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Mo.の事件簿 A diary of Mo’s trips

事件簿などという大層なタイトルだが、実は単なる旅行記です。

20.帰ります。

2017-01-29 | 京都/Kyoto:2016
13時頃バスに乗って、四条烏丸へ。45分、520円。
うーん、やっぱりこの時間と運賃は通勤通学には若干ツライものがあるが……

関空に行くために、阪急線を使った関空アクセス切符(1230円)を選択したので、阪急駅に行ってまずそれを買う。
多分他の手段より安い。

“阪急線特急で淡路駅で地下鉄堺筋線へ乗り換え←同じホームのとなりの電車。終点天下茶屋下車。
天下茶屋から改札出るが、すぐ南海。その後は南海で関空へ。”

コキタナイ字の殴り書きのメモだから、解読に苦労するくらいなんだけど、多分こういう乗り換えだと思う。
文字で書くと複雑だけど、実際にやったら乗り換え2回も特に苦にならず。
歩く距離も長くはないので、値段の安さを考えたらこの方法はお薦め。
今回大荷物がないので余計アッサリ関空に着いたイメージ。


――で、今回の旅の手帳はここまで書いて唐突に終わってしまっているのでした!
多分めんどくさくなったんだね。あとは帰るだけだしね。


実は、帰りの電車に乗る前に初めて錦市場にも行った。







今まで来たいと思ったことはなかったのだが……
しかし電車に乗る前に小一時間くらい時間が空いたのでちょうど良かった。
若冲の絵を使ってるんだね。若冲は錦市場に店を持ってた青物問屋の旦那だったそうだしね。

初めて通ってみたところ、買い食いをしたいものが色々あった。だがにしんそば食べたばっかりだし、オナカは空いてない。
でも一つ、ふかしまんじゅうみたいなのを買ったんだっけかなあ。
ここでお土産買いでも良かったなあ。こんなついでじゃなくて、もっと前に来ておけばよかった。
今回ちょっと錦市場に気が残った。







キティさん、世界中で稼いでいるが、ここでもがんばってはる。



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京都を出て(時間不明)、乗り換えを2回しながら関空へ。

夕方の飛行機で仙台へ帰り、帰宅。家へ着いた時間も不明。








あ、そうそう、今回初めて利用したコインパーキングはですねえ。

朝は全く問題なかったんだけど、仙台空港に着くのは夜、そこから人気のない道を10分弱歩くことになるので……
若干心持が悪かったです。
空港からの道は、間にポツポツと駐車場やレンタカー屋さんの事務所が点在するとはいえ、だいぶ暗いし。
そんな中、たまたま前後を歩くタイミングになってしまった男の人がいて、まあわたしが後ろを歩いていたので
自分でゆっくり歩いて距離を取れたんだけど、逆だったらもっと心持が悪かったろうと思います。

しかもほんとにたまたまなんだけど、その人もわたしのすぐそばに車を停めてたときたもんだ。
まっくらな駐車場で他に誰もいない中、見知らぬ人に近づいていきたくはない。
しかし露骨に警戒しているのも(お互いに)また憮然とするものを感ずる。
仙台空港までの交通手段については今後要検討。

地下鉄富沢→地下鉄長町→長町駅→仙台空港駅で片道多分800円。
長町駅→仙台空港間は本数が1時間に2.3本と多くはないとはいえ、
20分で着くんだから時間的には車で行く場合とそんなには変わらないかな。億劫感はあるけど。



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そうですね、今回の京都はね。

まあ全体的にあっさり……
何しろ基本コンセプトが落穂ひろいなわけで、それほど思い入れがある場所を回ったわけではない。
なので、「ああ、ここがあの……」としみじみ感じいるなどといったことは少なく。
淡々と回ってきました。

そんな中で印象深いのは、やはり「思ったよりも良かった」という意外性。
仁和寺と智積院でしょうな。
特に仁和寺の庭と建築の端正さは心に残っている。あそこなら「源氏物語ごっこ」が出来る。

修学院離宮に入れたのも望外のシアワセ。……ま、実際に見てそこまで感銘は受けなかったが(^^;)、入れて良かった。
10月前半の旅行の話を11月下旬から書き始め、2ヵ月かかってようやく書き終えようとしているんだから、
一日目に行った大阪なんてもうはるか昔のことだが、大阪市立陶磁器博物館は良かった。
あ、大山崎山荘も良かったな。


なにしろ久々の長旅(?)だ。久々に長旅が出来て良かった。満足。
そして、国内旅行はスーツケースをドンと送ることを忘れずに。今回大変楽だった。今後必須。



さて。そして今後……

数年前からイギリスに行きたいと言い続けているのだが、オカネがなくてなかなか行けないでいた。
そろそろ行けるかなーと思い始めたんだけど、為替レートが今後どうなるか予断を許さない。
イギリスのEU離脱からこっちポンドが劇的に下がって、それ以前はだいたい1ポンド200円だったところ、
離脱決定以降は一度125円くらいまで下がった。
京都旅行の精算も済んで見通しが立ったので、ポンドの現金を7,8万円分仕入れておくかーと思っていた矢先、
……トランプが大統領になりやがった(-"-)。

