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『努力したぶんだけ魔法のように成果が出る英語勉強法 』(清涼院流水著)

2019-04-01 08:28:31 | TOEIC



作家で英語が苦手だった清涼院先生が、英語の勉強を始め、TOEICの勉強にのめりこんで、TOEIC挑戦の「英語部」を立ち上げて、HUMMER先生やヒロ前田氏といったそうそうたる TOEIC指導者 と交流して、という話は、前著の「社会人英語部の衝撃」に書かれました。その本の書評は今度、じっくり書きます。この本は、TOEICに特定せずに、英語勉強法を説いた本で、著者が実践して成果をあげた「魔法のメソッド」、英語の勉強に時間をかけても成果が出なかった「迷宮メソッド」としてノウハウをまとめあげています。

TOEICの勉強を極め、英語部というコミュニティーを立ち上げて、そこでも指導してきた著者ならではの、説得力のある勉強法が展開されています。著者は、TOEIC満点をとるまで挑戦6年、その前に3年間も英語の勉強しました。また、現在もTOEIC受験と英語の勉強を続けています。そのノウハウが詰まっています。

この清涼院先生のTOEIC・英語シリーズを続けて、3冊読みました。もともとは、好きな作家の先生の本でしかもTOEIC本なので、読んでみるか、とあまり期待せずに読み始めました。しかし、本を読み進めるとともに、先生が英語の勉強になみなみならない情熱を注いでこられたことがわかりました。

英語の勉強は人それぞれ。ある人にとって「迷宮メソッド」であっても他の人にとっては「魔法のメソッド」であることも、その逆のこともあるとも思います。それでも、著者御本人と社会人英語部での経験を踏まえた著者の「魔法のメソッド」は説得力があり、勉強方法の参考にする価値はあると思います。

この本では、「第1章 魔法のスピーキング」から「第5章 魔法のライテティング」まで、スピーキング、リスニング、英単語&英文法、リーディング、ライティングについて、「魔法のメソッド」が「迷宮メソッド」と対比しながら、紹介されています。

その中でも、私も共感でき、私の勉強の中でも実践している、すなわち私の魔法のメソッドでもあるものを、5つ、紹介いたします。

>聴き取れない音に出会ったあら、必ずテキストを確認する。(リスニング)

>聴き取ったつもりの音を精査して、弱点を見つけ出す。(リスニング)

>以前体得した知識がさびつかないように、定期的にメンテナンスする。(英単語&英文法)

>単語に触れる回数や復習回数を増やす仕組みをつくる。( 英単語&英文法)

>きちんと理解した英文を何度も読むことで、加速し続ける。(リーディング)


上記は、TOIEC L&Rの得点アップに結びつくものをピックアップしましたが、スピーキングやライティングの魔法のメソッドも、とても参考になります。モチベーションを上げるのに最適な本です。TOEICに挑戦している方、英語の勉強をシている方におすすめしたい本です。


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