Mo.の事件簿 A diary of Mo’s trips

事件簿などという大層なタイトルだが、実は単なる旅行記です。

京都/Kyoto <目次/contents>

2012-05-06 | 京都/Kyoto:2011
【11月25日】25.Nov.2011

1.京都へ行って来ました。 ☆神戸中華街

2.神戸異人館めぐり ☆山手八番館  ☆うろこの家  ☆萌黄の館


【11月26日】26.Nov.2011

3.やはりサルでしょう。  ☆伏見稲荷のサル  ☆泉涌寺  ☆東福寺  ☆霊雲院

4.宇治歩き。  ☆サックス吹き  ☆源氏物語ミュージアム  ☆宇治の神社

5.宇治平等院。  ☆宇治平等院  ☆夜の観光バス  ☆しょうざんの庭


【11月27日】27.Nov.2011

6.朝もはよから清水寺へ。  ☆清水寺・アテルイ  ☆高台寺  ☆知恩院

7.並河靖之美術館。  ☆並河靖之  ☆南禅寺  ☆銀閣寺  ☆下鴨神社


【11月28日】28.Nov.2011

8.嵯峨野方面へ。  ☆朝食2500円也  ☆祇王寺  ☆常寂光寺  ☆天竜寺

9.町屋めぐり。  ☆町屋建築  ☆暖簾少々

10.そして仙台へ。  ☆総括?






10.そして仙台へ。

2012-02-11 | 京都/Kyoto:2011
駅へ戻って、ちょこちょこ最後の買物をしつつ、
Bさんにオススメされた「中村藤吉」の抹茶ソフトをKと半分こして食べる。
そして伊丹空港行きのバス乗り場へ行くと、Bさんが赤ちゃんを連れてお見送りに来てくれていた。
赤ちゃんは眠っていて、ぷくぷくしていて可愛かった。元気でお育ちよ。
手厚いお土産をいただき……京都を離れる。

伊丹空港では手荷物検査が激混み。
もっと窓口を開けろっちゅうねん!何をしている伊丹空港(-_-メ)。

まあでも何とか間に合って、一路仙台へ。
18時過ぎに仙台空港着。





Sendai Airport.



19時、帰宅。



※※※※※※※※※※※※



まあ今回の旅行の総括としては、

――よく歩いたことよ。ということですな。

平均12、3キロは歩いただろうなー。でもさっさか歩いた分、変に疲れることもなかった気がする。
靴も良好。ありがとう、ダンロップ!今後も愛用する。
少し多めのつもりで組んでいた予定地もほぼ踏破。すごいよね。
平地は、まあまだまだ行けそうです。……ヴェネツィアでの時のように、アップダウンの多い橋を
重いスーツケースを引きずりながら速足で歩く、などということをしなければ。


しかしそれにも増して、心に刻んだことがある。

紅葉の時期の京都には行くな。

まあ桜の時期もダメだろうな……。何しろ“日本がここに集まる”感じですから。
今度行く時は、人が少ない時を狙ってゆっくり訪れてみたいものだ。
はるか昔に行った時は2月末から3月初めにかけてで、その時は人が少なくて良かったなあ。

いつかまた。じっくりと。











9.町屋めぐり。

2012-02-05 | 京都/Kyoto:2011





紫色の嵐山電鉄に乗って市街地まで戻る。お昼はすぐそこにあったロッテリアで安直に(~_~;)。

ガイドブックに沿って町屋をめぐる。
ちなみに参考にしたのは昭文社の「ことりっぷ京都」。
町屋の見どころ8つのポイントが挙げられているのだが……。
しまった。せっかくだからその8つ、ちゃんと写真に撮ってくれば良かった。意識になかった。


その1、虫籠窓(むしこまど)





2階の白い部分の窓がそう。竹で出来た虫籠に似ているということで。


その2、鍾馗さま





厄除けとのことです。



その3、ガス灯





レトロな感じでいいですね。


その4、出格子

うーん、これの写真がないなあ。軒下あたりに置いた柵みたいなもの。
あまり特筆すべきものとも思われなかったが。


その5、ばったり床几





中央下あたりにある。折り畳み式の商品陳列台だったらしい。



その6、忍び返し


これも写真がない。今のご家庭にもたまにある、鉄製の尖ったヤツ。


その7、駒寄せ

これも写真なし。牛馬をつなぐ柵だったらしい。


その8、犬矢来

これも写真がないが、これ自体は有名ですよね。



ずっと前、NHK「美の壺」で暖簾の特集をしたことがあって……
京都の街中を歩いて、暖簾を撮りまくったら、それはそれで面白いだろうな。
















ここら辺廻って、1時間ちょっと。そろそろ14時。14:55のバスに乗るために京都駅へ。






8.嵯峨野方面へ。

2012-01-27 | 京都/Kyoto:2011
さて、最終日です。

せっかくいいホテルに泊まっているのだから、一回くらいは朝食バイキングと思い。









実はこれで2500円。高いね。
場所が足りなかったらしく、結婚式場が朝食場所になっていた。

荷物を送ったり、ホテルのお土産コーナーでちょこっと買物をしたりで出発準備。
8:20ホテル出。今日の目的地は嵯峨野・嵐山。


最初に祇王寺。




Giou-ji temple.