その途端に円が下がり、現在は140円台をうろちょろ。今後も下がり傾向は続くんじゃないだろうか。
125円も140円も200円と比べたら安いんだから、四の五の言わずにとっとと買っとけ!と理性では思うんだけど、
一度120円台を見ているので、踏ん切りがつかない。
まあ7,8万といえば高い買い物ですしね。

しかも今持っているパスポートの期限が2017年6月で切れる。
入国する時はパスポートの有効期限がその時点で何か月だか残っていることが必要なハズ。
なので、今年行くのなら、もうちゃっちゃと新しいパスポートの申請をした方がいいのだが、
(でないと飛行機のチケットも買えないし)
最後にパスポートを使ったのが3年前で、3年間無意味に放置していたのに、
ちょうど切れるタイミングで行くというのに損を感じて、腰が重い感じ。

まあ色々理由をつけて具体的な行動に移せないわけだが。
でもほんとに、行きたいことは行きたいんだ。他のヨーロッパへ行く方が若干お安めなんだけど、
(ユーロは以前に買ってあるので)今回イギリス以外のところへ行ってしまったら、
イギリスに行くのは5年くらいかかりそうだしなあ。
うーん、悩む。

何にせよ、トランプが大統領になったことが、わたしの旅行生活に響くとは思わなかった。
世界は有機的につながってるんですね。……とは、大げさな。




そして最近、伊勢神宮が気になっている。
神社仏閣好きのわたしが、実は伊勢神宮はそんなに気を惹かれないところで、
いずれは行こうと思っていつつも今まで行ったことはないのだが……
こないだ「ぶらぶら美術・博物館」を見て行きたくなった。

内宮・外宮は言うまでもないとして、神宮徴古館、神宮美術館。
それから斎宮遺跡跡。
これに、名古屋の熱田神宮、がっつり金かけて再建したらしい名古屋城の本丸御殿。
三岸節子美術館。
あ、それから名古屋港水族館でシロイルカを見る!
この辺りをまとめて4泊5日くらい。――5泊6日かな。
完璧ではないですか。来年の旅行は決まったな。問題は今年の旅行だ。




ではまたいずれ。



19.神護寺へ。

2017-01-25 | 京都/Kyoto:2016
高山寺から神護寺へ向かう。裏参道?の方の受付にいた、サワヤカ系のおにーちゃんに道を訊いて。


栂ノ尾は渓谷で、紅葉の名所。












……が、渓谷ということは谷底に川があって両側が斜面なわけで、
その斜面の上に各お寺があるわけで……







まず階段の始まり。(正確にはこの写真を撮る前に多分20段くらいは登っている。








その続き。








さらにその続き。









階段がようやく終わったと思ったら登り坂。







ちょっとだけ緩い階段かと思ったら、







最後の最後にシッカリ階段。








振り返るとこんな感じ。写真に写っている範囲で、多分高低差の3分の1くらいかと思われる。

……例によってゼーハーしながらチケットを買いました。



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山門を入ると意外に敷地は平らなところが広い。人がいないね。











神護寺は伝源頼朝肖像があるところ。だが、現在本堂内にあるのはたしか複製。
階段を上って疲れてるので、記憶がほとんどない。
ここはけっこう良さそうなブツがあったんだけど、他の人に説明しているお坊さんの声がうるさくて集中できない。
あ、集中できなかったのは階段を上ってきた後だからか。
ということで、寺としての印象で特筆すべきことは思い出せない。

とにかく神護寺は階段のキビシサ。


あ、そうそう、でもここで食べたにしんそばのにしんが意外な美味しさだったんだ。
階段の途中にある「硯石亭」という茶店。






そば自体は普通だったが、初めて食べる身欠きニシンが美味しかった。一度食べてみたいと思っていたのよ。

加えて茶店のご主人が親切に、帰りのバス停への行き方を教えてくれる。
店にバスの時刻表も貼ってあったし、大変助かった。




18.高山寺。

2017-01-22 | 京都/Kyoto:2016
10月11日。7日目。本日帰ります。

最終日は栂ノ尾へ。

栂ノ尾まではバスで40分くらいかかる。けっこうな山の中。
紅葉の名所らしいのだが、何しろ数日前に30℃を超えたという天気なので、紅葉のコの字もなし。
ゆえにバスに乗っている人数も非常に少なく、わたしの他に多分二組ほど。







ここは鳥獣戯画で有名なところ。だがここにあるのは複製で、本物は国立博物館にあるらしい。
まあわたしは特に鳥獣戯画を見に来たわけではないけど。




















しかしこんな絵なので、複製でも充分に愉しい。







小坊主さんが……と思うと、






善財童子。今から考えてみると、けっこう変わったところに置いてあったなあ。
縁側の真ん中だもん。







映りこみが激しいけど、伝運慶作の仔犬。可愛いのかそうでもないのか、迷う……







詳細は見てこなかったが、観音像。飾りなんかからすると飛鳥仏の写しっぽく見える。
でも制作は多分近現代。








明恵上人像。わたしは特に興味がある人ではないのだが、好きな随筆家である白洲正子が「明恵上人」という本を書いている。
この絵では貧相なお坊さんだが、超イケメンで女性信者多数、自身の修行にも差し支えるほどだったそうだ。
あまりの状況に自ら耳を切り落とし、イケメン度を下げてある程度のファンは追っ払ったらしい。
すごい対応の仕方。耳を切り落とした人に道を説かれても不安だが……







