園コミ

育児が趣味の公認会計士・税理士のブログです。
保育園の情報など子育て家庭に役立つことをご紹介しています。

保活レポート:おもちゃのいえ

2012-08-10 | 保活レポート

「保活レポート」第23回は、浦安の保育園「おもちゃのいえ」(http://www.omochanoie.com/)の村上梨江先生にお話を伺った。

保育士として10年、いくつかの保育園を経験する中で感じたそれぞれの園の良いところ、それらを集約した園を作りたい、そう思って開園された「おもちゃのいえ」。 

私がお話を伺って感じたこの保育園の特徴を一言でいうと、「自然体のコミュニティ」という言葉で表現できるように思う。 

自然体と感じたのは、この保育園には、一般的な保育園にあるようなルールやきまりといったものがほとんどなく、そこで生活する子どもたち、保護者や先生たちが、その時その時の話し合いの中で、互いにとって快適な過ごし方を導き出しているからだ。 

まず、子どもたちについては、ご飯の時間やお昼寝の時間は決められておらず、お腹が空いたら食べるし、眠たくなったら寝るという自由な意思が認められている。 

それから、部屋の中を走り回ることも特に禁止したりはしていないのだが、自然と子どもたちの中で走る時は右回りといった暗黙の了解ができていて、ぶつかって怪我をするようなこともないそうだ。 

次に、保護者に対しては、送り迎えの荷物を減らすなど負担を軽減できるように、園からの要望は極力少なくし、また、月極の日数の範囲内であれば土、日も含めて曜日の変更を自由にするなど、保護者の利便性を高めている。 

そして、これもとても珍しいことだと思うが、開園時間中はいつでも園の中で子どもと一緒に過ごして構わないことになっている。 

このように園をオープンにすることで、保護者の方は保育園の中の様子を知ることができるし、ゆっくり居たいと思ってもらえるような場を提供することは、先生と保護者のコミュニケーションの時間を増やし、おむつを取る時期やトイレに誘う回数など、それぞれの子どもに合った育て方をじっくり相談できるということにつながっているそうだ。 

今では元園児のお母さんたちがボランティアとして保育園の手伝いをしてくれているそうで、こうしたコミュニケーションの中で生まれた信頼関係の深さの表れだと思う。 

もう一つ、村上先生がこだわっているのは、手作りのものも含め、木のおもちゃを多く取り入れていることだ。 

このボタンを押せば音がなるというような遊び方の決まったおもちゃではなく、自分で考えないと遊べない、その分自由な発想で組み合わせて遊ぶことができる、そんなおもちゃが多く用意されている。 

このようなおもちゃを年齢ごとの発達段階に応じて与えることで、子どもたちの創造力や集中力を育むことができるそうだ。 

最後に、この保育園の運営スタイルは、村上先生の人柄で成り立っている、なかなか真似できない特別なものだと思う。 

園に通っていない親子にも自由開放されているそうなので、興味のある方は是非一度体験されることをお勧めしたい。

 

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保活レポート:保育室ポケットママ

2012-08-01 | 保活レポート

「保活レポート」第22回は、浦安の保育園「保育室ポケットママ」(http://www.pocketmama.com/)の栗田曜子先生にお話を伺った。 

栗田先生は、ご自身の子どもが幼かった頃、まだ保育施設が充実しておらず苦労された経験を踏まえて、実家の様に身近で安心できる施設を作って、子育て中の家庭を支えてあげたいという思いから保育園を開園された。 

地域に根差して15年、卒園したからといって途切れてしまわない深く長い付き合いを心がけている栗田先生のもとには、高校生になった子どもたちがお土産を持って訪れてくれることもあるそうだ。 

そんな保育室ポケットママの保育の特徴は、やはり家庭的な雰囲気を大事にした縦割り保育である。 

兄弟がいるような環境の中で、小さい子は大きい子を見ながら、おはしの使い方など様々なことを覚えることができるので、この保育園の子どもたちはとても成長が早いのだそうだ。 

先生がたは必要以上に手を出し過ぎず、子どもたちの自立のきっかけを作り、それを見守る。 

もちろん、必要なしつけはしっかり行うが、そのしつけをするのも大きい子たちが手伝ってくれていて、そのことも子どもたちの成長につながっているそうだ。 

また、戸外遊びにも積極的で、毎日園の近くにあるたくさんの公園の中から、子どもたちの状況、天候に応じて公園を選び、出かけている。 

公園の中でも木登りをするなど、子どもたちの挑戦したいという気持ちを大事にするとともに、虫や植物などの自然と触れ合える機会を持てるようにしている。 

それから、栗田先生は幼稚園での指導経験をお持ちということもあり、幼児教育にも力を入れていて、学研教室や英会話教室などを取り入れている。 

小さいうちに自分からやりたいと思う気持ちをうまく引き出してあげることで、子どもたちは新しいことに挑戦したいという意思を持つし、勉強も好きになってくれるそうだ。 

また、学研教室はあらかじめ決まった曜日・時間だけということではなくて、残業で遅くなってしまう日にお願いしたいといった、保護者の方の希望に合わせて対応してくれている。 

