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町工場 職人の声

職人と現場人間の想いを誰かに伝えたい!

原子炉 37(過去100年の地震)

2011年08月22日 | 原子力
過去100年の世界の地震。

http://blogs.yahoo.co.jp/sonosono159/63597823.html
こういう表現はとても、わかり易いですね~
地震の起きない国は無いと言う事。

地震の数が多いのは日本でしょうけどね。
原子炉に被害を与える規模の地震は世界共通という事。
使用済み燃料、核物質の保管も地震は世界共通。

原子炉 36(浄化装置)

2011年08月20日 | 原子力
汚染水浄化循環装置は原発から5キロメートルぐらい距離
があるそうですが何を理由として決めたのでしょうね。
やはり原発周辺の放射線が強すぎるという事なのか?

5キロも泥水をパイプで送ろうとすれば普通でも問題が出る。
金属粒子の混じった水は泥水より問題は大きい。堆積し互い
にくっつき強固な塊を作り流露をふさぐ。数メートルの距離

でもパイプ内面に固着しバルブをふさぎ金属部を腐食する。
これに輪をかけて強い放射性物質を含んでいるのですからパ
イプラインに問題が多発していく事に成ります。

ある程度使用すれば容易には近づけません。修理不能と成る。
次々とパイプラインを平行して敷設する事になるでしょう。
深い考慮で設計したとはとても思えません。

1キロぐらいの場所に仮設プールを作り直径1.5メートルの
パイプを使い下水と同じ様に自然流下で移送する。もちろん
送り出し地点では荒い濾過機を備えたポンプで高さを与える。

仮設プールをいくつか通過させる間に沈殿させ微粒子を含む
水をさらに1キロ離れた仮設プールに同様に送水する。
ここで初めて処理装置で浄化を行い貯水プールに貯めた後で

必要に応じて原子炉方面に送水する。仮設プールの貯水量を
十分に取れば原子炉周辺の汚染水濃度と量を減らせると思う。
何よりも大切で優先するべきは確実で長続きする装置系。

ポンプを多用する装置は放射性物質の汚染水処理には不向きと思う。

原子炉 35(測定システム)

2011年08月19日 | 原子力
もう8月半ばを過ぎました。
相変わらず放射性物質の放出拡散は止められません。
こうなると原発の設備を構成する金属が放射能を持つようになる。

強烈な放射線のエネルギーで金属の一部が放射性物質に変わる。
人間は接近さえ出来なくなると思われます。大量の汚染水が地下で
広がり続けていると考えるのは適切な考えだと思う。

冷却に成功したように静かなマスコミですが蒸気が出ているのは
変わりません。冷却は不十分なままだという事でしょう。
空中に出ている微粒子は広範囲に拡散しているまま。

空中の放射線強度が変わりなくても放射性物質は増え続けている。
こうなると原発からの距離が問題に成る。
汚染で一番問題なのは地上の放射性物質の量です。

未だに細密な地上データ測定が行われないのは怠慢と言えます。
測定しているのに公表しないなら国民を裏切る行為です。
県庁所在地の局所データが何の役に立つと言うのでしょう?


原子炉 34(推進廃炉論)

2011年06月25日 | 原子力
福島事故を受けて原発廃炉の声が聞こえて来ます。
対抗して維持推進の声も在ります。
廃炉にしても作業に数十年はかかると言われている。

福島事故が続いている最中に原発停止となれば原発
の停止状態を維持するのに多量の電力が必要です。
必要な電力を火力で数年間は供給する事になる。

そして停止中の設備というのは故障しやすい。
これは稼動状態で設計される点にあるのです。
発電を停止しても全体の設備安全度が大きく

上がるという事には成らないでしょう。
また火力がフル稼働した場合には火力発電所の
一部が故障していく事が十分に予想できる。

推進廃炉の両方の論に言える事は2011年6月に
検討出来る事すべき事なのか?と問いたい。
現実的に考えれば今年中は全国の原発を稼動させ

て電力を十分に供給する事が産業力を維持して
発電システムの転換が必要なら実現出来るという
我国の技術上経済上の能力維持を優先すべきと思う。

東電管内においては事故対応の責任として2012年4月
まで電気料金を無料にするべきでしょう。放射能物質
を頭の上から落とされて料金値上げとは納得できない。

原発稼動は許す、しかし料金は無料が現実的。

原子炉 33(もんじゅ)