深山の中の寺。高山寺自体の敷地は広いんだけど、石水院の本堂からはすぐ森で、少々誇張していえば、
森の海の中に突き出た岬といったところ。
本堂のすぐ外側を歩く程度の幅の道しかない。まあそれを狙ったんだろうけれども。
そこをおかーさんらしき人が掃除していた。

おかーさんとは何かといえば、ここの表門と裏門の入場券売り場に座っている男の子たちが……
高校生?大学生?なかなかイケメンでね。寺の息子たちなんだろうか、近所の子のアルバイトなんだろうか、
息子たちだとしたら、さっき庭を掃いてた人がお母さんという年恰好だよなあと。

京都街中からバスで40分かかる環境は、普通の意味では便利さに欠けるだろうけれど、
しかし緑の中で安住出来るのならば、ある部分ではうらやましい気がする。
こういうところで暮らせれば、心穏やかに暮らせる……なんて簡単な話じゃないだろうけど。








広いです。



17.修学院離宮。

2017-01-18 | 京都/Kyoto:2016
永観堂から詩仙堂に向かう。詩仙堂は昔二度ほど行ったことがある。好きな場所。
しかしその前に、修学院離宮に行ってみようと思った。予約は例によってぐずぐずしているうちに埋まってしまったので、
行っても入れない。しかし辺りの雰囲気でも味わって来ようと思ってさ。

でもバスを降りてから気づいたが……もう夕方でだいぶ疲れている。
バス停から15分歩いて修学院離宮に行って、門だけ見て帰ってくるなんて……もう足イタイよ。
止めとけばよかった。でもここからバス停に戻って詩仙堂行くのも、歩いて詩仙堂行くのももうあんまり変わらない距離。

まあせっかく来たんだからと思って、痛む足を引きずって修学院門前までたどり着く。
期待に反して修学院離宮は竹垣をかなりの高さまで巡らし、中の様子は全くわからない。
門前はすぐに普通の住宅地で、別に趣というものもない。誰もいない。はっきり言って来る価値はない。
まあだいたいそんなもんだろうけどね。そんなに期待もしてなかったけどさ。


しかしここにたどり着いた時に、ちょうど15時だったというのがポイント。


門前に張られたテントに、若いおにーちゃんが二人いる。そのうちの一人が声をかけてくれる。
「中に入りますか?」

……へ?ほ?中に?
いや別に予約してませんが。物好きにもたまたま来ただけで……あ、そうか。
ここの見学は予約制で、すでに予約はいっぱいだけれども、でも当日キャンセルということはあり得る。
この時点で受付締め切りの15時ちょうど。きっと見学人数の空きがあるんだ!

3秒くらいかけてそこまで思考がたどり着き。
「入れるんですか?」「入れますよ」「入れるんなら入りたいです」というやりとりの後、
おにーちゃんが受付してくれて。「そろそろ出発なので急いで下さい」と門を指さす。

いやー、ラッキーだねえ。
まさか入れるなんて思わなかったし、当日キャンセルなんて全く頭の中になかった。
これが前後に10分もずれていたら、おにーちゃんが声をかけてくれることもなかっただろうし、
当日キャンセルなんて気づかないまま詩仙堂に向かっていただけだろう。
これも旅行のカミサマのお導き。



(わたしの写真はまったく良くなかったので、もっと修学院離宮らしさがよくわかる写真があるサイトを張っておきます。)






しかし、天下の修学院離宮の門がこんな簡素さだからね。びっくりした。
帝が入るような正門はまた別にあるのかなあ。しかし離宮のコンセプトからして、あまり仰々しいものもまた違うと思うが。

修学院離宮は30人くらいのグループで、ガイドさんがついて説明を受けながらの見学。自由行動禁止。
正直そういうの苦手。疲れてるし、自分のペースで動きたかった。
庭なんてごちゃごちゃ言われながら見るもんと違いますやん。











敷地は広大で、しかし田んぼがけっこうな面積を占める。この田んぼは、帝が鄙らしさを出そうとわざわざ取り込んだ
斬新な作庭技法だったらしいのだが……そもそも鄙に住んでいるわたしにはあまりにも見慣れすぎた風景。
折しも稲の刈り入れ時期で、トラクターなんぞも散見されるというのでは、有難みもありません。

見学コースは1時間半くらいだそうでしてね。
修学院離宮にたどり着く前にすでに足イタイ状態だったわたしにはけっこうな試練でした。
高低差もかなりあるし、ガイドさんに率いられての行進状態で、あんまり風景を楽しめたとは言えないなあ。















