第一回定例会が開催されました。
前半は農業塾を主催している大城善信さんの「島バナナって、すごい」
というレクチャーでした。

沖縄で栽培されている島バナナというのは、幹の高さが3mに及ぶ
長幹種で、小型のバナナです。風味がいいので、観光客にも人気が
ありますが、台風に弱く、すぐに倒れます。また虫に食われやすく、
幹が高いので収穫作業が困難だということです。
私の島バナナの感想は、味はよいのですが、すぐに傷みやすく、
食べる期間が短くて、タイミングが難しい果物でした。
そこで、大城さんは、三尺バナナという中国南部産の背丈が低く、
収穫しやすく、台風や虫にも強く、肥料として生ごみをいつでも
活用できて、塩分にも強い品種を有機・無農薬で育て始め、現在
100本ほどのバナナを栽培しているとのことです。
会場に、収穫したバナナを持参され、我々にその味見もさせて
くれました。
今までの島バナナが黒くなったら食べごろだったのに対して、
この三尺バナナは青いうちでも実が柔らかくなったら食べごろだ
そうで、味見のものも皮が青いやつでしたが、これがちょうどよい
甘みでおいしかった。
もちろん日ごろ食べるフィリッピンバナナより野性味を感じさせる
味でした。
大城さんは、これを今後の新しい島バナナとして定着・展開させて、
沖縄の農業の発展に一役買いたいと意気込んでいました。

後半は、調理実習になりました。
田崎聡会長の指導のもとに、男の料理が始まりました。
総勢30名ばかりの大人数で、4つのグループに分かれて、ハンダマと
サツマイモをいれた「タンダマごはん」。ハンダマの紫がお米を染めて
綺麗でした。味もよし。そして、小ぶりの冬瓜を半分縦割り、実をくり貫いて
スープ皿にするという味な演出を加えてた秋刀魚のつみれを入れた冬瓜
スープ。これも味もよし。姿もよし。3つ目は、はじめての味である若鶏の
「三杯鶏」胡瓜和え。これは詳細は省きますが、これもおいしかった。
いづれも無農薬・有機の野菜。そもそもベースの天然の味が違いました。

実は、私くし、本日は小学校の家庭科以来の台所仕事。
日ごろ、食だ栄養だと言っておきながら、台所仕事は妻と母に任せきりと
片手落ちで、反省させられました。
これを機会に料理に目覚めようと思いますが、下手に手を出すと、邪魔な
ようなので、まずはお手伝い程度からでもしてみますか。・・・・・
『食の風』これからも色々とイベントを行っていくそうです。
次回は畑実習かな?
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ファーストフード

2008-09-20 | 
肥満防止のためにファストフード店の新規出店を1年間禁止する条例案が
ロサンゼルス市議会で可決され、論議を呼んでいるようです。
また同じような措置を求める動きは他都市にも波及しつつあり、レストラン
業界団体は「ファストフード店だけが肥満の原因ではない」と、条例化を
阻止する構えだといことですが。

これは、ファーストフードを考える良いチャンスだと思います。
特に日本人はファーストフードの功罪については鈍感のようですからね。

高見山や曙、武蔵丸の影響かもしれませんが、
なんとなくハワイの現地の人のイメージは、肥満体ですよね。
ところが、戦前のハワイには、デブはいなかったそうです。
それが、アメリカがファーストフードを持ち込んでから肥満の島になって
しまったそうです。
沖縄も同じです。
かって長寿の邦が、ファーストフードがいち早く流れ込んだ末に、
いまや日本一肥満の多い県になってしまいました。

「マクドナルドを一日三食一ヶ月間食べ続けると、人間どうなる? 」
という実験の様子が記録された映画『スーパーサイズ・ミー』を
ご覧になった方もいらっしゃると思います。(2004年)
最終的には、30日間で12kgの体重増加、10%の体脂肪増加を認め、内臓の
機能が低下して、遂には3人の医師から続行不能を言い渡されてしまいました。
注目すべきは、わが身をもって体験した監督スーパーロック氏の表情の
変化です。経過につれて、精神状態の悪化が見て取れます。
これがマクドナルドによる食品添加物による中毒症状の結果であるとすれば、
映画の中で言われているように、遊具施設やおもちゃで子供を釣ろうとする
マクドナルドの戦略は、あまりにも恐ろしすぎます。

さて、このロサンゼルスの条例の今後を見守っていきたい思います。

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若い男性の女性化?

