みなさん、こんばんは。
さて、今日も引き続き資金収支計算書と事業活動収支計算書についてですが、今回は両者に共通して必要となる内訳表というものに関してご説明します。
内訳というのですから、一つのものをいくつかに区分して、それぞれについて明示するということを意味します。
この区分のことを社会福祉法人会計基準では、「経理区分」と呼びます。
経理区分というのは、法人本部及び定款に記載した社会福祉事業ごとに事業を区分することで、それぞれの事業活動の内容を明らかにするために必要とされます。
具体的には、例えば2ヶ所の保育園を経営するとともに、特別養護老人ホームを経営しているような法人の場合、経理区分は、本部、○○保育園、△△保育園、特別養護老人ホーム××の4つということになります。
従って、資金収支計算書は、合計額を予算と比較する形で作成するとともに、この4つの区分の内訳表を予算と実績のそれぞれについて作成することになります。
また、事業活動収支計算書は、合計額を前期と比較する形で作成するとともに、この4つの区分の内訳表を当期分について作成することになります。
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