エスペラントな日々

エスペラントを学び始めて27年目である。この言葉をめぐる日常些事、学習や読書、海外旅行や国際交流等々について記す。

エスペラントの変化・発展(3)

2018-12-26 | エスペラントあれこれ


 このシリーズはエスペラントの文法書 PMEG(Plena Manlibro de Esperanta Gramatiko)から拾い出している。私が研究したことではもちろんありません。

・前置詞 Je の用法・・・特定の意味を持たない前置詞で、他に適切な表現が見当たらないときに使う。当初はかなり多用された。現在では時間や分量を示す用法にほぼ限定されるようになっている。もちろん現在でもいろんな場合に使ってよいわけだが、他に可能な表現があれば出来るだけ je の使用を避けたほうがよい。

・前置詞 Cxe の用法・・・ザメンホフは建物や住所を示す場合、街路に cxe を使ったが、今では en が使われることが多い。
   Li ofte venadis en la butikon cxe la strato Ptasia. > en la strato Ptasia.

・前置詞 Ekster の用法・・・ザメンホフは krom の意味で ekster を使ったことがあるが、現在ではほとんど使われない。krom には2つの用法があるが、ザメンホフはそのどちらの意味にも使った。
   Ekster la nomo sen ia fondo kaj ekster lauxdaj reklamoj gxi nenion en si enhavas.:〜以外の何もない(〜だけある)。
   Ekster la respondo letera, ni poste donos al vi ankaŭ pli vastan respondon en nia gazeto.:〜に加えて

・前置詞 post の用法・・・ザメンホフは場所にも多用したが、現在では malantaux を使うことが多い。
   Sxi auxdis post si brueton. > malantaux si
 ただし、連続する中での位置を示す場合には今でも普通に使われている。
   La maljuna Preben iris tuj post la cxerko.

   
写真は権兵衛峠にて(1999)
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