Mo.の事件簿 A diary of Mo’s trips

事件簿などという大層なタイトルだが、実は単なる旅行記です。

6.旧岩崎邸。

2015-12-21 | 東京/Tokyo:2015
東洋館の後は本館にも行ったんだけど、こっちはあんまりしっかり見なかった。
こっちは東洋館と打って変わって人も多く、東洋館をしっかり見た後でもう疲れてたしね。
1時間半ほどいて、でも実は座って本を読んでいた時間が長かったと思う。
一応ざっくり眺めてまわったが。
仏像はちょっといいものが並んでいた。しかし写真撮影禁止。

ちなみに平成館が前日にリニューアルオープンしていた。
ここは考古学関係がメインらしいんだけど、考古学関係の展示ってよっぽどうまくやらないと地味なんですよねー。
特に国立博物館の展示物となったら、別に地元色も出ないから、ごく一般的な、教科書で見たような
ものばっかりになって「おお、これが!」とまで思えない。
早い話が退屈でした。……ただ、椅子がいっぱいおいてあるので、座りたい人はここがねらい目。

国立博物館は、建築としては時代的な名建築として挙げられるものだけれども、反響音がすごくてツライ。
特に入口ホールとかね。まあ多分石造りの大建築は大なり小なりそうだろうけど。









周りがあまりにも暗く写っていてナニコレ?状態だが、入口ホールの照明。本当は普通の明るさです。
戦争前までの建物は照明がステキなものが多い。


本館ももう少しじっくり見るべきだろうし、法隆寺宝物館は行ったことないかもしれない。
また来なきゃなあ。




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最後は疲れた体に鞭打って旧岩崎邸。






前から来よう来ようとは思っていたが、今回初訪問。
こういう西洋建築には興味があり、けっこう数々行っている場所はあるのだけれども、
……実際に行く時はだいたい疲れているので、「行った」ってだけで満足してしまい、記憶にはほとんど残っていない。
細部を見なければ話にならんのに、細部を見る根性がない。「ほー」っていっておしまい。
中の写真撮影不可というところが多いからね。

よく考えると、別に今後は行かなくてもいいような気がしてきた。
本とかテレビで見た方が、専門家が解説してくれるし、わかったような気になっていいかも。







庭側から。玄関側と庭側で、同じ建物とは思えないほど雰囲気が違う。玄関側は重厚、庭側は軽やか。
この建物は時々ドラマロケなどで使われているので、見ると「ああ……」と思う。


そして16時頃ここを出て、17時に帰りのバスに乗り、22時頃?帰ってきた。
あまり力は入ってないけど、それなりに楽しめた旅行でした。



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そして全く東京旅行とは関係ないけど、おまけで先日行って来た仙台うみの杜水族館。
































えー、感想は、……魚が地味です。


近年、わたしはしながわ水族館、マリンピア日本海、加茂水族館、と行っている。
その中でここが一番魚が地味……
いや、もう少しキレイな魚を集めてるもんだと思っていたよ……。

“地元の魚”というコンセプトを採用しているのだろうけど、そこにはこだわらなくていいから、
キレイな魚を色々見たい。熱帯魚とかクラゲとか。クラゲもほんのちょっとしかいないし、
熱帯魚もご家庭レベルの小っちゃい奴がちょっといるだけ。
ほとんどの魚が軒並み茶色くて展示背景も茶色くて地味地味地味。
正直がっかりした。楽しみにしていたのになあ。

ここだけを見たらそんなに悪くないのかも。他と比較対照出来てしまったのが不幸かもしれない。

でもスターであるイルカのショーは大変楽しかったです。
ついうっかり年間パスポートを買ってしまったので
(最初にイルカのショーを見て、ステキ!楽しい!と盛り上がり→年間パスポートを買い→
展示スペースを見て「地味だね……」と盛り下がる、というコースをたどった)
2回目も行ったんですけどね、もう。

水槽の掃除が行き届いてない気がするけど大丈夫か西武グループ。
しかし年末年始も無休で開ける根性は尊敬する。
あとはコンセプトを是非もっとエンタメ方向に持って行って欲しい。開館早々ナンですが。