この他にも、ディズニーリゾート周辺のホテルに宿泊する際の一時保育を受け入れるといったことも行っているそうで、今後もこのように子育て家庭の助けになることを親身になって考える姿勢を続けていきたいとお話しくださった。 

卒園してからでも「夕飯を食べるだけでもおいでよ」と声を掛けてくれる栗田先生、そんなあたたかい「実家」が近くにあってくれることは、子育て家庭にとって大きな支えになっていると思う。

 

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保活レポート:ピラミッドメソッドキッズガーデン

2012-06-20 | 保活レポート

「保活レポート」第21回は、千葉市中央区の保育園「ピラミッドメソッドキッズガーデン」(http://www.blic-company.com/)の野田純先生、小岩井慶子先生にお話を伺った。

現在、既に多くの先進諸国では一斉型の詰め込み教育を脱却し、課題に対して自分たちで研究しその結果を発表するといった、子どもたちが主体となる学習法が多く取り入れられている。 

将来、今よりもさらに個々人の能力が重視され、現場で自ら判断し行動できる能力が求められてくる中で、国際的に活躍できる力を身に付けられる教育が日本でも行われなければならない、そう考えて野田先生が選んだのが、ピラミッドメソッドである。 

ピラミッドメソッドは、オランダ政府教育機構Citoのジェフ・フォン・カルク博士が中心になって開発した幼児教育法で、この保育園の保育者の方は、このピラミッドメソッドを日本に導入した社会学博士の辻井正先生から直接指導を受けている。 

ピラミッドメソッドを活用し、この保育園が目指すのは、自分で考えて行動できる子どもを育むことだ。 

そのための具体的な取り組みの一つが、発達領域ごとにテーマ性のある遊びが準備されたコーナーに区分けされた環境の提供だ。 

この園の保育室は、考える、数遊びをする知育玩具コーナー、言葉のコーナー、ごっこ遊びのコーナー、アトリエコーナー、楽器遊びのコーナー、構築遊びのコーナーなどに分けられ、子ども自身の選択と自立した遊びができる環境を整えている。 

自ら興味を持って選んだ遊びに夢中になって取り組む、この集中した時間こそが幼児期の子どもたちにとって非常に重要なことだそうだ。 

それから、もう一つ柱となるのが、プロジェクト(長期の保育計画)と呼ばれるもので、この保育園の子どもたちは、毎月特定のテーマに沿った活動の中で、ソーシャルスキルや言語能力を身に付けていく。 

例えば「交通」がテーマの月に、子どもたちが好きな動物としてゾウを挙げたとすると、それでは動物園にいるアフリカゾウがもともと住んでいた国はどこかという疑問を投げかけ、その国にはどうやっていけばいいか、空路や空港までの道順を調べ、気候や服装を考え、最終的には旅行会社のパンフレットを参考に旅行マップを作成して発表する。 

こうした一連の活動の方向が、全て子どもたちの発想に従って決まっていくので、楽しく関心の持てる内容になるし、そこで学んだ語彙はただ暗記するよりもずっと深く記憶に刻むことができるそうだ。 

また、このような子どもたち主体の姿勢は日常生活の中でも浸透していて、この園の先生方は投げかけや準備は行うけれども、子どもたちに指示を押し付けるようなことはしないので、生活習慣などにしても子どもたちの興味の芽生えとともに自然に身に付いていくそうだ。 

誰かの指示を待つのではなく、自分で考えて道を切り拓くことができる、そんなリーダーがこの園からたくさん生まれてくれることを期待したいと思う。

 

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保活レポート:保育所キッズプラザ新浦安園

2012-06-06 | 保活レポート

「保活レポート」第20回は、新浦安の保育園「保育所キッズプラザ新浦安園」(http://www.kidsplaza-com.aki.gs/index_s.html)の島貫征之先生にお話を伺った。

保育所キッズプラザ新浦安園は、JR京葉線新浦安駅から歩いて5分という場所にあり、緑豊かで車通りの少ない静かで恵まれた環境にある。 

そして、ポニーの乗馬ができたり、ヤギやウサギ、モルモットなどとふれあえたりできる若潮公園にも近く、のびのびと戸外遊びをすることができるそうだ。 

さて、島貫先生が保育園を開園して目指していることは、子どもたちが誰しも持っている大きな可能性、これを伸ばす力になってあげたいということだ。 

大人になった時に、小さい頃にもっとこんなことをしていれば良かったなどと思わなくてすむように、できる限りたくさんの機会を用意してあげたい。 

人によって向き不向きはあるけれど、それもとにかくやってみないと分からないことなので、選択できる環境を用意して、自分が選んだ好きなことに夢中になって取り組むことで、能力を伸ばすきっかけになってくれればと考えているそうだ。 