2011年06月24日 | 原子力
もんじゅの落下していた装置の引き上げが無事に
完了したとの事で何にせよ良かったですね。
事故と言う計画想定外の場合にまで教科書を基準に

対応策を決定していくという原子炉監督行政の姿勢
が事故対応に不適切を続けさせてきたのだと考えます。
それが今回の長期に渡る事故持続となった。

責任者が自殺したと伝えられている原因は現場の現実を
しる技術者とそれを無視する監督官庁の官僚との板ばさみ
による精神の消耗だったと思わずにいれらません。

技術的問題に対処するには適した企業を選択し注文を出す
だけで良いのです。官僚に技術内容を本当に深く理解認識
している人などいないと思う。企業内でさえ専門の担当者

でなければ現時点での内容を全て知る事は不可能に近い。
技術的問題まで金銭の利権と同じ様に官僚が介入する制度
の日本は根本が間違っていると強く思う。

福島原発の事故対策にも言える事です。
事故には技術的対処が最優先で必要なのです。それなのに
メーカーが命令を受ける立場にされている現状で適切な対応

が出来るはずが無いのです。技術的思考から言えば出来る事は
限定され優先順位も技術的検討で速やかに決まる物なんです。
それを教科書や学術論文を持ち出して邪魔をする者が官僚に多い。

知識が多くても技術的判断には適切を欠くのです。

最近では放射能汚染水のろ過装置の不都合がありましたがあれは
技術的に十分に予想される事でした。今回ほどめちゃくちゃな汚染水
処理などどこにも経験が無いのですから。カタログで選んで良さそう

だから採用したのでしょうね。汚染水ろ過には専用の装置を設計する
必要が在るのです。それが技術的対応という意味なのです。




原子炉 32(廃止論について)

2011年06月08日 | 原子力
まず原発建設の理由ですね。単に現
状の自然条件で電力を得る方法なら

いくつも在ります。10年も在れば
電力量の代替えは可能でしょう。
スターリングエンジンを太陽熱で稼

動させるという方法も在ります。
原発廃止を考える前に自然条件が先々
どう変化するかを推測するべきです。

電力が必要な理由のほとんどが各種
産業も含め自然条件への対処です。
50~100年先の自然条件とは?

温暖化が宣伝されていますが私は
太陽による一時的な現象と思います。
将来は寒冷化するという説に賛成。

歴史的にはすでに小氷期に入って
いるが人間活動と太陽活動により
寒冷化が遅れているという説です。

地球には全ての地上が氷河に覆われ
海まで凍った時代が何度か在ります。
そこまで冷えなくても寒冷化が現れ

れば自然エネルギーなどは全滅です。
石油の枯渇と寒冷化が同時に来ると
世界中で生存エネルギーが不足する。

来るべき長期寒冷化を人類が乗り切る
為の原子力技術なのだ。と思います。

1000年の津波に備えるのがあほう
という人達は数万年の寒冷化サイクル
に備えるのが理解できないでしょうけど。

危険ではあるが必要な技術。

我国として多大な犠牲を出してでも
開発を続行すべきです。それが輸出
されれば工業や経済が維持発展する。

寒冷化が一般に知れ渡る時、初めて
原子力技術の真価が理解されると思う。









原子炉 31(浜岡の海水混入)