多分ここが中の茶屋の楽只軒。五段の違い棚が有名だそうで。霞棚と呼ばれているらしい。
ただ人がたくさんいるのでなかなか写真が撮れない。柱が真ん中に通っちゃって違い棚台無し。

多分敷地の一番高いところにあるのが隣雲亭。ここは良かった。











一二三石というものらしく。石が一つだったり二つだったり三つだったりするでしょ。







これが多分千歳橋。面白いのは右と左で様式が違うこと。
右が禅寺?っぽい。左は……なんですかね(^^;)。












窮遠亭。








だいぶ降りてきて浴龍池。日本の庭はその命名も含めてセンスだけれども、
ちょっとこの池に浴龍池はオオゲサ……。











もうだいぶ夕方なので色が出てない。







この色が若干マシですか。



ガイドツアー終わって16:30。
全体的な感想を正直に言えば……「テレビの特集番組で見ていた方がきれいだなあ」でした。
テレビだとぎゅっと凝縮して見せてくれるので、その作庭の精緻さが印象深いんだけど、
実際に歩くと、テレビに比較してどうしても間延びするでしょ。
しかも疲れている時のガイドツアー。ベストな状態とは言い難い。


でももちろん見学できたことは大変うれしかったのでした。
桂離宮と苔寺と、修学院離宮のうち一つくらい見てみたいと思っていたしね。








門前を出たところにある一般のお宅の蔵。窓のデザインが可愛らしいじゃないですか。








その近辺の咲き残りの朝顔。もう10月なので色は儚げ。







16.醍醐寺及び無鄰菴及び永観堂。

2017-01-14 | 京都/Kyoto:2016
10月10日月曜日。祝日。6日目。


明日の午後には京都を離れるので、まるまる使えるという意味では最終日。満を持して、この日は醍醐寺。
ここも初めて行くところ。国宝・重文で何万点ですって。楽しみにしていた。


だがしかし!!!


期待が大きすぎたせいか、どうもな~。
霊宝館という建物があって、10月15日からは秋の特別展示で入場料が跳ね上がる。1500円。
今日は霊宝館と本堂の共通券で800円。安くて良かった。……と思ったのもつかの間。

安い間に見られる展示物はほんのちょっぴりしかないの!建物立派だけど特別展示期間以外、奥の方は閉めているらしく。
今見られる目ぼしいものといえば、宗達の「舞楽図」のみ。これ前にどこかで見たことあるし~。
見ごたえがないにもほどがあるんじゃないかね。いいもん見たくて来たのに。自慢の国宝も、見られないんじゃねえ。


まあ秀吉の庭は、まあまあ。












秀吉らしく、明るい開放的な庭とかいう説明だった気がする。そう言われればそんな気もする。
言われなければわからない。














敷地は広くて、遺跡感もあって、近くの“おらが寺”としてならなかなかいいところじゃないかと思う。
たまに散歩に来るような。
だが、あの醍醐寺!と思ってくると肩透かし。やっぱり過剰な期待は事故の元。



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次は無鄰菴へ行きました。

近頃はNHKで庭の番組を見ることが多くて。よく見かける庭。
山縣有朋の別邸で、名匠七代目植治作庭だそうだ。可愛らしく明るく、伝統的な庭と比較して、より親しみの持てる庭。


しかし実際に行ってみるとテレビで見ているのと決定的な差が。


敷地が狭いのね。まあ狭いっていっても明治のエライ人の別邸だからそれなりなんだけど、
何しろ場所が南禅寺門前なのね。観光客が大挙して歩くところ。
ということは、敷地外からの人声、車の音がウルサイ。
テレビ番組だと、静か~なところに水音だけがチョロチョロと聞こえ、くつろぐ感じなんだけど、
実際はそういうわけにはいかなかった。

でも庭自体はいい。

















家の近くにあったら時々来たいところ。地元でいい庭って皆無なのよね。残念ながら。



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今写真を見返すまで、永観堂に行ったことは記憶からすっかり抜けていた。
そうか、見返り阿弥陀の寺か。植木屋さんがいたところか。















庭の手入れで植木屋さんが入っていてねえ。
その仕事ぶりをしばらくじーっと見ていた。
池のそばの松の木の手入れに、はしごを池の中に立てたりするんだねえ。竹とひもで固定して。
さすがに池の中に脚立を立てるのは難しいらしく、四苦八苦してたようだ。
でも池の端と端にはしごを渡してその上を通るとか、今まで知らなかった植木屋さんの仕事ぶりを目のあたりに出来て得した気分。







松の木も決して大木には見えないのだが……人が上に登って作業していた。危なくないのかなー。
暑い中、お疲れ様です。








ここも庭。ここは角っこの小さい庭。







木漏れ日がきれいですね。







見返り阿弥陀堂から本堂。この高低差が魅力。お寺には珍しくエレベーターがついており、
自分の足で登る善男善女を後目にわたしはエレベーターで昇る(^^;)。
ここは紅葉で有名なところ。今の季節は青楓だが、きれいでした。

