さて、入会から2ヶ月ちょっと。
現状はいったいどうなっているのか。
最初はもう楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
普段と違ったことをしているという高揚感。
まあワタシの英語力なんて、前述したように旅行英語程度。日常会話レベルからははるかに
遠いのですが、その事実に本人が気づかなければ(^_^;)けっこう楽しい25分間が過ごせる。
あんまり楽しかったので、2週目にはコース選択を週末コースから毎日コースに変えました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今までやってきたレッスンの内容は、だいたいこんな感じ。
1.フリーカンバセーション
2.アーティクル・ディスカッション
3.クエスチョン&アンサー
4.ボキャブラリーゲーム
1.フリーカンバセーション
単なるお喋り。とはいっても、なし崩しの「こないだ見た映画がねー」とかのまったり系から、
「日本の出生率の低下について」「日本の選挙状況は」とかのめんどくさい系、
「鯉のぼりとは何か」「日本での近所づきあいとは」などの日本文化系、
時によって出てくる話題は色々です。
先にウェブカメラの功罪……というより罪を挙げておきながら言うのもなんだが、
ネット上では各種サイトの情報が使えるのが非常にアリガタイ。
「夕ご飯にかつ丼を食べた」
「かつ丼?」(実際はかつ丼くらいだと相手は多分知っている。フィリピンには
日本食のチェーン店があるそうだ)
「かつ丼ってのはね……えーっと、これ!」
と画像を送れば一目瞭然。ここであくまでも言葉でかつ丼を説明すれば、大変立派な
英語の勉強になるのであろうが、わたしはそこまでストイックではない。
ウィキペディアの英語バージョンも役に立ちます。
「孔子」の説明なんて、ど~~~~~~~~~~~~~んなにがんばったって、
わたしは英語で出来ません。そもそも日本語でも出来るか?
固有名詞はウィキペディアがダントツ。絵や映画のタイトルは、グーグル翻訳や
ウェブ辞書ではカバー出来ないんだもの。
話題はだいたい相手がリードしてくれます、わたしの場合。
英語がペラペラで、思ったことをちゃんと英語で表現出来る人ならば、
こちらから話題を提供し、それについて思うところを縷々述べることも出来るだろうが、
そういう状態にはほぼ遠い以上、相手の趣味嗜好を基本に、その中でこちらの趣味嗜好に合致する
話題に持っていくように努める方がスムーズ。
何回か同じ講師のレッスンを受けるうちに、話題の好悪も忖度してくれるようになるし、
共通の話題も増える。話の中で「こんな話題は好き、こんな話題はキライ」と言う機会もある。
2.アーティクル・ディスカッション
意味が「記事についてあれこれ喋る」なので、フリーカンバセーションと何が違うのか、
名前だけでは区別がつかないが、一番違うのは、新しい単語を覚える部分。
例えば、講師がこういうネット上の記事を送ってくれる。
http://www.asahi.com/english/TKY201005210371.html
お互いにこのページを見ながら、こちらが記事本文を読みあげる。
ここで発音チェックをしてくれる人もいる。
読み終わったら「わからない単語は?」と訊いてくれ、わからない単語をいくつか挙げると、
(いくつかで済まない場合も多々ある(^_^;))その単語の意味を説明してくれる。
講師によっては記事の要約をさせる場合もある。
その後、この記事について思うところを述べあう。
……という流れをフルコースだとしたら、実際は第一皿くらいで終わることがほとんど
なんですけどね、わたしの場合は。
大抵、単語の確認くらいまで。25分間みっちりこれだけをやっても「ディスカッション」まで
行くかどうか心許ないのに、最初の10分位は「や~、元気~?今日は何やってた~?」と
ひとしきり喋ることが多いので、15分ではなかなか。
でも記事があると、単語は覚えやすい……とまでは言えないにしても(すぐ忘れるからね)、
復習する時便利。フリーカンバセーションだと、耳で聞いてその時は意味を理解しても、
文字として残ってないので復習が出来ない。