2008-09-19 | その他
今日の午前中は、企業検診のお手伝いに行ってきました。
毎年、様々な方々を診させていただく検診は、
予防医療を学ぶ私にとって非常に勉強になります。

しかしながら、昨年まではもっぱら住民検診が多かったので、
受診者は比較的高齢の方を診てきました。
今回は企業検診のためお若い方をたくさん診させていただきました。

そして、少ない人数ではありますが、あることに気づきました。
それは、女性に多いはずの冷えを、男性が訴えることが意外に多いのです。
男性の脈は一般に太いのですが、そういった男性の脈は、女性のように
細い脈でした。
名前から判断すると内地からの方が多かったので
そのせいかもしれませんが(本来寒がりで暖かさを求めて
沖縄にやってきた?)、巷で言われている近頃の男性の女性化は
見た目だけではなく、中身までにもいたっているのかもと思いました。
これからも、折あらば企業検診のお手伝いに行きますので、
男性の女性化に注目して検証してみましょう。
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広報です

2008-09-18 | 玄米クリニック
本日は講演会の広報です。
以下の日時・所において『血液データを予防に活かす』というテーマで
発表いたします。
興味があるかたは覗いてみてください。

EM医学会議2008
2008年11月15日(土)13:00~
場所:北中城村 あやかりの杜 2階多目的ホール
入場無料

発表時間は20分なので、概論だけですが、日ごろ皆さんが受けている
検診や医療機関での血液検査データを、病気があるなしだけではなく、
栄養指標として判断して、これから病気になりやすいかどうかという
予防に活かそうではありませんかという内容です。
できるだけ、皆さんが判りやすい内容にしようと、スライド製作中です。
どうぞお楽しみに。
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京都

2008-09-16 | 心の潤滑油
連休を利用して京都に行ってきました。

ある勉強会への参加がメインイベントでしたが、朝5:30から
1時間かけて鴨川、京都御所を散策。6:30からは、ある先生の
お宅で、30分の座禅を行い、その後、その先生ご自慢のオーディオルーム
でクラッシックのレコード鑑賞を行いました。
最後には、一緒に参加された歌手の坂本スミ子さんの往年の名曲の
レコードをみんなで聴き、照れるご本人へブラボーの大拍手。
今年73歳とは、見えないこぼれんばかりの笑顔を我々に振りまいて
くれました。
本来の勉強もさることながら、本当にすがすがしいよい時間をもらいました。

京都。いいですね。
町並み。木々たち。囲む山々。
1泊2日のあわただしい行程でしたが、心和む旅でした。
是非、今度は紅葉の時期、雪の時期に訪れたいと思います。
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秋刀魚の腹

2008-09-13 | 
皆さん、食べていますか?
今は秋刀魚がおいしい、嬉しい季節ですね。

沖縄では、内地から空輸で送られてきますが、一尾120円ぐらいだと
女房殿が言っておりました。でも内地で買うより、きれいで新鮮だそうです。
おそらく遠方(沖縄)に送るため、水揚げ後の処理が、当初から
よいのでしょうね。

秋刀魚といえば、腹(内臓)を食べる人食べない人に分かれます。
実は、腹には、すばらしい栄養素が含まれています。
ためしに猫に秋刀魚をあげてみてください。真っ先に食べるのは腹です。
これは動物の世界では、常識のようですね。
ライオンも捕らえた獲物は、腹からまず食べます。
人間だけが、腹を捨ててもったいないことをしているようです。