5.東洋国立博物館東洋館 続き。

2015-12-18 | 東京/Tokyo:2015
昼ごはん後、東洋館再開。







これは中国古代の揺銭樹。「金のなる木」的な縁起物。
こんな細っかい青銅の細工でよく作るなあ。








唐三彩の馬。たしかわりとでかかった気がする。50センチくらいはあったかも。











「白磁刻花蓮花文皿」北宋・11~12世紀。
このタイプの焼き物が好きでね。台湾の故宮博物院に行った時、これの特集をしていて、
名品が揃っていたので「うわあ~」とヨダレを垂らしたのだが、写真撮影禁止でとてもクヤシかった。
今回ここで撮れて若干嬉しい。江戸のカタキを長崎で。







朝鮮の石剣。前4~5世紀だそうですから、すでに相当に達者ですよね、製作技術が。

朝鮮の歴史はほとんど全く知らないが、何年か前にテレビでちらっと発掘品のドキュメンタリーをやっていて、
そこで出た金製品が(時代は忘れた)、中東だかローマだかの流れを汲む……とかいう話だったと思う。
中国にも痕跡がないデザインが、ぽっと朝鮮で出たことが不思議だね、という番組だった。

朝鮮の海洋史はどうなっているのだろうか。
何しろユーラシア大陸だから、がんばって海岸伝いを行けば、さすがにローマまではかなり困難としても
(当時スエズ運河はない)、中東くらいまでは行けたかも?












銅鼓。
これ、今気付いたんだけど、上が15~17世紀のタイ出土で、下が2~9世紀の中国出土らしいのね。
なんか関係性が不思議。
銅鼓なんて日本にはないものだから、今一つどういう使われ方をしたのかわからないが、
間違いなく、タイのは中国の影響を受けてるでしょ。しかしそれにしては時代が離れすぎてないかい?
2~9世紀っちゅうのも大雑把で幅がありすぎだけど、そこから少なくても600年とか経って、
こんなに似ているものを作る。日本も含めて、古代東アジアでは中国が絶対的な文化的権威だったけど、
それにしても?と首を傾げる。

わたしが写真を撮って来たのは単に表面のデザインに惹かれてですけどね。
中国のものの方が細かかったイメージだな。ちょっと叩いてみたかった。







カンボジアの浮彫人物像。12世紀。
やはり東南アジアは暑っ苦しいデザインですな。







これがけっこう実は好きでね。
これは何かというと、要は展示品説明のパソコンなんですけども、デザインがニクイ。
古い旅のトランクといった体裁。
何ヶ所も置いてあって、しかしデザインがこれなので、展示物との調和も良く、悪目立ちしない。
設計者お手柄。


地下から5階まである建物で、でも実は2階も中2階的な高さ、3階も同じように半分ずつ上がっていくイメージ。
そのためフロアで切れるイメージがなく、回遊性が高い。歩きやすい。
逆にピチッと切れないので、国や地域の切れ目があやふやで覚えていられなかったりするのだが。

10時半に入って、途中でお昼に抜けて、13時半まで見ていた。たっぷり2時間は見た。
ミュージアムの雰囲気を堪能。満足。





4.東京国立博物館東洋館。

2015-12-15 | 東京/Tokyo:2015
最後の日は(といっても2日しかないが)まず、上野寛永寺。






……しかし上野寛永寺って……もっと広大な敷地のはずですよね?
すっごい狭かったんですけど。わたしが行ったここは、一体なんだったんだろう。

ははあ。なるほど。根本中堂だけだったんですな。そして根本中堂と他の堂塔はけっこう離れていると。
独立性が高い配置のようだ。根本中堂だけしかないように見えてしまった。
道路をもっと奥へ歩けば、将軍廟所とかあったんだね。
不忍の池の弁天堂だけは通ったな。
上野東照宮とか清水観音堂とか、また次に行った時ちゃんと見てきましょう。








そして東京国立博物館ですな。
10年ぶりくらいなのかなあ……。20年くらい前に初めて来た時は、
「これが帝都の第一博物館か?」というしょぼい展示しかなかった。
その当時、大英とかヴァチカンとかすでに見ていたので、彼我の歴史的な国力の差というものを感じたが、
それ以降、だいぶがんばって展示品を充実させてきましたね。いろんな別館を建てて、規模も広げた。







表慶館ではブルガリのエキシビをやっていたが、……入場料が高いので入らなかった。
キンキンキラキラの宝石を押し合いへし合い見るのは、「トプカプ宮殿展」で懲りてる。
グランドジュエリーの世界も決して嫌いではないが。もちろん縁はないけど(^_^;)。


わたしは今回、東京国立博物館の東洋館を熱心に見たんです。
別に最初からそう思って行ったわけではなく、本館の前にちょっと寄ろうと思ったら、
ここが予想以上になかなか見応えがあって。そこまでの大物はあまりないけど、中粒の佳品が多かった。

見応えと共に、中の雰囲気が大層良かったんですな。
何しろ人がいない。作りとか展示物の内容とかを考えれば、勿体ないほど人がいない。
そしてこの人の少なさが、わたしの大好きなヴィクトリア&アルバートミュージアム(ロンドン)を
彷彿とさせる。雰囲気はだいぶ違うけど。

良い物が集まっていて規模も大きければ観光客が集まり、混むのは仕方ないんだけど、
V&Aは、何しろ名だたるミュージアムが軒を連ねるロンドンにある。
だいたいの観光客は大英博物館に行き、ナショナルギャラリーに行き、それで終わってしまう。
もちろんちゃんと見ようとすれば、一つだけでも一日はかかる巨大ミュージアム。

V&Aは、規模としてはそれらに充分比肩する、いやむしろ凌駕するかもしれない
巨大なミュージアムなんですけどねえ。
展示物がまあ……レベルとしては一段落ちる。落ちるとまでは言わないでいいかもしれないけど、
工芸品や家具、小彫刻などがメインなので「これ!」という大物があんまりないんだよね。

しかしそれがゆえにいつ行っても適度に空いてて。他人を気にせずに見られる。
地味だけど、じっくり見るとけっこう面白いものも多くて。
ロンドンに滞在した3ヶ月間は学生パスが使えたのでたしか無料?何度も通った。
たしか当時は無料が多かったロンドンで、ここは正規料金はがっつり取るミュージアムだった気がする。

そういうなつかしいV&Aを思い出させる東洋館。






「観音菩薩立像」。中国。585年。
周りのライティングもけっこう素敵でしょ。






「阿弥陀三尊壁龕」。中国・唐時代。












「十一面観音龕」中国・唐時代。
少し馴染みを感じるかもね、この顔だと。








美男のバタ臭い顔の仏像は全てガンダーラなのである。
「菩薩立像」ちとおっさん体型なのが惜しいが……









エジプトのセクメト女神。対に作るのが好きなお国柄かもしれない。
こういうの作って神殿の入口の左右に置いたんだろうけど、日本だとまったく同じ神仏ってのは少ない気がする。
神社だって仁王像は阿形吽形と左右非対称だし、右大臣左大臣が入っていたり、狛犬も阿吽がある。
左右対称を好むオリエント、ヨーロッパ、非対称を好む東洋という図式はあるかな。
中国がどうなんだろうなあ。中国は対称への嗜好がありそうな気がするが。








そして突然五目焼きそば。
意外に東洋館で時間を食っているので、1階と2階を見た辺りでお腹空いちゃったの。
11:30に東洋館のはじっこに入っているホテルオークラ経営のレストラン「ゆりの木」へ。
東洋館には人がいないのに、ここにはけっこう人が来始めている。
小耳に挟んだ店員とお客さんの会話では、毎週くらいにここにお昼を食べにくる人が多いみたい。
そういう人は大抵高齢者で……上品な口ぶりのちょっとこじゃれた格好をしたおばあさんだったりして、
地元にはあんまりいない人種。と思った。
そういう人はわたしと行動範囲が普段重ならないと言うことか?

五目焼きそばを食べおわって、デザートが食べたくなってモンブランを追加。
この組み合わせもどうかと思うが、飲み物を頼まなかったわたしに、ウェイトレスのおねーさんが
番茶を持って来て下さる。さすがオークラ。正直大変ありがたい。
ケーキを水で食べるというのはマズシイ感じ。そもそもわかってはいるんだが、実際にマズシイから。



東洋館、もっと続くのでここで一旦止めますか。ちょっと切り悪いが。
写真をちゃっちゃとあげていくだけのつもりが、語り出すと長いからなかなか終りが来ない。







3.国立西洋美術館。

2015-12-10 | 東京/Tokyo:2015
次は国立西洋美術館に行きました。ここも相当久しぶり。多分2度目か3度目じゃないかなあ。
それでも前回は、ダ・ヴィンチの地味な素描を見た記憶があるな。20年くらい前の話か。





今気付いたが、写真の一番下にはわたしの影が?







