いろいろとありがとさん

楽しく嬉しくハッピーに感謝して暮らすために

3月みそか

2008-03-31 | みそか
3月も最終日となりました。
季節は春です。沖縄では海開きですが、まだまだ冷えるときが
ありますので、今は海には誘われないですね。

今月も色々なことがありました。
悲しい別れもありましたが、嬉しい出会いもありました。

でも、あいも変わらず自分にできることは、自分が納得して、
皆さんにお勧めできる医療を、いろんなものを使って磨きながら
ゆっくりとじっくりとやっていくことだと思います。
良いものが年々少なくなっている我々の環境を見渡すと、
あれもいけない、これもいけないと言いたくなるのですが、
あまり言い過ぎると「健康おたく」扱いされるかもしれませんね。
しかし、毎日毎日繰り返される「食べる」という行為は、
一番身体に影響する行為だと考えています。
インドの古い言葉に「You are what you eat.(人間は食べて
いるもので出来上がっている)」という言葉があります。
つまり、良いものは良い身体をつくりますが、悪いものは悪い身体に
導きます。
このもののあふれた時代に、何が良いものか?何が悪いものかを
見極める力をご一緒に培っていこうじゃありませんか。

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歯科衛生士

2008-03-30 | その他
本日は、沖縄県の歯科衛生士会の総会で、例の炭水化物制限
による減量の話をさせていただきました。

県の歯科衛生士さんの会員は200名とのことで、本日は100
名ほどの皆さんの参加がありました。
皆さん、つたない私の話を一生懸命聞いてくださったので
とても気持ちよく講演をさせてもらいました。
肥満大国沖縄の汚名返上のためにも、是非減量作戦の中で
試してもらいたい方法なので、今後もこうやって普及活動
を行ないたいと思います。

講演の前に、歯科衛生士さんの発表を聞いていたのですが、
ある病院で栄養チームの一員として患者さんの栄養状態の
評価に参加されている歯科衛生士さんの話では、炎症反応
がなかなか収まらない患者さんの口腔ケアや炎症の原因に
なっていると思われる抜歯をしたところ炎症が治まった
ケースの発表があり、非常に参考になりました。
我々医者にとって、口腔内、特に歯はブラックボックスです。
一番見逃されているところかもしれません。
歯という目線の異なるところからの評価、これは非常に
大切な事だと思います。
歯科の先生や歯科衛生士の皆さんと日ごろから連携できる
医療環境があれば、さらによりよい医療ができるなーと、
将来のよりよい医療環境の構想のイメージをさらに膨らま
せてくれました。

玄米クリニックでは、いつの日か歯科衛生士さんを雇って、
口腔内チェックができればなーと考えております。
既存の形のとらわれない、より役に立つ医療の姿をこれからも
どんどん追究していきたいと思います。
いいアイディアがあれば、是非お声かけください。


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すばらしい学校給食

2008-03-28 | 
真弓定夫著「自然流食育のすすめ」の中ですばらしい
人を見つめました。

武蔵野市の境南小学校の話です。
ここにはすばらしい栄養士さんがいらっしゃいます。
昭和47年から頑張っている海老原洋子さんです。

どこがどうすごいかというと、
海老原さんは、子供たちに良いものを食べさせたいとの
信念から、数々の困難を乗り越え、以下のことを実践さ
れています。
①給食素材は産地がはっきりしており、生産者がはっきり
 しており、生産者と消費者との間に交流がある産直
 三原則を守っている。
②調理の際には、機械器具を一切使わずに、大変な手間を
 かけて、調理師さんともどもにすべて手作り。
この給食目当てで、越境入学させる父兄もいらっしゃる
とのことです。
いやーうらやましいですね。境南小学校。
でも、やればできるんだと勇気をもらった気がしました。
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飽食の3秒間

2008-03-27 | 
人類が誕生してから、現在までを12時間の時計で例えると、
11時59分57秒までは、飢餓と背中合わせの時間を過ご
してきました。
その後のわずか3秒が飽食の時代だといわれています。

飽食がもたらしたものは、幸でしょうか。
たしかに美味しいものをたくさん食べれることは満足感を与え
ますが、それ以上のものがあったのでしょうか?

この時計が物語っているのは、我々の身体は永年飢餓には耐えうる
能力を培ってきたということです。つまり飢餓には強いのしょう。
一方、ここ3秒間のお付き合いしかない飽食には、まだ経験が浅く
身体が追いついていないのが現状ではないでしょうか。
近世、権力者は庶民よりいち早く飽食の習慣を身につけてしまい
ました。だから、糖尿病などは贅沢病、金持ち病といわれるような
特殊な病気であったのですが、現代のよの中では、日本人の多くが
飽食と運動不足にどっぷり浸っており、糖尿病は今や日常茶飯の病気に
なってしまいました。
結局、先人の教えが生かされず、またみんなその道を辿ってしまったわけです。
糖尿病に限らず、多くの生活習慣病が、この飽食と運動不足の産物です。