是非、秋刀魚の腹は食べれるといいですね。
少々苦いけど、けっしてまずくはありません。
最初はいらぬ想像が、食べることを邪魔するようですが、思い切ってゴー。
まず親が食べないと、子供は絶対食べないので、親御さんは
率先して秋刀魚の腹は食べて見せてあげるとよいですね。
物心付く前のお子さんの場合は、慣れるのにそんなに時間はかからないでしょう。

我が家でも頭と背骨を残して、あとは身も腹も綺麗においしくいただくことを
秋刀魚を食べるときの作法にしょうと子供たちにトレーニング中です。
しかし、既に物心が付いていますので、少々時間がかかっておりますが。

実は、私の母親は腹を嫌っていたので、私も以前は食べておりませんでした。
その後、腹の重要性を聞かされてからは、努めて食べるようにしました。
猫やライオンのように本能で食べるわけではなく、理屈で食べはじめた
のですが、抵抗があったのは、当初だけで、今では苦もなく食べれるよう
になっております。

秋刀魚は、このブログでもおなじみのオメガ3系不飽和脂肪酸である
EPA、DHAの宝庫です。さらに、腹には、EPA、DHAに加えて牛肉の12倍
ものビタミンAや血合いの身には、ビタミンB12が他の魚の3倍以上
含まれているといわれています。
実に、おいしくて、栄養価が高い、有難い、この時期ピカ一の海の幸ですね。
どんどん召し上がって下さい。

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酵素

2008-09-12 | 
『酵素』と聞くと何を連想されますか?
またその重要度について、何かご存知ですか?

おそらく多くの方が酵素という言葉は知っていると思いますが、
おそらく大切なものとは感じていても、それがどうなのか、あるいは
それを日々の生活の中でどう生かせばよいのかということになると
詳しい方は少ないかもしれませんね。

我々の身体(きのうのテーマでは體)の中では、絶えず化学反応
が起こっております。それが我々の生命活動を動かせる原動力なのです。
ところがこの化学反応には、本日のテーマの酵素が必要なのです。
酵素がなければ、この化学反応は起こりません。
つまり、我々は、酵素がなければ生きていけないということです。

酵素には、お馴染みの消化管で食物を分解する消化酵素と、消化以外の
すべての生命活動に関与する代謝酵素があります。
酵素は、タンパク質でできています。だからタンパク質が充分供給され
ないと、酵素が不足して生命活動がままならないのです。
また、タンパク質であるということは、熱やpHで変性します。
つまり、生の食物は酵素をたくさんもっていますが、それを加熱処理する
とすべての酵素は失われてしまうということです。
実は酵素を作り出すために、莫大なエネルギーが消費されます。
そこで外から酵素を取り入れることができれば、身体はその分、エネルギー
を温存したり、他の必要な部分に回したりすることができるため、
生体にとっては嬉しいことなのです。

酵素の話題になると、よく引き合いに出される実験があります。
『ポッテンジャーの猫』という実験です。
1930年代、フランシス・ポッテンジャー博士は、900匹の猫を使って、
3世代約10年にも及ぶ実験をしました。
猫を二つのグループに分け、一つには生の肉を与え、片方には加熱調理
した猫を与え続けました。
その結果、生の肉のグループの猫は三世代に渡って健康状態が続き
ましたが、加熱調理された肉のグループでは、心臓病や甲状腺異常、
関節炎、不妊、アレルギーなど疾患や流産・死産の数も増え、さらに
精神的に安定しない猫も出てきたそうです。

もちろん、だから生肉を食べなさいという話ではありませんが、
体内の酵素をいい状態に保つことが健康につながるということは、
間違いないようです。そのためには、フェレッシュなものをそのままの
形で食べて、外部から酵素を供給することの意義も充分ありそうです。
この点は、日々の食生活の中で、忘れてはいけないことですね。

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