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総合病院でのセラピー

2013年02月26日 | 活動報告
総合病院でのセラピー

みなさんこんにちは、おげんきですか?三重の蒔田です。

ちょっと長くてすみませんが、素敵なことなのでよければお読み下さい。

私と昨年資格をとられた深田さんの2人で病院にて月1回、患者さんの為のサロンでハンドセラピーやフットセラピーを行っています。

県内有数の総合病院なので、いろいろな方が見えます。

もともとは緩和ケアの一環で始まったふれあいサロンなので、そのような方が多く楽しみに来られていますが、産科に通院の方や内科受診がきっかけで足を運んで下さる方など、最近は様々な方が来られます。

技術・知識はもちろんですが、話す内容や私たちの接し方、出す言葉などとても考えさせられることが多い時間です。

先日、娘さんや臨床心理士さんにすすめられて、入院中の男性の方が初めてお越しになりました。

お話を伺うと、手が異常に冷たくて、お箸をもつのもおぼつかない時があるとか。インターネットでいろいろ調べてもよい情報がなく、お医者様に相談しても根本の病気のことがメインなので効果的なものはなく、困っていたとのことでした。

手のひらから指先手の甲、手首とオイルを使用しながらゆっくりゆっくりもみながらたくさんお話をしました。

心理士さんにすすめられたとき半信半疑で、気休めだと思いつつ参加されたそうです。

右手が終ったとき、「心理士さんと握手してみてください」と言って手を握ってもらったら「なんや、あんたの手のが冷たいな~」とおっしゃられました。ご自分の手のほうが温かくなっていたのです。

左手も終わり、また握手してもらったら心理士さんが、すごく温かい!と笑っていました。

この男性は確実に末端が冷えて身体のトラブルになっているので、手より足のほうが効果があるはずだとおもいました。

本来なら手か足か、どちらかのケアなのですが、心理士さんにその話をして、よければ足もさわらせて欲しいと提案しました。

最初に入ってきたときの表情と全く違っていて「待つのでお願いします」と言って待たれていました。

他の方のケアを全部終えてから、膝下セラピーショートカット版を開始し、右足が終わり左足をさわっているときに、「先生、右足が熱いくらいです」とおっしゃいました。表面温度はそれほど熱くはないのですが、血行が著しく良くなったようです。

左足も終った後、自分でベッドの上で足をさわるのによいやり方は?とか、とても積極的にいろいろ聞いてこられました。

帰られる時の顔色のとてもよくなったこと!そして、「来月もきます」といって帰られました。

ネットで見ても誰に聞いてもわからなかった手足の冷えがまさかこれだけの時間で解消されるとは思っていなかった、と何度も口にされ、素直な感想にとても嬉しくなりました。

おそらくあの方は、手足をさわる・もむ・ということの重要性に身をもって気付かれたのだと思います。

たくさんの人にそのよさをわかってもらえたら本当に素晴らしいことが起こるな、と実感した日でした。

プライバシー関係のため画像がまったくありませんが、みなさんのセラピー後の心地よさそうなお顔は本当に素敵です。

情報提供者:三重県 蒔田 かおりトレーナー
情報発信者:NPO法人日本フットセラピスト協会

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