みなさん、こんばんは。
さて、今朝の日経新聞Web版に、現在内閣府で検討中の子ども・子育て新システムに対して、「これでは幼保一体化どころか『三元化』だ」という、厳しい見出しの記事が掲載されていたので、ご紹介したいと思います。
政府は、幼稚園と保育所の垣根をなくし、すべての子に必要な保育と教育を提供する幼保一体化を明確に打ち出し、幼稚園と保育所を廃止し、子ども園に統一するという当初案を基に議論を進めてきたことは、このブログでも何度も取り上げてきた点です。
ところが、関係団体などの反対で後退し、新たにできる「子ども園」の枠には幼児教育と保育の両方を担う総合施設に加え、従来の幼稚園型も残り、0~2歳児を預かる保育所型も含む方向で検討されています。
そして、総合施設は主に内閣府が所管し、幼稚園型はこれまで通り文部科学省が、保育所型は厚生労働省が所管する、この状態を『三元化』と指摘しているわけです。
それでも私は、現状が不十分である以上、いずれにしても制度が変わる、ということの原動力には期待したいと思っています。
ただ、新制度の目玉としてきた幼保一体化に関して、その目指すところが曖昧になってきている中で、はたして世論の賛同が得られるでしょうか、そのハードルは一層高くなってきている気がします。
『保育園の経営を支える』会計事務所です。是非こちらもご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/encom/d/20121126