(喋るのに手いっぱいで、単語をメモする余裕などとても……)
また、喋るだけでは文法の完成には程遠い場所に留まるだろうが、
まともな英文に目で接することで、(ごく多少(^_^;))文法的な効果もあるかもしれない。
わたしは、英文を読みあげることを一時期続けていたことがあったので、
(たとえばハリー・ポッターを一日2ページとか)理解力に比して読みあげる能力は高い(と思う)。
なので、こういう記事も理解しながら読んでいるのではなく、ただ読みあげるだけになりがち。
そうでなくとも英文の記憶定着率は悪いので、本文を全部読み終わってから、
「わからない単語はあった?」と訊かれて、結局もう一度目で読むことが多い。
単語チェックが終われば、ディスカッションというよりフリーカンバセーションの方向へ。
ちなみにこの記事は、わたしの好みを一番よく知っている講師が探して来てくれた記事なので、
得意になって出雲大社のことを語ろうと意気込む。
……が、いかんせん英語力がついていかない(@_@;)。
「ああっ!神話なんてわたしの守備範囲なのに、英語で言えないっ!」と叫んで講師に笑われる。
3.クエスチョン&アンサー。
たとえばこういう質問状を送ってくれる。
質問を講師が読みあげてくれて、こちらはそれに答えるという形式。
http://www.rarejob.com/material/intermediate/conversation/questions/mat-con-int-art.pdf
これは初心者でも楽。質問されていることがはっきりわかるから自信を持って?答えられる。
もちろん質問によっては回答が英語の泥沼にはまることも多々あるのだが(^_^;)。
でも一番とっつきやすい会話素材じゃないかなー。
4.ボキャブラリー・ゲーム
と、とりあえず名前をつけてみたが、多分これをやっている人はあんまりいないと思う。
わたしも、一人の講師が初回のレッスンでやっただけだし。その講師特有の方法かもしれない。
でもこれはわりと有用な内容だと思う。
講師がある単語をチャットで出してくる。
それをこちらが知らなければ、口で説明してくれ、さらに例文をチャットで書いてくれる。
例文を読んで意味を類推する。1つの例文でわからなければ2つ目、3つ目の例文。
そして、こういう意味かな?と思ったら、こちらから例文を作って見てもらう。
単語を覚える方法としてはけっこういいと思うなー。
単語は、シチュエーションで覚えないとなかなか定着しないからね。
例文を並べれば並べるだけ、身に付く可能性が高いと思う。生きた英語の学び方である気がする。
が、問題は、講師が出してくる単語の難易度が自分にあったものなのかどうかということ。
難しすぎるレベルだと「いや、もう少し基本単語でいいんだけど……」と言いたくなる。
その他、英作文の添削をしてもらったりもしています。
わたしの場合は、習熟のため英作文を綴ったのではなく、レッスン中に
日本の歴史上の人物について訊かれ、とっさにほとんど説明出来なかったのが悔しくて、
その人物についてのレポート(?)をすごい苦労しながら書いた。
そして次のレッスンで「こないだのアレについて、書いてみたので読んで!」と読んでもらった。
その時の講師は非常に出来た人だったので、あんな長い(まあ英文を読み慣れている
大学生にとっては「そんなに長い文章じゃないわよー」だそうだが)支離滅裂な文章を
読んで添削――というよりほとんどリライト――をレッスン中ではなく、
次のレッスンの時までにやってくれたりしている(^_^;)。
サービス残業みたいで申し訳ないです。全部の講師がここまでやってくれるとは思えない。
あ、その英作文を書くにあたって、わたしはブログを作りました。英作文専用。
チャットで文章のやりとりはもちろん出来るんだけど、チャットだと見直しがしにくいし、
自分の財産として管理しておきたかったので。
主に「ああっ!説明出来ないっ!」と思ったテーマについて書いてます。月1,2回かな。
が、喋るのに難しいことは書いても難しいわけで……
書くのに3日くらいかかるんだよなあ。
わたしも粘着質だから、けっこうしつこく説明するし。
……その3くらいで納めておこうと思っていたのに、すみません、その4に続きます。