見返り阿弥陀は思ったよりも小さく、柔和な表情のブツでした。見てて穏やかな気分になる。
しかしなんでこう見返らせようと思ったのかね仏師は。
不思議。




15、石峰寺。

2017-01-11 | 京都/Kyoto:2016
次に行くのは石峰寺。ここもまあ、あんまり普通の観光では来ることのないところ。

こないだテレビを見てたら、若冲関連の寺として紹介されてたからさー。
なんでも若冲が晩年を過ごした寺らしいで。
若冲プロデュースの五百羅漢像があるらしい。
行けなかったら別にいいやーと思っていたのだが、のんびりコースのこの日に行くことにした。

しかし写真はこの一枚だけ。







なんと五百羅漢の撮影は禁止だそうで。
何を勿体ぶってんだろうなーとは思うが……実際に来て拝観料を払えということだろうか。
それとも、より崇高な?理由として、静かに観仏をしてほしいという理由だろうか。

実際に行ってみたところ、何の変哲もない裏山に、摩耗したような石仏がもこもこもこっとたくさんいる。
誕生仏とか涅槃のシーンを模したものとかあったから、それなりにストーリー性が楽しめ、夕暮れの光線の具合も良く、
なんだか居心地が良かった。ブツとしては素朴なものだから、一つ一つを鑑賞するという完成度はないけれども。

それなりに人がいるが、まあわざわざこんなところまで来る観光客はどっちかというと物好きの部類に入るので、
狭い境内でもそんなに気にならず。辺りに人がいなくなる時間帯も少しあったし、雰囲気は良かった。
写真撮影禁止もユルせるなあ。
ホトトギス(植物)の栽培に力を入れているそうで。いずれは若冲とホトトギスの寺ということで売り出されると思います。

なお、ここでは入場料を和尚さん?か見習いさん?が本堂横に机を出して徴収しているのだが、
その時併せて、「蚊がいるので良かったらお持ちください」と蚊避けの団扇を貸し出してくれる。
人生初蚊避け貸団扇。きれいな団扇でした。



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石峰寺を出て16時。ホテルに帰るには早いが。どうしようかな。


中学3年で初めて京都を一人旅した時(宿泊はおばさんの家)から、ガイドブックに載っているレトロ喫茶が気になっていた。
しかし、その後京都に何度来ても入ったことはなく。(除く長楽館)
行くとしたら、まさに時間が空いたこのタイミングじゃない?

その時点で一番行きやすいレトロ喫茶ということで「フランソワ」を目指す。
四条祇園で降りてすぐ。

でも並んでたんだよねー。うーむ。基本的に並ぶの嫌いなのだが……でも“二度と京都に来なくても後悔しないように”
今回入っておくかー。













まあ10分くらい並んで。
たしかに中はいい雰囲気だけど、狭い。
案内されたテーブルも位置が悪くてくつろげない。







レモンタルトとミルクティのセット。1000円。
レモン風味が強く、美味しいが……ミルクティと合わない(^^;)。

この店自体はいい店だと思うんだけど、喫茶店なんてものは並んで入るものではないですね。
入り口で待ってる人が見えるから、おちおち本も読めません。
パクパク食べてとっとと出ました。喫茶店はのんびりできないと意味がないですよ。



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その後、四条辺りでお土産を物色し、それでも足りなくて京都駅まで行って。2時間くらいかかったかなー。
ホテルまで戻る。
今晩の夕食はは宿泊施設の近くの、行列が出来ているラーメン屋さんに行こうと思ってた。
火柱が立つネギ油ラーメンが売りの店。

ホテルの部屋にお土産を置いてから、そのラーメン屋さんに並ぶ。
ありがたいことに外に椅子が置いてあるので座って本を読みながら待っていることができる。
わたしの他は多分全員が外国人で、10人くらいいたかなあ。15分くらい待つ。
客を呼び込むのは店主で、外国人に「ほえああーゆーふろむ?」と声をかけるのがお約束。
ブラジルだのオースラリアだの、見事に世界各国から来ているようだった。
わたしが訊かれたら「じゃぱん!」と答える気満々だったのだが、残念ながら「日本の方ですね」と見破られ。

しかし店内に入って注文しようとして驚いた。
ネギ油ラーメンのメニューしかない。普通のラーメンは今の時間やってないんだって!
えええ~。いくら売りは売りでも、もう少し選択の幅があってしかるべきでしょ~。食べログでは他のメニューもあったぞ!

