いろいろとありがとさん

楽しく嬉しくハッピーに感謝して暮らすために

チーズはどこへ消えた

2007-08-17 | 生き方
ちょっと古い話ですが、
「チーズはどこへ消えた」という絵本を読まれたことが
ありますか?

登場人物は、二匹のネズミと二人の小人です。
彼らは迷路の中に住んでおり、迷路の中を歩きまわって
チーズを見つけて暮らしていました。
そんなある日、すばらしく美味しい巨大なチーズを発見。
おそらく一生かかっても食べきれないサイズのチーズ。

やがて小人たちはチーズのそばに住み着いてしまいました。
一方、ネズミの方は相変わらず毎朝やって来て、
チーズやあたりを注意深く警戒して、
いつでも逃げ出せる備えをしながら食べていました。

そして、ある日のこと、チーズは忽然となくなった。
ネズミも小人も驚いてあたりを探し回りましたが
チーズはどこにも見つかりませんでした。

この後が、この話の核心です。
さて、どうなったか?

二匹のネズミの方は、チーズが無くなったことを悟ると、
新たなチーズを求めて迷路の中をさまよい始めました。
そして以前のように小さなチーズを見つけて食べていました。
その結果、前にも増して美味しいチーズを見つけました。

一方、小人はネズミのように諦められなかった。
無くなったチーズの場所を離れることができずに、
なぜ?、どうして?、誰が悪い?という話に始終していました。
そして、またここにあのチーズが現れるかもしれないとか、
新しい迷路は危険だと言って動こうとしませんでした。
しかし、あては外れて、彼らはどんどん痩せて行きました。

ついにたまりかねた一人の小人は、見切りをつけて、新たな迷路
の旅に出た。彼は一人という不安と戦いながらも迷路を歩み、
ついには、新しいチーズを発見するのです。
ところがひとり残った小人の方は、
いつまでもその場所を動こうとしませんでした。

これで、話は終わりです。
皆さん、この話で何を感じられましたか?

うつの患者さんは何でこの病気に至ったか、
どうしたらこの病気から抜け出すことができるかを理解することが
難しいので、たとえ話として、この話を、聞かせることにしています。

うつの患者さんがうつから脱する方法は、
この話のように従来の自分の考えを改めて、変わること、変えること
が必要なのです。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする