Mo.の事件簿 A diary of Mo’s trips

事件簿などという大層なタイトルだが、実は単なる旅行記です。

12.大塚国際美術館 その5。

2013-09-14 | 徳島/Tokushima:2013
そしてまた美術館に戻って来たのでした。
気分転換もしたし、さあ、後半戦がんばって見るぞーっ!……と思ったところ、予想外の展開が。
もうすっかり足腰が疲れている。これからまた歩き続けるなんて出来ない。

さっきの大睡蓮のところまで戻ってカフェでお茶。
この船での体力消耗が相当大きかった。船は、座るつもりでいたんだよね。
なので、足休めにもなってちょうどいいかという目算もあったのだが……
実際は、船で座っていたら何も見えない。結果としてずっと立ちっぱなし。
揺れる船の上だから、足もふんばりっぱなし。
誤算。こうなるなら、船の後昼食でちょうど良かったんだが。



まあでも何とか第二部再開。














スクロヴェーニ礼拝堂。

ここは一度行ってみたいところだが……
ここの本物感も相当なものだったなあ。いや、行ったことないのに言うのはなんだけど、
ちゃんと礼拝堂っぽい雰囲気になっているもの。
ここで結婚式を行ったりするそうだ。まあ宗教的にはどうなの?という気もするが。














サン・ヴィターレ聖堂の「皇帝ユスティニアヌスと随臣たち」「皇妃テオドラと侍女たち」

いや、これもね……。
本物感がねー。これは2、3年前にわざわざ実際に見に行ったモザイクなんだよ。
現地だと、教会の高い部分にあって遠くからしか見られないが、ここでは至近距離で!正面から!!
……うへーっ、と嬉しいんだか困るんだかわからない呟きが漏れる。
またでこぼこのある陶板なので、すごく本当のモザイクっぽく見えるのよー。
困った困った。








ジョルジオーネ「嵐」

これは珍しく、違和感があるほど違う絵に感じた。
人物はこんな顔だったか?自信を持って言えるほどよく知った絵ではないけど、印象が相当違うなあ。








ラ・トゥール「マグダラのマリア」





ラ・トゥール「聖ヨセフ」



ろうそくの画家ですね。好きだ。
この人の、宗教画は深さを感じさせるのに、風俗画はすごくのっぺりとした印象。
カラフルではあるけれど。全然雰囲気が違う。とても同一人物が描いたとは思えない。




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レオナルド・ダ・ウィンチのコーナー。


「最後の晩餐」の修復前、修復後を実物大で並べて見られるのはここでだけ。世界唯一。









修復前。




修復後。



……この写真で見るとかなり違うが、しかし大塚国際美術館で見た時には意外に違いが感じられなかった。
これとかは、あんまり現地で見たい!とは思わない絵なんだよね。
わたしはダ・ヴィンチは、技術者・科学者としては大変興味深い存在だと思うけど、
彼の絵は特に好きではない。「モナリザ」もあんまり興味ない。
わたしはカワイさが若干ある絵が好きなのだが、ダ・ヴィンチの絵にはカワイゲがないからなあ。











「岩窟の聖母」2枚。これを並べて見られる機会もそうないだろう。

上はロンドンのナショナルギャラリーにある方で、下はルーブルにある方。
一応どっちも真筆とされているらしい。
しかしいかにも意味ありげで、こういうの見てると「ダ・ヴィンチ・コード」とか
書きたくなってくる気持ちはわかる。まああれは「最後の晩餐」を使ってたけど。
指をさす天使なんか、ほんとに暗号のようじゃないですか。








スイーツ2つがセットになっていることに惹かれて、またカフェへ。
足腰がイタイ状態なので、まあカフェで過ごす時間が多くなるのはしょうがないけど、
観潮船で予想以上に足力を使ったのがだいぶ効いている……。失敗したなあ。



画像サイズも失敗した……。

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