何しろわたしはネギがキライ。なのでネギ油ラーメンを食べる気なんてさらさらなく。
「ネギ食べられないんでいいです」と出てきた。若干むかっ腹。


そーすると……スーパーの2階にモスバーガーがあったな。でもラーメンを食べようと思っていたところに
ハンバーガーって違うよなー。そんなにお店も多くない界隈。またバスに乗ってどこかに行くのも面倒。
スーパーで買ってきて中食もちょっといやだなあ。

あ、そういえばバス停の近くにココ壱番館があった。
チェーン店だが、今まで入ったことがない。これも縁なので入ってみましょう。人生初ココ壱番館。
ええっ!トッピングにオクラ?カレーにオクラ?人生初だ。鶏つくねとオクラのカレーを頼む。

……そしてここで意外な美味しさに目覚めれば結果オーライなのだが、
食べてる途中で、なんだか胸がムカムカして半分くらいは食べられず。ゴハン少な目なのに。
オクラとカレーという組み合わせ自体は「なるほど……」と思いながら食べられたのだが。


振り返ってみると、なんだか今日は飲食物が微妙な日。
柿サンドに始まり、ケーキセットしかり、ネギ油ラーメン、カレー。
まあよくあることなんだけれども。








14.承天閣美術館。

2017-01-08 | 京都/Kyoto:2016
10月9日。5日目。

この日はわりとどうでもいい日。どうでもいい日ではないか。
予備日というか、ずっと駆け回っていたのでのんびりする日。


朝もゆるゆる10時にホテル出。


まず本法寺に行った。
ここはまあ普通の観光ではそんなに来るところではないだろうけど、一応長谷川等伯ゆかりというのでね。
大涅槃図の複製画があるそうだし。

ちっちゃなお寺だろうと思っていたのだが、予想よりは広い。











長谷川等伯像。見上げすぎや。







庭もウリ。本阿弥光悦作庭「巴の庭」。狭いけど。

写真には写ってないが、ど真ん中に唐突に蓮池があり、どうなのかなこれ。
蓮の盛りには存在感がありすぎるのではないか。そして今の季節は蓮が枯れて、正直言えばみすぼらしい。


展示室はちっちゃいが、誰だかの花鳥図でいいのがあった。八代集の江戸写本がきれいな字。
大涅槃図の複製はビニールで感心しない。


このお寺の辺りは茶道の千家のお膝元。とある家の前を通りかかると「千」という表札が……
でも侍屋敷みたいな重厚な構えではなくて、現代日本の一般住宅でした。すっきりしたデザイン。



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次は相国寺の承天閣美術館。


相国寺へ行く途中にフルーツパーラーがあり、「柿サンド」という貼り紙に驚愕し思わず入ってしまった。
「柿サンドを食べてみたいんですが……」「カツサンド?うちにはありませんよ」
フルーツパーラーに入って、さらにショーケースを指さしながら言ったのに、その聞き間違えは納得できませんが。

柿サンドは、柿も美味しく生クリームも美味しくパンも普通で、全然問題のない美味しさだが、
あえて柿を生クリームと一緒にする意味までは感じなかった。




承天閣美術館の売りは若冲の「動植綵絵」30幅。……の複製。
コロタイプ印刷の複写だそうで、なかなかきれいなもんです。そもそも若冲も鮮やかな色彩の画家なので、印刷にとても映える。
それを30幅、原寸大でずらりと並べて見せてくれるのは大変アリガタイ。見がいがある。

もともとは相国寺に寄進されたものらしいので、ここに所縁のもの。
……と思ったが、今気づいたけどこれは常設ではないんだね?特別展なのか。
並んだところを見られてラッキーだった。複写とはいえ。一枚二枚だけで見ては別な見方になる。

でもまあ混んでました。昨今、若冲人気だし。
ここは小ぶりながらけっこういい美術館で、もう少し人が少なければ印象はさらに良かったろうなー。
そうすればもう少しじっくり見て、もっと楽しかっただろう。
若冲以外にも可愛い絵が何枚かあった。現代作家の椿の絵良かったなあ。

そしてここも庭がいい。







まあ禅寺の庭と違って、現代の建物の庭なのでそこまで精神性が漂う感じはしないが、
リボンウィンドウから見るパノラマな庭としてはいい感じ。これは「十牛の庭」という名前がついているらしい。








コンクリートというところがいまいちだが、こういうデザインの庭は嫌いじゃない。


狭いわりには1時間ちょっといて13:10。


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その次に行こうとしていたのは風俗博物館。……昨今の〝風俗”なる語はフーゾクの意味しか知らない人が増えてきた気がして不安だ。
そもそもは生活文化のこと。
そして風俗博物館とは、源氏物語の六条院の模型を展示している博物館らしい。
つまり平安時代の生活文化についての展示。まあちょっとネーミングを工夫した方がいいかもね。

5年前京都へ来た時もうっすらと行きたいと思っていたところだった。しかし場所が悪く、結局行けず。
今回は行こうと思っていたのだが……

どうも企業がやっているこじんまりとした博物館(展示スペース?)らしいので、ちょくちょくお引越しするらしいの。
5年前のところから場所が変わっていて、むしろ行きやすいところになっていたのでラッキーと思ったのだが、
前日くらいにもう一度場所を見たところ、そこから再度引っ越しをしたらしく。
うわ、行く前に気づいて良かったと思って3ヶ所目のところへ行ったところ、「移転しました」という貼り紙が。
さすがに、お前は葛飾北斎か!と内心毒づき、そこに書いてあった場所を目指すが……
ここだろう、と思ったところに行ってもそれらしいものは見当たらず。
ちっ、もうちょっとちゃんと見てくれば良かった。地図を写真に撮ってくれば良かった。

