良薬口に苦しのセンブリの花・・・、こんな花だったとはついぞ知らなかった。
近江の雑木林を歩いて見つけた・・・アケボノソウかと思ったけれど。
撮影2011.10.26
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
リンドウ科センブリ属の二年草。薬草として利用され、生薬名は当薬(とうやく)という。 九州から北海道までの日当たりの良い山野の草地に自生する。
草丈は普通5 - 30cm。茎の太さは1 - 2mmで断面は四角く、根元から数本に分かれて生える。1 - 3cmほどの細長い線形の葉が対生する。発芽した芽がそのまま越冬し、翌年の9 - 11月頃に多数の花を咲かせる。花は5弁で、白く縦に紫色の線がある。
薬には開花期の全草を用いる。乾燥させ、煎じてまたは粉末にして飲む。薬効は、胃腸虚弱、下痢、腹痛、脱毛など。日本薬局方に収載されている苦味チンキの材料のひとつである。