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糖尿病の食事

2007-08-22 | 
今、私の中でホットな情報は、糖尿病食です。

糖尿病といえば、我慢を強いる
制限の多い食事療法が大きな壁となっています。
ところが
従来の食事療法と異なった方法を実践して
糖尿病治療で大きな効果を挙げている病院があります。

でも学会を動かすようなニュースには取り上げて
もらえていないので、おそらく多くの方はご存じないかもしれません。

そこは、京都にある高雄病院です。
理事長は、漢方の世界で有名な江部康二先生。
先生自らが糖尿病患者でもあります。

従来の糖尿病食は炭水化物55~60%、脂質20~25%、蛋白15~20%。
そこで高雄病院では、インスリンを上げてしまう炭水化物(糖質)を
ぐーっと制限する食事を試みてみたそうです。
具体的には
①ご飯やパンなどの主食やいも類など、糖質の多い食品は
 ほとんどとらない。
②肉や魚、油ものなど、脂肪分や蛋白質の多い食品は好きな
 だけとっていい。
制限の多い糖尿病の患者さんに「好きなだけとっていい」は
とても魅力的な食事療法です。
アルコールについても、日本酒やビール、ワインなどの醸造酒は
糖質が多いので飲めませんが、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒には
ほとんど糖質が含まれていないので飲んでも差し支えありません。
これも従来の禁を破る患者さんにとってはうれしい話です。

結果としては
朝夕は主食抜きとして
炭水化物35%前後、脂質40%前後、蛋白質25%前後
の割り合いで
実践した100名全ての方が劇的に改善したとのことです。
つまり血糖のコントロールはもちろんのこと、
その結果として薬物の中止やインスリンの大幅減量が
可能となったとのことです。

理屈は糖尿病治療の基本は血糖値を上げないこと。
となると問題となるインスリンが出る必要もなく
食後高血糖によってもたらされる血管合併症が
防げるということです。

玄米については
白米に比べて、玄米は血糖上昇率が少ないため
糖尿病にも効果的と思われていましたが
高雄病院の調べでは、玄米でさえも食後血糖は
200~400と高値に上るとのことです。
食物繊維をたくさん含む玄米の血糖上昇抑制の
効果は大きいと予想していましたが、実際は玄米でも
食後血糖の上昇は防げないことが分かりました。

とにかく糖尿病では炭水化物を制限することを
これからは考えてみます。

うちでも患者さんに説明して
ご理解いただければ薦めてみたい糖尿病食です。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-08-25 10:24:35
ネットで主食抜きの本のことを知り、
早速購入して読みました。
インシュリン注射をしている糖尿病の主人に
主食ぬきを実践してもらって約2週間になりました。
それまでは、食後2時間の血糖値がいつも200を超え、
ひどいときは300近くあったのに、
主食を抜いてからは、1度も200を超えないのです。
ほぼ、正常値。高くても150少しです。
これまで、カロリーに気をつかい、
かなりストレスでしたが、
主食を抜くだけで!と
本当にびっくりです。
糖尿病が完治するのではないか?
期待大です

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