2011年05月20日 | 原子力
浜岡原発の比較的新しい原子炉に接続されている
復水器の冷却配管から海水が原子炉に混入したと
発表されましたが技術面と言うより技能でしょうね。

溶接技能も評価は低いですから若い新人は少ないし
技能者は高齢に成りました。しっかりした仕事をする
程に収入は少なくなるのが現実です。

ロボット溶接で見た目をきれいに仕上げれば検査された
時の印象が良いのです。後で亀裂が発生しても変形しても
受け入れ検査に通る事の方が収入として重要ですからね。

日本の物作りは作れない人が作る人を評価するのが当然
という状況が常識化して来ています。職人としては仕事
の作業をいかにして手抜きするかで経費をまかないます。

トヨタ方式は一年に何度も値下げを実質的に強制される
ので検査項目以外に注意を向ける事は能率を下げる悪い
事だと叱られます。溶接職人はもちろん全ての作業員は

仕事レベルを最低限の仕上げで済まそうとします。
これは注文主の意向でもあるので技能は低下します。
現代では最低限の仕上げで済ますのが技能です。

原発の配管も同じく最低限の仕事ぶりだったのでは
と思ってしまいました。これでは海水も漏れますよね。
職人や作業員に十分な金を渡さなければ設備は不良品です。


原子炉 30(廃止論について)

2011年05月19日 | 原子力
原子炉事故により発生する被害の大きさを
理由として原発廃止を主張する人達がいます。
原発とはそのような単純と言える判断を下せる

物では無い。エネルギー政策は犠牲の少なさ
では無く生存に有利となるエネルギー源選択
を第一とするべきです。

我国の現状を維持し将来の発展を実現していく
エネルギー源として有利な物は何か?これが
エネルギー政策の根本です。

原子炉 29

2011年05月17日 | 原子力
3号炉について。

燃料の核爆発とネットで言われて
いますが原因を知りたいですね。
メルトダウンは重大なんですが

もっと酷い場合が考えられます。
溶融した燃料が圧力容器内で水
蒸気爆発を起こし内部の燃料体

が配管や亀裂から飛散してプー
ルの燃料を直撃し核爆発が起き
る事です。よほどでないと核爆発

は起きないですからね。その後で
残った燃料が溶融を続け容器下部
に集まり温度が上昇しているのかも。

大爆発で大量の燃料が飛散している
のは核爆弾より酷い状況です。
施設や周辺に即死レベルの放射線源

がいたるところに在ると考えられます。
空中の放射線強度を測定しても安全
は期待出来ない。接近ルート全ての物

体の測定が必要でしょうね。特に建物
は注意が肝心です。わずかな隙間から
即死レベルの放射線が出ている事は十

分に考えられます。そういえば最近作
業員が建物内の作業で死亡したと報道
されましたが・・・原因が気に成ります。




原子炉 28

2011年05月15日 | 原子力
http://www.youtube.com/watch?v=B1aAYwCnRt8&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=gn7-7Bf1nWI&feature=related

言っている事は間違ってないと
思いますがこういう話し方だと説
得力や指導力が十分では無いと

思ってしまいます。政府関係者が
助言を求めているのがこういう人
達なんでしょうね。年寄りの学者に

緊急の事故対策を尋ねるのが間違
いです。それにしてもこの動画で判
るのは政府や東電が行なっている

のが法律と制度の適用という事です。
地球規模の大事故なのに警察で法律
を消防は消防法を基準に対策を決定

している。だから東電は汚染水プール
を原発敷地外に作る事が出来ない。
また汚染水や瓦礫を敷地外に出せない。

動画で提案された熱交換器については
形式認定を受けていないので東電では
法律上採用できないのですよね。

政府も東電も事故収束は第一目的では
無い。法律違反を避けてさえいれば責任
追求は無いから法律の範囲内で作業する。

高濃度汚染水が大量に海に流れ続けて
いる事をごまかす為に低濃度汚染水を放流
したと判断するのは自然な考えですね。