こうなるとお手上げ。何しろわたしは10年来同じガラケーを使っていて、携帯で情報は取れない不自由な人。
ipadも持って行ってるんだけど、繋げてない。京都ではバス停でフリーwifi使えるようになっているんだけど、
設定するのが面倒で使えない。
仕方ないので家に電話して風俗博物館の電話番号を調べてもらい、電話してみたが、
……この日は日曜日で会社が休みらしく、人間がいるところに電話がつながらないらしい。
なんだっちゅうねん!とムカムカし、アンタなんかもう知らん!と言って、風俗博物館は諦めました。


アンタとわたしは縁なき衆生。今度京都に来ることがあっても、風俗博物館に行くことはない。





13.安土から石山寺へ。

2017-01-04 | 京都/Kyoto:2016
考古博物館を出て、同じ敷地内にある本来の目的地である「信長の館」。
ここにはセヴィリア万博に出品した安土城天主部分の復元模型が譲渡されている。







建物内部なので全体像は写真にはおさめられない。







周りから見るだけで上がりこむことは出来ない。この襖絵こそを近くで見たかったのだが。まあ傷むからね。








映りこみが激しいけど全体像模型。







ここの装飾が見事。気に入った。まあ自宅の室内装飾としては派手すぎるが。



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で、安土城跡へ行くわけですが。

安土城はねー。彦根城の高低差がコタエてて、登れなかったの。まあこの時点で14時過ぎてたという理由もある。
大手道の下まで行って、何段か階段を上って来ようかと思ったのだが、
……入場料を取るところが大手道の前にある。階段何段か上るだけで入場料を払うのはチョット……。







向かって左側の山すそ。右側の山の中腹に伝秀吉屋敷跡があるハズ。







かなりズームアップして撮った安土城大手道。これを見る限り、ここを登れる体力はそもそもわたしにはなかった。

しかし天下の安土城なんだから、入り口付近の小屋とか料金所とか、もう少し整理して配置した方がいい。
まあ中に入ったらフォトジェニックな風景が広がっているのかもしれないが、外から見ると
ごちゃごちゃした建物に遮られて、城の雄大さとか全く伝わらない。
やはり観光設備として町の財政に寄与させようというなら、もう少し整備が必要ではないか。


レンタサイクルで安土駅に戻り、安土発14:53。



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この時間なら石山寺へ着くのも余裕と思ったのだが、安土駅から石山駅まで30分強かかった上に、
駅からのったバスで石山寺を乗り過ごす(^^;)。さらに何十年に一度だかの御開帳の秘仏が
寺全体の営業時間よりだいぶ短く、16:00までだかで……15:50に着いて、けっこう広い境内(階段あり)を走る。






御開帳の仏像を見たはいいが、例によってゼーハーゼーハー言ってる状態で見ても、何の記憶にも残らない。
全く!何も!残ってない。


石山寺は紫式部が源氏物語の構想を練ったところ。
マネキンで再現している部屋があるのだが、古くて適当な作りなので趣がないことおびただしい。
むしろあれはない方がいいのではないか……。








石山寺で印象に残ったのはこの石の部分。
石山寺の名の起こりだそうで、まあこれだけの石があったらそうだよなあ。







しかし走ったおかげで何を見る気にもならないまま、寺内をぼーっと通り過ぎ。
30分程度で石山寺は終了してしまうのでした。やはり心と体の余裕は必要だと思われる。



石山寺からすぐのところに瀬田唐橋。






Oさんから色々聞いて予習はしていったのだが、……もう疲れててダメ。ムカデしか思い出せない。
というか、俵藤太の百足退治がここだったというのが意外。東国での話かと思っていたよ。

ここは夕景の名所だそうで、しかしこの日は曇り空。







どこかのボート部の皆さんが練習をしているのを、しばらく見てから帰りました。




12.安土城考古博物館。

2016-12-31 | 京都/Kyoto:2016
彦根駅を12:06に出る電車に乗って、次の目的地は安土。12:30に到着。

ここもそうそう時間がないことだからして、レンタサイクルを借りようと思っていた。
何軒かあるレンタサイクル屋さんで、電動アシスト付き自転車があるところ。
――そしたらここのおじさんの話が長い!こっちはそうそうのんびりしていられない気分なのだが、
地図を見て道を教えてくれるのはいいとして、観光名所の案内もしてくれるのもいいとして、
日々のつれづれを語ってくれるのは……まあちょっと遠慮をしたい気分だった。
ようやく自転車を借りるところまでたどり着けた時にはヤレヤレ、と思いました。


ちなみに自転車屋さんの店先の温度計は31度。10月8日ですが。なんですかね、この気温。


まずは信長の館を目指す。
田んぼ道を(電動アシスト付き自転車で快適に)走っていくと、正面に観音寺山、左手に安土山。







観音寺山。手前の建物は安土町の公民体育館らしいですよ。安土マリエート。








一番左の山が安土城のあったところらしい。しかしこうやってみると、観音寺山の方がずっと威圧感があって、
どん!と城を建てるのなら、こっちの方が迫力がある気がした。まあ多分琵琶湖に臨むロケーションが
眺め的にも実利的にも良かったということだろうけれども。






これが教会とかではなく、安土城考古博物館だそうで。
けっこうシュミに走ってるよね。なんでこの建築デザインなのか中で訊いてみたところ、
訊いた人はわからなかったんだけど、あとでチラシを持ってきてくれて。
それによると、「合理的な考えの持ち主だった信長が採用するとしたら簡素で美しいロマネスクのデザインを選ぶだろう」
……それでこのデザインらしい。ってことはあんまり根拠はないワケね?

