3月11日
ベトナム最後の一日。朝8時頃にホテルを出て、数年前に公開された世界遺産・タンロン遺跡を見学。11~19世紀のベトナム王朝の城があったところである。門以外にめぼしい建物は残っていなくて、発掘作業が進められている。いくつかの建物内で出土品などが展示されている。軍に使用されていた時期もあって、緊急時の地下司令室も公開されている。ホアンジエウ18番遺跡という、広い発掘現場も公開されている。ここを出て北正門へ行ったら閉まっていた。昼休みらしい。
タクシーでいったんホテルに戻る。ハノイではいろんな会社のタクシーが走っている。MAI LINH という緑色のタクシーはベトナム中にあって、比較的安全だというので、我々は出来るだけ緑色を探して利用していた。しかし、この時はすぐに緑色が見つからなくて、別のタクシーをつかまえてしまった。もちろん緑色以外のすべてのタクシーが悪質だというわけではないが、この時は来たときの2倍ほどの料金を請求された。メーターはちゃんと付いているのだが、細工がしてあるらしい。
午後はホテルの近くにある「革命博物館」へ。ディエンビエンフーの特集コーナーがある。
夕食は近くの「ビア・ホイ」へ行ってみた。席に座るといきなりビールを持ってきた。一杯だけもらって、鍋料理を注文。豚三枚肉とタロイモ(これが美味しかった)、野菜がたっぷり。ビール一杯が約40円なのに、おつまみのピーナツの小さな袋が50円、サービスかと思ったおしぼりが40円。
ホテルをチェックアウト。フロントで8泊分を請求された。Mai Lan の家での1泊とディエンビエンフーでの2泊があるから、このホテルでは5泊である。「荷物が部屋に置いてあった」「こっちで頼んだわけではない、ホテル側がそうしてくれと言った」英語ではうまく通じない。そこに Ngoc Lan さんがやってきた。事情をすぐに飲み込んで交渉するとホテル側もすぐに納得した。どうやら、こっちがいいなりに払えば儲けものと、わかっていて吹っかけたらしい。
Lan さんの息子さんの車で空港へ。空港のチェックインで、今度は荷物の重量オーバー、50ドルを請求された。ドルの持ち合わせが不足していて、30ドル+50万ドン(約2,500円)を払った。
空港免税店で値段をチェックしてみた。ナイトマーケットで7万ドン(約350円)で買ったランチョンマットが8ドル。おおむね市場の2~3倍の値段が付いている。免税だからといって安いわけではないのだ。
3月12日
順調に日本到着。いきなり自動車保険の会社から電話、更新期限が過ぎていて新規扱いになってしまった。
写真はハノイ・旧市街のナイトマーケット