
日本語では「道」「路」くらいで済むが、エスペラントには「道」を表す単語がいくつかあるので気になっていた。そこで少し調べてみた。以下、「エスペラント日本語辞典」による。
まず、一番一般的な vojo である。
vojo:1.道・道路、2.(一般的に)通路・通り道・交通手段・輸送路、3.道筋・経路、4.(経路上の)通行・進行・途中・工程・道のり、5.(比喩的に)進路・道・手段・方法、(専門分野にて)路(詳細省略)
かなり広い意味がある。だいたいの道はこの語とその派生語・合成語だけで表せそうである。他に、linio:(交通機関の)路線・航路も使えることがある。
aleo:(公園などの)並木道、(市街の)並木道
avenuo:(建物などの門前の)並木道、(都会の)大通り、アベニュー
bulvardo:(都会の並木のあるにぎやかな)大通り
strato:1.(原則として両側に家並みをもつ)道路・街路・往来、2.(町名としての)町・街・通り・街区、3.(転)路頭・道端・俗世間
sxoseo:(車両のための舗装された)街道・道路、2.(歩道に対して)車道
以上の5つは同じような意味を持つし、定義が細かすぎる。strato 以外は使わなくてすみそうだ。
bermo:(城さいの)がけ道、川沿いの小道
korso:(とくに地中海地方の)遊歩道
pado:(野や林の)小道
この3つも他の単語で表せそうである。vojeto, promenvojo...
とくに bermo のような単語は全く不要ではないかと思う。
trotuaro:(車道に沿った)歩道
これはよく使われているし vojo では表しにくい。
だいたいこんなところだが、他に pasejo:通路というのもあるが、これは pasi の派生語なのでよしとする。
JEIの機関誌「エスペラント」に阪先生の「上位概念」「下位概念」についての記事があるが、あまり細かく分類した「下位概念」の単語はエスペラントを難しくすると思う。
写真はカンボジアにて