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心の病いのベース

2007-08-15 | ストレス
町沢静夫著『こころを癒す心理学』では
「心の病い」を引き起こす要因は3つあるそうです。

それは
①自己否定的傾向
何かちょとした失敗をすると、「自分が悪いからだ」
「自分に能力がないからだ」、「自分に取り柄がないからだ」
というように、すべて自分のせいにしてしまう傾向。

②対人過敏
何をするにも人の目や評価が気になって、のびのびとできない
のはもちろんのこと、いつもびくびくしている傾向。
これは日本人にきわめて多い傾向で、日本人は一般的に
「恥をかいけていけない」「他人の目に変に映ってはいけない」
という気持ちが非常に強いので、職場や学校でのびのびと
振舞うことができない人が多いのです。

③完璧癖
どんなことにも規則をつくってそれを守り、そして、どんな
細かいことでも完全にやり通そうとし、完全であることを
誇りにする傾向。こちらも日本人に多い傾向。国外の心理学者
には、これを日本人の基本的な性格特性と言っている人もいます。

日本の文化は世界に比類のないすばらしい文化をもっています。
しかしそのすばらしさ生み出したのは、けっして伸び伸びとした
ものではなく、勤勉を奨励し恥を戒める
こだわりををもった日本人の資質であったのかもしません。

しかし、これらの傾向は、ストレスを受けた場合、心の病いを
起こしやすくなります。
おそらく皆さんの中にもあるこれらの傾向を吟味して、是正に関心を
持つことは、ストレスに抗する精神をもつトレーニングの始まり
となることでしょう。


コメント (1)
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