ちょっと色が……。(ってばっかり言ってるな、今回。)
本来は苔が大変きれいなところなのだが、苔という観点からすれば11月末というのは
乾燥していてちょっと元気がない時期だろう。それほど人がおらず、雰囲気は良かった。

しかしその後は結局、人混みとの戦いですよ。
次は常寂光寺。ここの紅葉が一番良かったかなー。








Jojakkou-ji temple.


これでも人が少なくなったところを見計らって撮ったと思う。
だいたい道がすでに、人間がうようよしているもの。











Red leaves.


まあここまで写真を並べる出来でもないが……













上の3枚は、もう少し丁寧に撮ればちょっといい写真になったのではないかと悔やまれる。
色がなあ……。

しかしデジカメの液晶画面って、もう少し確認しやすくなってくれないものかな。
晴れた日なんか全く見えない状態で、目をつぶって撮っているに等しい。
ファインダー覗いても、電子ビューなので使いものにならないしさー。
何年前に買ったんだったかなー。4、5年になるのかな。
デジタル機器は長年使うということが出来ないからヤだね。
前に使ってたフィルムカメラなんて、十数年使って何の不満もなかったのに。

そんなことを言っていると新しいカメラが欲しくなってくるではないか。
今時は35倍ズームなんていうのが……。ズームマニアなわたしとしては垂涎ものである。




次は天竜寺へ。






嵯峨野に宿を取って、早朝に竹林をじっくり撮ってみたいなと思うこともたびたび。
実現するだろうか。そんな根気はないかもな。





Tenryu-ji temple.Famous as Japanese garden.


天竜寺の庭。色がなあ……。


ところで、「嵐」を見ました。









Rickshaws in traditional style.


嵐山には嵐がいるんですねえ。






7.並河靖之美術館。

2012-01-22 | 京都/Kyoto:2011
知恩院の後、予定になかった並河靖之美術館に行くことにする。

並河靖之とは誰か?
――七宝作家です。明治期の人。
去年NHK「美の饗宴」シリーズで特集した時に初めて知ったんだけど、
番組を見ながら、ひょえーっ!だの、うぎゃーっ!だの叫んでいた。

ものすごく細かいんですよ!!
人間技じゃない!何もアンタそこまで……と言いたくなるような超絶技巧の数々。
口を大きく開けたまま画面に見入る。
よくもまあ、これほどに。呆れるばかりに微に入り細にわたって。
執念深く、よく作るものよ。――むしろ悪口を言っているように聞こえるだろうが、
本当にほとほと感心したんです。

彼の作品を収めた美術館が京都に2ヶ所ある。並河靖之七宝記念館と清水三年坂美術館。
折しも京都に行く予定ではないか。この人の作品を直に見たい!
幸い、清水三年坂美術館は清水寺のすぐそばだ、行こうと思えば行ける場所だ!!

……だがしかし。
実際に行ったら清水寺に朝の7:15に着いてしまったので……三年坂近辺を通るのは8時。
そして美術館の開館時間は10時。
2時間もとても時間をつぶしていられない。仕方がない、今回は諦めよう。

でも朝食の時に今後の経路を確認していたところ、Kちゃんが「いいよー」と言ってくれたので、
急遽、並河靖之七宝美術館の方へ行くことに決定!!
こっちなら、今から行くとしてもルートもそれほどはロスしないし……
うれしー。行けてうれしー。


並河靖之七宝美術館。

平安神宮からほど近い、しかし静かな裏通りにある小さな美術館です。
元々並河靖之本人の自宅だったらしい。大きめの町屋と、小さな作業場が残っている。

……もうなんというかね。彼の作品は宝石ですよ。
10センチちょっとの花瓶とか。そこに描かれた花びらなんて1ミリ2ミリの世界。
それに微妙なグラデーションを色付けしていくんだから!
テレビを見た時も思ったが、ここまで来るためには一体何万回の試行錯誤を……

だって七宝ですよ。絵じゃないんですよ。絵なら絵具の色がほぼそのまま出ると見ていいが、
七宝は釉薬。配合の割合、焼成温度、湿度、それぞれに微妙な差があれば、色もまた変化する。
それをグラデーションで並べて行くことの難しさといったら、
考えただけでも、自分だったら最初からやる気になりません。

日本の工芸はすばらしいなあ。
わたしの乏しい知識だけで言うのはおこがましいにもほどがあるが、
おそらく古今東西世に出たもののうち、最高水準を生みだしているだろう。
人間が極められる最高のもの。蒔絵も截金も鋳金も溜息をつくしかない完成度で作られている。
NHK、ありがとう。(しかしホームページはもう少しちゃんと作れ!)


