8月2日
7月31日にホテルのランドリーサービスを頼んだ。昨夕に出来上がっているはずなのでフロントで聞くと、7時以降に来てくれと言う。芸術の夕べから帰って聞いたら「明日の朝」という返事。今朝聞いたら今夜だという。今夜はもうここにはいない。JEI(日本エスペラント協会)旅行団のガイドさんを通訳に交渉したがラチがあかない。今夜もう一晩泊まる人に頼んでおこうかとも思ったが、妻が怒って、出来ていなくてもいいから洗濯屋から取り戻してこいと頑張る。そのうちに「部屋に届けます」という。その5分後、ちゃんと仕上がった衣類が届いた。なんやねん!
チェックアウトをして、スーツケースはホテルに預けて開会式へ。後藤斉さんが人名辞典発行で受賞、UEA(世界エスペラント協会)会員50年で藤本達夫さんなど3人の日本人が表彰を受けた。
最後の「ラ・エスペーロ」全員合唱ではコーラスのメンバーが舞台に上がった。私も Bishop さんに引っ張り上げてもらったが、2、3番は歌詞を見ないと歌えない。歌うふりをしていた。
終了後は大会会場の本屋さんに行って5冊ほど購入。午後はアメリカ人と一緒に少し早めにタクシーで空港へ。空港でお土産を買って残ったペソを使い切った。免税店ではドルで表示してあるが、ペソの場合は1ドル=8ペソだという。アルゼンチン国内で、1ドルを12.3ペソに替えることが出来たから、免税店では1.5ドル分の買い物が出来る計算である。この差はどこから来るのか?
ネットで調べたことをまとめると、今のアルゼンチンはインフレが進んでいる。ペソの値打ちがどんどん下がるから、人々は安心できるドルを持ちたい。たぶん、銀行に出来ていた人の列はドルへの両替のためである。しかし、政府はドルへの交換を厳しく制限している。従って闇でドルを買うマーケットが出来る。ドルを供給するのは外国からの観光客である。公的レートなら8ペソのところを12.3ペソでドルを手に入れても、闇の両替マーケットが成り立っているのである。安い買い物が出来たのはアルゼンチンの人たちを犠牲にした結果なのだった。
このあと現地の旅行社にアレンジしてもらって1週間ほどのペルー旅行だが、エスペラントにはほとんど無関係なのでこのブログでは触れない。次回からは写真のみでペルーを紹介する。
4月にリマのエスペランチスト3人にメールを出した。返事が来ないので、旅行社に任せた計画を立てた。6月末になって「いつ来るのか?」というメールが来たので、すぐに予定を知らせた。リマでは丸1日自由な日があったのだが、エスペランチストからの連絡はなかった。その後、8月になってから「誰かペルーのエスペランチストに会ったか?」という間の抜けたメールが来た。
写真は芸術の夕べの一コマ。