しかしこの辺りにまとまっている公共体育館やこの博物館、文芸セミナリヨなるクラシック専門ホールなどがあり、
デザインの基本はヨーロッパ。文芸セミナリヨの丸屋根の連続はヴェネツィアの聖マルコ寺院からの引用。でしょう、多分。
ヨーロッパ好きのわたしとしては、こういう(パチもんにしても)建物群は愉しい。








信長の館がメインで考古博物館はふと立ち寄った程度なのに、ここはけっこう面白かった。








安土城。なるほど。昔は半島かあ。というよりむしろほとんど島だね。
あれ?でも大手道跡の大階段がここだと、アプローチはむしろ舟?









観音寺城の復元ジオラマ。このジオラマ、けっこうでかい。









小谷城の復元ジオラマ。








安土城の伝羽柴秀吉屋敷跡の模型。そんなに広くはないかもね。




面白かったのは信長の肖像。ここらへんは、まあそんな感じと思えるのに対して、








以下も全部、伝信長。
























それぞれ別人ですね。


他にも大手道の階段の模型とか面白かった。ここは総じて模型がいいですね。
展示面積は全然広くないけど、期待よりも面白かったので満足度が高かった。





11.初滋賀。

2016-12-27 | 京都/Kyoto:2016
4日目。10月8日。今日は滋賀です。

日本征服を目指すわたしにとって、滋賀はすでに攻略済みにカウントしている県だったんだけど、
滋賀っつっても、行ったの比叡山だしね。一応敷地は大津市にもまたがっている筈だが、少しずるをしている感が否めない。
なので今回は滋賀をちょこちょこ。
どこへ行こうか迷いつつ、わたしは石山寺に行きたい。そのそばにはOさんお気に入りの瀬田大橋もあるから寄ってみよう。
一応現存十二天守の一つである彦根城は行っとこうかなあ。となると、Oさんお薦めの安土城にも行かずばなるまい。


京都駅から彦根は快速で50分、運賃も1000円ちょっと。意外に近い。通勤圏内ではないですか。
彦根駅に9:20着。






実はこの写真を撮った直後、上の非常口誘導灯に兜の前立てがひっかかり、前立て、壊れました……。
見ちゃいけないものを見たような気がして足早にその場を去ったが、大丈夫だっただろうか。


お城へは徒歩30分。もう暑いんですよ。













とにかくね。階段あるんですよ。写真に写ってないその先も階段でね、







ここの門から入るためにはこの橋まで登らなきゃならないわけでしょう。







そしてこの眺めを得るため、城に入ってからも急な階段(ほとんど板バシゴ)を何度も登るんだから。

体力オバケのOさんは「え~標高50メートルだよ~。大したことないよ~」とのたまうが、
そもそもわたしには体力がないんだ!いや、普通の人でも彦根城あたりはそれなりにみんなフーフー言うと思うよ。
わたしは倒れそうでした。なので、城の何たるかはほとんど見てない。
朦朧とした目でぼーっと見て来ただけ。









でもきれいな城ですよね。こじんまりとした。




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多分わたしの心の奥底では、主目的はこれだった。







ひこにゃん。

ゆるキャラにそんなに興味は……とか対外的には言ってるんだけど、むすび丸好きだし、
ふなっしーも最初うるさくてきらいだったが、色々言動を見聞きしているうちに尊敬に変わり、
なによりミッフィー好きである。……え?ミッフィー?ゆるキャラじゃない?
そうかなあ、あの線の究極のシンプルさ、無表情、ゆるキャラに加えてもいいと思うけどなあ。












動きがとてもおしとやか。見ていて思ったが、……ひこにゃんは能の動きを意識しているのではないか?
彦根は能が盛んだったらしいし。

ひこにゃんは特に喋らず、ポーズをつけるだけつけて帰っていく。正味10分くらいかなー。
まあ正直、あんまり芸がないと言えばない。でも可愛いのでゆるす。



去っていく後ろ姿。。







そして振り返って3度もお辞儀する。















うーん、やっぱりおしとやか。



彦根城博物館も見たが、何しろ彦根城へ上がった直後で、まだ頭に酸素が行きわたってない。
何があったのかサッパリ覚えてないのであった。


11時過ぎくらいに彦根城を出る。今日も少し急ぎ目の日程です。
あ。彦根城そばの売店で近江牛メンチカツ280円を買って食べた。結果的にこれが今日の昼食……