みなさん、こんばんは。
さて、前回は事業活動収支計算書に記載される収入と支出の範囲についてご説明しましたが、今日は事業活動収支計算書の記載方法についてです。
事業活動収支計算書は、以下の4区分に分けて記載することになります。
・事業活動収支
・事業活動外収支
・特別収支
・繰越活動収支差額
事業活動収支には、運営費収入や経常経費補助金収入、人件費や事務費など、事業活動による収入及び支出を記載して事業活動収支差額を記載します。
事業活動外収支には、受取利息配当金、借入金利息、有価証券売却等の損益その他事業活動以外の原因による収支であって特別収支に属さない収入及び支出を記載し、事業活動外収支差額を記載します。
特別収支には、施設の経営基盤を整備するために受け入れた寄付金及び国庫補助金等の収入、固定資産売却等に係る損益及びその他の臨時的な収支を記載し、特別収支差額を記載します。
また、事業活動収支差額と事業活動外収支差額とを併せたものを経常収支差額と呼び、この経常収支差額に特別収支差額を加えたものが当期活動収支差額となります。
そして、当期活動収支差額に、前期繰越活動収支差額等を加えたものが次期繰越活動収支差額となり、これが事業活動収支計算書の末尾ということになります。
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