「カレーの市民」。ロダンですね。ロダンの「地獄の門」も近くにあります。
「考える人」はその単体だけが有名になってしまったが、本来は「地獄の門」の一部分。
多分言われなければ気付かないほどの大きさ。


館内改修中でね。部分的にしか展示スペースがなかった。
2ヵ所あって、それぞれテーマがあったはずなんだけど、……すみません、忘れました。
早いとこ記録しておかないとやはりダメなんだなー。

せっかくなので、撮って来た絵を全部挙げる。








アンリ・ファンタン=ラトゥール「花と果物、ワイン容れのある静物」。
記憶力のないわたしが、記憶だけで絵の題名を覚えている筈もなく……
作者名とタイトルが書いてあるパネルを、ちゃんとメモ代わりに写真に撮って来てます。







ルノワール「アルジェリア風のパリの女たち」。
これはルノワールな感じですね。ルノワールは長生きをして、生涯に画風が色々変わった人だけど、
わたしは晩年の暖色系でむっちりもわもわと描いたものより、若い頃の輪郭の比較的はっきりした、
色合いも単純な物の方が好き。「シャルパンティエ嬢」とか本当に可愛いですよね。






モネ「雪のアルジャントゥイユ」。
モネって感じもしなくて、だからといってユトリロなわけでもないのだが、
でもこの寂しい色彩はユトリロを思い出させる。ユトリロはもっと寂しいが。







マリー=ガブリエル・カペ「自画像」。
決してケチをつける目的で撮ったわけではないのだが、女流画家でこんなドヤ顔の自画像を
描いている人ってどうだろう……と思った。衣装も貴夫人っぽいしねえ。
女流画家といえば、アントワネットの肖像画家、ルグラン。
画家はこのくらい素朴な方がね。






ゴッホの「ばら」。
たまにゴッホはこういう可愛い絵を描くね。こういう絵をいっぱい描いていたら
自殺という結末は迎えなかったかもね。こういう絵を描き続けていられなかったところにゴッホの苦しみがある。








エミール・ベルナール「吟遊詩人に扮した自画像」。
1892年作だそうで、ゴッホとかと同時代だが、ずっとモダンな感じ。
この絵に対して、額縁がゴテゴテすぎないか。









ぱっと見どうしてもモネなんだが、実はマルタンという人の「花と噴水」。
これはちょっと点描ですか。

モネとシスレーとピサロをモネ三兄弟と呼んでいます。ピサロ好き。







ブーグローの「少女」。カワイイけど、多分少しあざとい。



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15:30に国立西洋美術館を出て、浅草へ。










雷門をくぐって、仲見世通りをつっきり、本堂に行っただけ。
ここまで人が多ければ、仲見世をひやかそうという気にもなれません。
もっとも、朝から歩いてこの時点で相当疲れている。

あ、でもそういえばお相撲さんとすれ違ったな。
あ、それから花やしきのアトラクション(多分スペースショット?)に乗っている人の叫び声を
微笑ましく聞いたな。浅草寺と花やしきの距離感が微笑ましい。


浅草寺から西の方の道を帰って来る時に、団子屋さんに入って団子を食べた。
その後、オープンカフェならぬオープン居酒屋が並んでいる通りがあり、そこの看板に出ていた
塩モツ煮込みが食べたくなり、酒も飲まないのに塩モツ煮込みだけ注文し食べて来た。
美味しかったです。ちょっと早いけど、これが本日の夕食。


17:00過ぎ、ホテル着。
昨今の東京のホテルは高いねー。安宿でいいからと探してもなかなかない。
今回のホテルはアゴーラプレース浅草というところで7000円。
部屋は狭いし、アメニティがつかないために安値設定だけど、新しくてきれいで、特に不満はない。

しかし7000円が最低ラインという状況は何とかならないものか。
地方都市での5000円を切るホテル代に慣れてしまうと、とても高く感じる。
まあ大都市と地方都市を同じにしろというのも無理な話だが。
最近は豪華なカプセルホテルが増えているようですね。ゴージャスといっていいほどだが、
あれで荷物がカプセルに置けるつくりなら考えるのになあ。






2.江戸東京博物館。

2015-12-07 | 東京/Tokyo:2015
長年、行こう行こうと思いながら行ってなかった。
東京のミュージアムはだいたいそうだな。いつでも行けるという頭もあり、
でも実際はちゃんと計画しないと行く機会がない。
有名どころでも行ったことがあるのは数えるほどだ。


江戸東京博物館。ここは面白かったですよ!

