Mo.の事件簿 A diary of Mo’s trips

事件簿などという大層なタイトルだが、実は単なる旅行記です。

30・カラマラキア。

2008-09-18 | ギリシャ/Greece:2008





アフェア神殿からアイギナの港へ戻ってくる。13時半頃。
そろそろご飯……。やっぱりどうも旅行中は食事の時間が不規則になってしまうなあ。
エギナタウンの海沿いを、端から端まで歩いてみる。どのタベルナに入ろうか。


……でもやっぱりコレのインパクトには勝てない。ここにしよう。




タコ干し。日本の食堂だったら、こんなに堂々と表に干さないだろうなあ。

ちなみにこの小さなクルマはスマートカーといって、駐車場事情が悪いヨーロッパ都市部では
たまに見かける種類の車。たしか「ダ・ヴィンチ・コード」の小説で、ヒロインが
乗っていた車がこれ。映画ではどうだったかな。


やっぱりここはシーフードでしょ。ばりばりの港町なんだし。

ガイドブックで見て、食べたいなと思っていたものがあった。イカのフライ。
イカのフライなんてどこでも食べられると思うけれど、写真が美味しそうだったんだもの。
ずーっと前、ヴェネツィアで食べたミックスフライが美味しかったという記憶もある。

メニューを読んでもどうせよくわからないから、お店の人にガイドブックの写真を見せて
「これ、出来る?」と訊く。定番だろうからないわけはないだろう。
お店の人は「カラマラキア?あるある」と頷き、わたしはそれとスプライトを頼む。


このタベルナ(に限らず、この辺の店はどこでも)はテーブルを歩道まで出して占有している。
テーブルの間の、ちょっと広めに空いたところを、通行人が通っていく。



道路占有許可とか取ってるのかな?……取ってないだろうなあ。


隣の隣のテーブルに、男性二人組が座った。
服装からすると聖職者らしい。何を食べるのだろうと横目で窺ったが、
結局ごく普通のメニューを頼み、ごく普通に食べていた。当り前か。
でも日本だと、街中でお坊さんや神主さんが食事をしているところなんかは見かけないよね。


カラマラキア到着。



柔らかくて美味しかった。あっさり塩味なので、何もつけなくてもOK。
レモンはかけたりかけなかったりして食べる。
わたしにはこの一皿、特に量が多いとは思えないんだけど、やっぱり食べると相当です。
全部平らげたけどね。8ユーロ(≒1300円)。チップ1ユーロ。

ギリシャで食べたもので一番美味しかったのはこれかもしれない。味に冒険はないけどね。
素材の美味さが出ていた。まあムサカの方がギリシャ料理っぽくて、あれも美味しかったけど。



店を出てから、まず帰りのチケットを買い。
今度はピレウスと違って、チケット売り場が何軒かしかないので迷わず買えた。
その後、町をうろうろ。エギナタウンは小さな小さな町なので、どこへ行ってもすぐ行き止まり。


裏通りで美猫に出会う。






いや、これは美猫だろう。特に縞の方。興味津々でこっちを見てるけど、触らせてはくれなかった。


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さて、帰りのフェリーが来ました。思ったより大きいね。





港のはじっこに小さな小さな教会が建ってる。真白。





こんな海際に建っている教会は、他では見たことがありません。
むしろ日本にはあるよね、海の岩場に小さな社とか。
それと同じで、この教会も漁師の守り神なんだろうか。


フェリー内部。




わたしはずっと外のベンチに座って外を見ていた。(後半は居眠りをしていた。)
景色がいい。風も気持ちいい。アイギナ島は風が優しかった。


エギナ・タウンの港をフェリーから見下ろす。




15:30、出航。その後ヨットとすれ違う。何となく印象派っぽい。








ギリシャにもカモメはいるのだ。


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16:35、ピレウス港へ帰ってくる。やはりフェリーの方がかかる時間は長い。




いやー、すごく巨大な船……。
建物よりも数倍大きい。写真が小さくて見えないだろうが、車と比べると大きさがわかります。
船旅ってのもいいかもなあ。クレタ島からアテネへの夜の移動とかだけじゃなくて、
今日のように通勤の足になりそうなフェリーでもなくって、豪華客船で世界一周!みたいな。
まあ、世界一周するほど長く船に乗ってたら絶対飽きるだろうけど。
3泊4日で香港まで、とか。宝くじで3億円当たったらやってみよう……。



ピレウス港に着いた後、地下鉄でホテルへ一旦帰る。ホテルは地下鉄に近くてほんとに便利。
ギリシャの最後の夜、待っているのはアレです。




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