具体的には、この保育園では、英会話教室や水泳教室、サッカー教室、ピアノ教室といった習い事を経験することができる。 

英会話教室は週1回、幼児英会話のプロの外国人講師の方が、音楽を使ったり、歌を歌ったりしながらレッスンをしてくれるので、子どもたちも楽しみながら英語にふれることができているそうだ。 

また、英会話教室は無料、水泳教室は月額3,900円、サッカー教室は月額3,000円と、保護者の負担を少なく抑えてくれていることも助かる配慮だと思う。 

それから、日常の保育の中では、社会に出てからも必要になる、礼儀やあいさつといったこと、そして嘘をつかないなど人間性を育むということを重視している。 

習い事も貴重な機会だとは思うが、子どもにとっては集団の中で過ごす一日一日が非常に意味の深いことなので、その時間を安全に、そしてあたたかみを感じながら過ごすことができるように心がけていらっしゃるそうだ。 

また、島貫先生が保育をしている中で大きな喜びを感じるのは、いろいろな行事をみんなで一致団結して完成させた時に見せる、子どもたちの嬉しそうな顔を見る時なのだそうだ。 

そのため、運動会や遠足、夕涼み会、クリスマス会、畑での農業体験など、たくさんの行事を実施しているし、例えば夕涼み会ではおみこしを担いで部屋の中を回ったり、ヨーヨー釣りなどの出店を用意したり、盆踊りをしたりと楽しめる工夫を凝らしたものにしているそうだ。 

今後も、保育という基盤を大事にしつつ、習い事などの機会も積極的に増やしていくことを考えていて、他のスポーツや、武道、文化的なものなども取り入れることを考えているそうだ。 

この保育園で得られた様々な経験が、将来子どもたちの才能を大きく開花させるきっかけになることを楽しみにしたいと思う。

 

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保活レポート:保育広場フェープラース原木中山園

2012-05-31 | 保活レポート

「保活レポート」第19回は、原木中山の保育園「保育広場フェープラース原木中山園」(http://www.square-fairy-land.com/)の片岡哲治先生にお話を伺った。

片岡先生が保育の目標として掲げるのは、まずは、思いやりを持った子どもに育ってほしいということだ。 

相手の気持ちを考え、自分がされて嫌なことは相手にもしない、自分がされて嬉しいことは相手にもしてあげる、自分さえ良ければという人が増えていると言われる中で、この基本的なことをまず身に付けてほしいと考えている。 

それから、もう一つは、何でもあきらめずに頑張れる、やりたいと思ったことをとにかくやってみようとできる子どもに育ってもらいたいということだ。 

辛いことがあっても我慢して夢を追いかけられる、そんな強さにつながる土台を築くため、勉強を詰め込むための教育ではなく、能力をより高めるための教育を行うべく、様々な幼児教室も取り入れている。 

保育広場フェープラース原木中山園には、石井式国語漢字教室、算数教室、神田外語キッズクラブ、リトミック教室、それから茶道教室があるが、いずれも専任の講師の方から指導を受けることができる。 

これらの中でも中心となる役割を果たしているのが石井式国語漢字教室だ。 

漢字なんてまだ難しいと思うかもしれないが、漢字はひらがなに比べて、その一つ一つが具体的な意味や内容を表しているので子どもにとって覚えやすく、また、社会の中では漢字の方が目に入ってくることが多いので、関心を持って取り組みやすいのだそうだ。 

そして、絵本、ことわざ、童謡、漢詩、百人一首、俳句など、リズム感のある美しい日本語から、たくさんの漢字を学び、国語力を身に付けることができる。 

国語力は、あらゆる教科の基礎になるものと考えられていて、例えば、算数教室では、足し算や引き算のほか、掛け算についても暗記ではなく、その原理を文章で理解できるようになる。 

こうした相乗効果は、この保育園で受けられる幼児教室の間でいくつも生まれていて、茶道教室では、作法も身に付くが、集中力や精神力といった面でも他の学習の効果を高めている。 

神田外語キッズクラブによる英語教育の成果を確認する意味もあって挑戦した児童英検では、分からない単語があっても集中を切らすことなく、分かる単語を聞き分け、文章の流れを読んで回答につなげるという能力があったことで、みんなが良い結果を導くことができたそうだ。 

多様な教育の機会が子どもたちにたくさんの刺激を与え、そして、それぞれが組み合わさって生まれるより大きな効果によって、子どもたちは夢に向かって努力できる力を身に付けることができているのだと思う。

  

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