ビルの中なんだけど、けっこうなスペースを贅沢に使っている。













これなんか、いかにも模型っぽく見えるけど、実は実物大の建造物。
吹き抜けになっているところを上から撮っているんですね。
芝居小屋と新聞社の社屋らしい。















この辺は当然模型。多分江戸城ですね。もう忘れとるわ。











江戸時代、商家の模型。






文明開化の頃のハイカラな通り。







神田ニコライ堂。の筈。



外国人と日本人が半々くらいに感じた。けっこうなお客さんがいたけど空間が広いので快適。
模型ばかりではなく、江戸時代の長屋の実物大とか、千両箱の重さ体験とか、
火消しのまといの重さ体験、天秤棒の重さ体験……主に重さの体験コーナーもありました。
まといも天秤棒も重かった。わたしには持てない。
あと駕籠の内部に座ってみるというコーナーもあった。意外に中は広かった。


この博物館は一度見てみて損はないです。常設展だけでも十分楽しめる。








1.さくっと東京。

2015-12-03 | 東京/Tokyo:2015
天から降って来た3連休があったので、1泊3日で東京に行って来ました。
仕事の後、夜行バスで東京へ行き、早朝に到着し、その日の夜はホテルに泊まり、翌日夕方のバスで東京発、
22時頃帰ってくるという。その翌日も休みなので帰りも夜行バスにするか迷ったんだけど、
夜中まで時間をつぶせるかどうか自信がなかったので今回は止めておきました。

一応目的はミュージアム・建築見物です。

実は行ったのは10月13日~15日のことで、しかし面倒が先に立ち、写真もパソコンに取り込んでなかった。
アップするのもどうしようかなと思っていたが、ようやく今日取り込みました。
忘れてる内容も多いので、写真だけサクサクッっとね。枚数も少ないしね。


朝5時、八重洲口着。







改装した東京駅のドーム。見るたびにデコレーションケーキみたいだと思うわ。





築地本願寺。










建物巡礼というような本には必ず出てくる面妖な建物。
ドームが修復中だったのでインパクトがこの写真では弱いかもしれないけど、かなりインド風。
建築家が伊東忠太という人で、大物な建物を色々作ってます。神社・仏閣が割合として多めかも。
こないだ新潟に行った時に見た弥彦神社もこの人だったんですねー。へー。














本堂内部もけっこうドーンと。
照明もデコ風に見えないこともないし、ステンドグラスはこってりしたヌーボー風味、
なんと寺のくせに本堂にでかいパイプオルガンまである。色々規格外の寺。

早朝6時頃着いて、座って休んでいたところ、……バスでほとんど眠れなかったのがたたり、熟睡。
7時だかその辺りから朝の勤行が始まったのはかろうじて耳に入っていたのだが、
あまりの眠さに目が開けられない。椅子から転がり落ちそうになりながら寝こけてました。
多分1時間以上寝てたな。
さすがにお坊さんは心が広いというか、勤行の場のど真ん中で寝ているわたしを見ないようにして、
無事勤行は始まって終わったようです。


なんで朝から築地に来てるかというと、築地市場に行って見たかったからですね。

というより、より直截的には新鮮な海鮮が食べたかったから。なのでこれ。







1500円。チェーン店の「虎杖」(いたどり)で。
8時半くらいで、寝起きだということもあり、元気いっぱいで「いただきまーす!!」ということには
ならなかったのだが、美味しかったです。その時間帯は店は空いてました。
しかし築地場外はけっこう歩いてる観光客が多く、みんな朝から来るんですね。
あとはテリー伊藤の実家の玉子焼きを、歩きながら食べた。



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海鮮丼を食べたらあとは用はないとばかりに、すぐ築地を出ます。
なので、考えてみれば築地市場そのものは見てないのよね……。
移転前だからこそ一度は行ってみようと思って行った筈なんだが。
まあヨイ。ちなみ築地場外は市場が移転した後でも同じ場所に残るそうです。


近くにある浜離宮恩賜公園に行ってみました。






ここの眼目は鴨場。







ちょっとわかりにくいけど、下の方の抹茶色の部分が水路の行き止まりで、
そこまで将軍様の家来が鴨を追い込んで来て、将軍様は窓の向こうに隠れていて、
窓から追い込まれて来た鴨を撃つという。
……猟ってそんなお膳立てをされてやって楽しいか?もっと自力でがんばらんかい!と思った。





ちなみに窓から覗いた視界はこれ。
こんなことやってるとチマチマした将軍様にならざるを得ない気がする。


恩賜公園に1時間ほどいて出た時は10:15。
やっぱり早朝着くと時間が早いですな。次は今回の眼目の一つである、江戸東京博物館へ。