個人宅だった頃の庭がそのまま残っている。
狭い庭なんだけど、よく作られていて雰囲気が良かった。








The garden of Yasuyuki-Namikawa museum.



※※※※※※※※※※※※


そこからインクラインへ。
今回初めて「インクライン」なる観光地があることを知ったのですが、
どうも貨物用ケーブルカーの廃線跡地のようです。





春は桜の名所らしい。
端から端まで歩くと相当あるようなので、ほどほどに切り上げて普通の道に戻る。


次は、南禅寺。









Nan-zen-ji temple.


……この辺からね。息苦しさが増していきました。
何しろ人が多い。多すぎる!
自分がお上りさんであることを思いっきり棚に上げて言うが、なんでこんなに人が集まって来てんねん!
まあ、例えていうなら地元の七夕の時の中央通り並みですよ。
紅葉の時期の京都を舐めていた。人混みに酔い始める。

ここからずっと哲学の道を北上するわけだが……

まあみんながだいたい同じルートを辿るので、行っても行っても行っても行っても
人混みが途切れるはずもなく。
追いつめられてオナカ痛くなった。Kをその場に待たせ、泉屋博古館という美術館に避難する。
そういえば、ここの前庭は、つい最近ネットでチェックしたところだなあ。
ネット上の写真だとかなりうるさく見えて嫌いだったが、実際に見るとまあまあ。現代的といって通る。

哲学の道の北の終点(始点)、銀閣寺まで来ると……うええ。
参道の人の多さが。まっすぐの道、人の頭しか見えない。逃げ出したくなる。

いや、入りましたけどね。ここまで来たんだから銀閣寺にも。




Gin-kaku-ji temple.


写真だととても静かな環境に見えるけれども……嘘ですからね!
撮ってるこっちは、押し合いへしあいしながらアングルを確保してます。
だいたいこういう所の庭をめぐる散歩道なんて、せいぜい2人が並んで通る幅じゃないですか!
そこをぎっしり並んで進む。あるいはかきわけて進む。
禅寺のワビサビなんて、どこにもありません!!





ちょっとボケてるけど、帰り道に撮った参道。
これでもまあ、出て来てちょっとほっとしたくらい。寺の中は七夕の花火大会並でした。


※※※※※※※※※※※※



その後、タクシーに乗って下鴨神社へ。




A brook as a holy place in Shimo-gamo-jinja shrine.



ここは糺ノ森がきれい。参道の横を小川が流れており、京都でもとりわけ好きな場所の一つです。










Shimo-gamo-jinja shrine.


夕方なので、もう色がちゃんと出てない。

下鴨神社近くの喫茶店「木下珈琲店」に入り、チーズケーキとミルクティーのセットでのんびり。
いや、歩いたねえ。もちろん途中で休みながらだとは言え(昼食は並河美術館を出た後摂った)、
清水寺から銀閣寺まではずっと徒歩ですよ。
地図上の直線距離でも4キロはあるから、多分実際に歩いた距離は10キロとか。
Kはけろりとしており、……わたしはこのルート、絶対時間が足りなくてどっか省略しなきゃ
ならないと思ってたんだけどなあ。どんだけさっさか歩いて来たんだ。
予定になかった並河美術館まで入ってしまった。
(まあ清水三年坂美術館は省略したんだから、プラスマイナスゼロか)

ここまで予定をこなせる要因、実はさっさか歩く以上に重要なのが、――お土産店に入らないこと。

「あー、これカワイー。ちょっと見ていい?」
……我々、そういうのがほぼナイ。ひたすら目的地から目的地に移動するので実に効率的。
店をぶらつくのも旅の重要な楽しみである部分もあるだろうが、
わたしはどっちか言ったら買物は面倒なタチなので、店歩きはそれほど好きな方ではない。
Kもどっちかというとそういうタイプ……
――しかし今回は、それにしても買物しなさすぎだろう、と可笑しくなったけどね。
良かったのか?あれで。