何でも中庸が大事なようです。食べすぎ飽食は災くようです。
戒めましょう。食べすぎ飲みすぎ。動かないこと。
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純平のささやかな初体験

2008-03-26 | 私のこと
今日は、天気のよい気持ちいい沖縄の空でした。

そんな日に、もったいないと思いますが、
うちの4番目の末っ子、小学3年生の純平は、朝から一緒に
玄米クリニックにきて、それから、9時過ぎのバスに乗って
図書館に行きました。
彼は、図書館が好きで、朝から晩まで居ても楽しいそうです。
お腹が空けば、発芽玄米おにぎりの弁当を独りで食べます。
いつもは、送迎をしていたのですが、
今日は、初めてバスに乗って出掛けていきました。
この時期の子供は、独りでできたことが大きな自信になります。

私もそうでした。皆さんもそうでしたでしょう。
でも、バスなんて独りで乗れたのは、私の場合いつごろだった
でしょうか?時代も関係しますが、確か中学になってからでは
なかったかなと思います。
小学校1年からバス通学をするお子さんもいますよね。
きっと早くからたくましくなるでしょうね。

子供の自立は嬉しいものです。
これからも、いろんなことに挑戦していってもらいたいですね。
今日は親バカな話しをさせていただきました。
お付き合いありがとうございました。
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米飯給食

2008-03-25 | 
私のところは小学生3人、中学生1人の子供がいます。

子供に聞くと、学校給食は、週に3回がご飯で、パンと
麺類(スパゲティ)が夫々週に1回づつ出てくるそうです。
皆さんが子供のころはどうでしたか?
私が子供のころは、小学校は給食でしたが、毎日パンでした。
毎日パンだと、どうもおかずはパン食に合うものばかりで
あまり魚とか出なかったような気がしますね。
全体的に洋風だったような記憶があります。
それが珍しくて、給食は楽しい思い出があります。
ところが、よくよく考えてみると、これもおかしな話です。
我々、主食がお米の民族が、どうして給食はパンだったのか?
作りやすい?日持ちがする?理由だけでしょうか?
実は、これには大きなアメリカの政策があったという話を
聞いて驚いてしまいました。

第2次大戦中ヨーロッパが戦場であったため、アメリカから
莫大な小麦がヨーロッパに輸出されていました。
戦争が終わって、ヨーロッパ諸国が、自力で小麦生産を始める
と、作りすぎた小麦の処理に米国が困ってしまいました。
そこで、敗戦国日本をその小麦の処理先として、政策的に日本
にパン食を根ざさせるとために学校給食にパンを奨励したのです。
表向きは、ひもじさから日本の子供たちを救うアメリカの物資
という美談になっていたのですが、実はこういった米国の思惑に
うまく乗せられた?ということです。

もちろん、この話の真偽は判りません。
それは考えすぎだと思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、もし一時的な援助のつもりであるならば、日本の復興に伴って
米飯給食に早期に移行されていてもよかった話ですが、戦後数十年間も
ずっとパン給食オンリーだったのが腑に落ちませんね。
ここ10年でやっと、米飯給食が主流になりつつあります。
子供たちにお米をもっと食べてもらいましょう。
できれば学校給食でも発芽玄米がでるともっと嬉しいのですがね。
ま、地道に話して行きましょう。
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53歳で3度目の東大生

2008-03-24 | その他
外科医平岩正樹氏をご存知でしょうか?

1953年生まれ。広島出身で、東大工学部を卒業し一旦は会社勤め。
その後東大医学部に入学。外科医となりました。
まだ、ガンの告知がタブーだった頃から、いち早くガンの
告知を推進し、日本の乏しい術後のガン治療のレベルを上げる
べく奮闘する先生です。『ガン難民』という言葉も氏の造語
です。
多くの著書を著しています。
「医者の私がガンに罹ったら」
「ガンで死ぬのはもったいない」
「チャートでわかる がん治療マニュアル」
「ドクター平岩正樹の 抗癌剤治療がよくわかる本」
「医者に聞けない抗癌剤の話」
「がん 医者ができること 患者しかできないこと」
「「がん」という病気がよくわかる本」
などなど

その平岩先生が、2007年東大を受験して三度目の東大生に
なりました。どうしてこの年になってと思われるでしょう。
先生は、10年、非常に進行したガンの患者さんの治療に
専念してきた。自分の仕事を、患者さんの限られた寿命を
数ヶ月ずつ丁寧に伸ばしていく事だったと語っている。
その先生が、時間が限られている多くの患者さん方に
接して、感じた事が、
「やりたいことはすぐに行動に移すべきだ。神様はあなたに、
1ヶ月の命も、1年間の命も保証してくれてはいない。」
「人生は短く、やりたいことすべてをする時間さえもない。
まして、いやなことなど、やっている暇はない」
それで、歴史を勉強したいと、東大文Ⅰにセンター試験から
受けなおして2度の挑戦で合格した。

平岩先生の医療を応援していた私としては、その第一線から
先生が抜けていくのは残念ですが、先生の生き様は非常に
興味ぶかく、人生の歩み方を考えさせてくれました。
興味がある方は、先生の新著を開いてみてください。
「こうして私は53歳で、また東大生になった」(海竜社)
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白砂糖の恐怖

2008-03-22 | 
皆さん、白砂糖の代表「角砂糖」を何個ぐらい食べた
経験がありますか?

