3月10日、ネパール旅行の最終日である。風邪の症状がひどくなっている。出発は夜なので、もう1日部屋を借りておくことにした。
朝食後、数人でハチミツを買いに行く。山やホテルで出された蜂蜜が美味しかったし、たぶん無農薬だろうからおみやげにもいい。たいていの食料品店にあったが、どこでも2~3個しか置いてない。4軒目の少し大きなスーパーマーケットにはいろんな種類のものがあった。色の薄いものを選ぶ。クセが少なくて食べやすい気がするのだが、根拠はない。以前ベトナムで買ったハチミツは、かなり濃い南国の香りがした。
この日は外出するのは「命がけ」だった。水の入ったビニール袋が飛んでくる、バケツで水をかけられる。それも色つきの水で、服やバッグに赤いシミが付いてしまう。まともにぶつけられてめがねを壊された人もいた。手を挙げて勘弁してくれというとやめてくれるが、人通りの多いところではとばっちりを食うのは避けられない。これがネパールの最終日でなかったら、汚れてもいい服装で楽しめたかもしれない。
この最後の1日はタメルの土産物店を見て歩くのを楽しみにしていたが、店の多くが閉めてしまっていて、出かけてもずぶ濡れになるだけである。「幸いなことに」私は風邪のために出かける気にはなれない。ベッドでおとなしくしていた。買い物に出かけた他の人たちも結局すぐに戻ってきて、共同で借りた部屋にいたらしい。
Dさんが日本食レストランを予約してくれた。閉店していたが、8人も行くからということで応じてくれたと。明日には日本にいるのに何でここで日本食なんだ? と思うのは私くらいらしい。
呼んだタクシーに乗ろうとホテルを出たところで大量の水が降ってきた。このホテルに泊まっているヨーロッパ人が悪のりしているらしい。向かい側のホテルでも顔を赤や青に塗ったヨーロッパ人が水をまいている。Dさんが英語で怒鳴っていた。Eさんは日本語で「バカヤロー!」と。レストラン前でタクシーから降りるのも辺りの様子を見ながら決死の覚悟である。
食事はショウガ焼き定食、トンカツ、ハンバーグ、鯖の煮付け、鯖の塩焼き、野菜炒めにみそ汁と漬け物などの定食。私はとくに感激はしなかったが皆さん大喜びだった。
午後もおおむね部屋で寝て過ごして、夕食はネパール人エスペランティストの案内で近くのレストランへ行き、「モモ」という蒸し餃子やサラダを食べた。モモは中国から伝わったものだと思うが、カトマンズの名物料理の1つである。水掛け祭りの騒ぎはほぼおさまっていた。
8:10頃小型のバスで出発、空港、とくに売店などは少しきれいになっていたが、セキュリティチェックは3年半前と同様にしつこい。空港の建物に入るときに荷物のX線検査とボディチェックがあって、預ける荷物にはチェック済みのシールが貼られる。空港税の券を買って、チェックイン、出国検査。2階に上がって最後の買い物。待合室へ行くのにいったんX線を通して、さらに鞄を開けて調べ、終わったら切符に印を押す。待合室前でその切符の印を調べる。バスで飛行機へ行くと、乗る前にまたまたボディチェックである。
香港で東京組と別れる。トランジットのセキュリティチェックで、あれだけ調べたネパールでは無事だったソーイングセットのハサミを没収されてしまった。
飛行機は台北経由だった。台北で約1時間。土産物店でお菓子を試食したり、台湾の少数民族の物産展を見たり。
名古屋へは3時半頃、無事到着。お疲れさんでした!
さて、ここまで読んだ方たちはどう思われただろうか? 「こんな旅行なら行きたくない!」か、それとも「おもしろそう、行ってみたい」か?
写真は向かいのホテルの屋上で水の入ったバケツを持っている外国人旅行客
朝食後、数人でハチミツを買いに行く。山やホテルで出された蜂蜜が美味しかったし、たぶん無農薬だろうからおみやげにもいい。たいていの食料品店にあったが、どこでも2~3個しか置いてない。4軒目の少し大きなスーパーマーケットにはいろんな種類のものがあった。色の薄いものを選ぶ。クセが少なくて食べやすい気がするのだが、根拠はない。以前ベトナムで買ったハチミツは、かなり濃い南国の香りがした。
この日は外出するのは「命がけ」だった。水の入ったビニール袋が飛んでくる、バケツで水をかけられる。それも色つきの水で、服やバッグに赤いシミが付いてしまう。まともにぶつけられてめがねを壊された人もいた。手を挙げて勘弁してくれというとやめてくれるが、人通りの多いところではとばっちりを食うのは避けられない。これがネパールの最終日でなかったら、汚れてもいい服装で楽しめたかもしれない。
この最後の1日はタメルの土産物店を見て歩くのを楽しみにしていたが、店の多くが閉めてしまっていて、出かけてもずぶ濡れになるだけである。「幸いなことに」私は風邪のために出かける気にはなれない。ベッドでおとなしくしていた。買い物に出かけた他の人たちも結局すぐに戻ってきて、共同で借りた部屋にいたらしい。
Dさんが日本食レストランを予約してくれた。閉店していたが、8人も行くからということで応じてくれたと。明日には日本にいるのに何でここで日本食なんだ? と思うのは私くらいらしい。
呼んだタクシーに乗ろうとホテルを出たところで大量の水が降ってきた。このホテルに泊まっているヨーロッパ人が悪のりしているらしい。向かい側のホテルでも顔を赤や青に塗ったヨーロッパ人が水をまいている。Dさんが英語で怒鳴っていた。Eさんは日本語で「バカヤロー!」と。レストラン前でタクシーから降りるのも辺りの様子を見ながら決死の覚悟である。
食事はショウガ焼き定食、トンカツ、ハンバーグ、鯖の煮付け、鯖の塩焼き、野菜炒めにみそ汁と漬け物などの定食。私はとくに感激はしなかったが皆さん大喜びだった。
午後もおおむね部屋で寝て過ごして、夕食はネパール人エスペランティストの案内で近くのレストランへ行き、「モモ」という蒸し餃子やサラダを食べた。モモは中国から伝わったものだと思うが、カトマンズの名物料理の1つである。水掛け祭りの騒ぎはほぼおさまっていた。
8:10頃小型のバスで出発、空港、とくに売店などは少しきれいになっていたが、セキュリティチェックは3年半前と同様にしつこい。空港の建物に入るときに荷物のX線検査とボディチェックがあって、預ける荷物にはチェック済みのシールが貼られる。空港税の券を買って、チェックイン、出国検査。2階に上がって最後の買い物。待合室へ行くのにいったんX線を通して、さらに鞄を開けて調べ、終わったら切符に印を押す。待合室前でその切符の印を調べる。バスで飛行機へ行くと、乗る前にまたまたボディチェックである。
香港で東京組と別れる。トランジットのセキュリティチェックで、あれだけ調べたネパールでは無事だったソーイングセットのハサミを没収されてしまった。
飛行機は台北経由だった。台北で約1時間。土産物店でお菓子を試食したり、台湾の少数民族の物産展を見たり。
名古屋へは3時半頃、無事到着。お疲れさんでした!
さて、ここまで読んだ方たちはどう思われただろうか? 「こんな旅行なら行きたくない!」か、それとも「おもしろそう、行ってみたい」か?
写真は向かいのホテルの屋上で水の入ったバケツを持っている外国人旅行客