いつもの山裾散歩道、道路に見慣れぬ木の実??があちこちに落ちていた。
あちこちに落ちてるって事はと、上を見てみると・・・背の高い木の高枝にこの妙な赤い蕋のような物を一杯つけたボール状の実を見事にぶら下げている。
この道なら結構よく歩いて居るのに、この期に花が咲いているのを確認したことがない。
いくら検索しても旨くヒットしないので花友に聞くと、いとも簡単にカジ(梶)の実だと教えて呉れた。
この赤いミミズの出来損ないの様な物は痩果(ソウカ)と呼ばれる種の一種だとか・・・
痩果(ソウカ)が全て落ちてしまってカラタチの実のように黄色い球だけになったものも見られる。
撮影2014.11.2
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クワ科コウゾ属:落葉高木
古くから和紙の原料として栽培され、山野に野生化、高さ4~10mになる。樹皮は灰褐色で黄褐色の皮目がある。
本年枝にはビロード状の毛が密生する。葉は互生し(しばしば対生し)、長さ10~20cmの左右ふぞろいの卵形で、切れ込みのないものから3~5裂するものまである。
表面は短毛が散生し、裏面はビロード状の軟毛が密生、葉柄は2~7cmで、ビロード状の毛がある。
雌雄別株。雄花序も雌花序も新枝の葉腋に1個ずつつ、雄花序は長さ3~9cmの円筒形。
雌花序は直径約1cmの球形、雌花の花被は袋状、花柱は1個で、長さ7~8mmで、外にのびて目立つ。
果実は集合果で直径2~3cmの球形で橙赤色に熟す。
液質化した花被片の先端にそう果がある。花期は5~6月。
カジノキの原産地はメコン川流域で、とくに流域面積が大きいラオスやタイなどの農村地帯では広く自生している。