おそらく遠い子供の頃の思い出。
私の場合はせいぜい5個ぐらいではなかったでしょうか。
それ以上は頭がおかしくなるような気分になりそうですよね。
ところが、板チョコレートであればどれくらい食べれますか?
私の予想では2枚ぐらいは何とかなるのではないかと思います。

で、この板チョコレート1枚に含まれる白砂糖の量を角砂糖で
換算すると、6個分に相当するらしいです。
ちなみにチューインガム10枚も角砂糖6個分です。
ポカリなどのスポーツドリンクでも、500mlで5個分入っています。
コカコーラなんて、500mlで8個分も入っています。
おそるべき量が、知らないうちに入っています。
姿や形を変え、冷やしたり、炭酸を混ぜたり、香料を加えたりして
砂糖の甘ったるさを消しているんです。
確かに、放置しておいて、気が抜けて、ぬるくなったコカコーラは
甘すぎてオエーですよね。

小児科の真弓定夫先生は「白砂糖の3大特徴」を以下のように説明
しています。
①潜在性
 白砂糖を食べていてもすぐに身体に変化が起きずゆっくりと
 知らない間に身体を蝕んでいくので病気の進行に気づかない
②増量性
 今日は角砂糖1個で甘いと感じても1週間後は角砂糖2個でないと
 甘く感じないようになり、どんどん甘みの濃いものが欲しくなる
③習慣性
 白砂糖を使った食品を食べると、次から次に甘い物が欲しくなり
 止められなくなる

恐るべき白砂糖は、悪魔のような手を使って、忍び寄り、我々を
虜にしてしまいます。近づけないようにくわばらくわばら。
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箸置き

2008-03-21 | 
皆さんのご家庭では「箸置き」をお使いですか?
料理屋さんに行くと箸置きが出てきますね。

日頃使い慣れていないものですから、食事が始まるまでは記憶がある
ものの、食事が始まると、存在を忘れていました。
本当に箸置きというものの使い方を知らなかったのです。
ある本を読むと、どうも食事の途中でこそ、必要なものだという
ことでした。
箸をもったら、そのまま最後までずっと持ち続け、ご馳走様というまでは、
箸を置かない食習慣であった自分を反省させられました。
箸置きを別名「箸休め」というぐらい、食事の途中では、箸を置いて
ゆっくりとする時間を取る必要があるのです。
箸を置いて何をするかというと、「会話」という方もあるでしょう。
しかし、本来は、咀嚼に時間をかけるということだそうです。
今こそ、やわらかい食材があふれていますが、この日本文化を育んだ
ルーツの頃から、つい現代まで、実は、固い食材を咀嚼するには時間
がかかったのです。
従って、その間、箸置き、箸休めという考えが生まれたというわけです。

以前から早食いの私です。
それを是正する手段として、
これからは、箸置きを食卓において、食事中幾度かは箸休めをする
習慣をつけようと思います。
もちろん咀嚼を促す、固い食材も意識しましょう。
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病を生んで育てる土壌

2008-03-19 | 医療
ガンの患者学研究所代表の川竹さんが、ガンに至るプロセスを
4層のピラミッドに喩えてこう話しています。

最上部の第4層には、今表に出ている『ガン』があります。
その下の第3層には、「いそがしさ」で代表される生活習慣があります。
さらにその下の第2層には、食と栄養があります。
そして最下層でこのピラミッドの土台になる部分には、『心』があります。
人の目に見えるのは、最上層の部分だけです。
だから、『ガン』を直接的に、何とかしょうとする手術や薬物、放射線で
その姿を消そうとする事に現代医療は躍起になっています。
つまり、『ガン』を育てた土台の第1層から~第3層のことには目も向けられず
手当てもされないで、結局また再発を起こす土壌をそのままにしている
ということです。
ガンから離脱された方の多くが、この目に見えない第1~第3層になんとか
気づいて、ガンを育てる土壌を消していった人ではないかと。

私は、『ガン』に関わらず、すべての病が、目に見えない土壌の上に
育った実だと思います。ですから、目に見えるところばかりをなんと
か消そうとする医療では、根本的な解決は得られないのだろうと思い
ます。

①仕事一筋・夜更かし・運動不足・タバコ・酒の飲み過ぎ・食べ過ぎ
 といった生活習慣の問題。
②食品の偏り・炭水化物過剰・お菓子・塩分の取りすぎ・野菜不足・
 添加物・加工品・農薬といった食と栄養の問題。
③考え方の偏り・こだわり・人間関係・仕事量といった心の問題。

病を治療したり、もちろん予防したりする場合には、
この目に見えないこの3つの部分を良く考えていただきたいですね。
玄米クリニックでは、目に見えない土壌の部分を見直していただきたい
と話しています。


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