その後、JRだったかな?京都駅まで戻って、ここでお土産まとめ買い。
各自買いまわって、1時間後に集合。効率的。
だがその後、駅で夕飯を食べようと思ったらどこも激混みで……
並ばなきゃ食べられないとこばっかりで少し困る。朝7時から行動しているので、
もうあんまり時間かけたくない。
Kが、「ホテルの近くに何かあった気がする」とのことなので、ホテルに向かって歩き、
途中のイタリアンに無事入る。ゆっくり食事をして、ホテル帰着。20:40。

万歩計は26000歩。おお。







6.朝もはよから清水寺へ。

2012-01-17 | 京都/Kyoto:2011
昨日と同じ理由(混む前に動く!)で7時にホテル発。
よーがんばるわ、我々。自画自賛。

最初の目的地は清水寺です。タクシーで乗り付ける。オトナはこんなことも出来ていいですね。
この時間だから、清水寺近辺も混んでるというほどではない。
しかし同じことを考える人はいますので、そこらへんの坂道を観光客は歩いている。




Kiyomizu-dera temple.Have you been there?


とりあえずお約束の清水寺。清水寺といえばこのアングルだあね。





朝早いせいか、境内は山の影になっており、色が上手く出ない。









A monument of historical person named Aterui and Mo-re.
It says they were in Iwate prefecture next to Miyagi, 1200 years ago.....


舞台から見下ろしたところにアテルイとモレの碑。
何年も前に、顕彰碑が建てられたことは聞いていたが……

アテルイとモレは坂上田村麻呂によって“征伐”された蝦夷の長。1200年くらい前の話。
坂上田村麻呂は都から蝦夷を平定するために来た侵略者のわりには、
なぜか東北地方でも人気がある。
面倒なので、どういった歴史的な経緯があるのか、あえて調べることはしないが、
素直に考えれば坂上田村麻呂は人格者だったのだろう。
アテルイとモレ(それぞれ漢字では「阿弖流爲」「母礼」と書くことが多い)が戦いののち
降伏したのも、その人柄に信を置いてという話になっている。

だが、都へ降伏者として連れて行かれたアテルイとモレは、坂上田村麻呂の助命嘆願も空しく、
朝廷によって処刑されてしまう。
このあたり、実際に何が起こっていたのかというのは藪の中だが、
わたしとしては、清廉な武将である坂上田村麻呂とアテルイ・モレとの友情を信じたい。
そう信じればこそ、清水寺に彼らの顕彰碑があるのもむべなるかなと思える。
清水寺は、坂上田村麻呂の創建とされているんです。

彼らの間にもし友情がなかったのなら、この寺に蝦夷の顕彰碑があるのは
これ以上はない皮肉ではある。
何しろ攻めた方と降伏した方だ。坂上田村麻呂が甘言でアテルイたちを釣ったとすれば、
顕彰碑は1200年前から続く恨みの記念碑。ということになるわけで。
うん。どうなんでしょうね。アテルイ。





Kiyomizu-dera temple,either.


こっちはあんまり清水寺っぽくないアングル。
この写真を見て「清水寺だ!」と気づく人はそう多くはないのではないか。





Buddhism morning service.


朝の勤行風景。



清水寺を出て二年坂、三年坂。








Traditional street.There are many shops,but we went to there very early.all closed.....





A pickle store.



まだ8時前なので人が少なく、風景としては良し。
……お土産屋さんはまったく開いてないわけだが。



※※※※※※※※※※※※



あ、そう言えば朝食をまだ食べてなかった。

結局、朝食場所に困り「どこも開いてないねー」と言いながら八坂神社の方へと向かう。
八坂神社近くにラーメン屋(餃子屋?)とスターバックス。
……やっぱりスターバックスでしょう。朝からラーメンはツライわー。
マフィンで朝食。

八坂神社を通って高台寺へ。













Kodai-ji temple.





The art objects of dragon in the traditional dry landscape garden.


この龍がさー……。
白砂を敷き詰めた枯山水の庭に龍を作ったのは、まあそんなに奇天烈でもない。
しかし(この写真ではよく見えないが)龍の頭部にライトが埋め込んであり、
どうも夜は光るらしいんですよね……。ツノも光るようだ。いいのか、それで。
うーん。日本のワビサビはどこへ行った。

高台寺を出たところで10時。予定をサクサクこなしている。

まあ少し休みましょうということになり、入ったところは長楽館。
日本の洋館建築では有名どころ。














次は知恩院。




The main gate of Chion-in temple.


山門のところで舞妓さんの撮影会をやっていた。便乗して何枚か撮った。
そのうちの1枚が、非常にいい表情で撮れたんだけど、……記事にあげるのは遠慮しておきます。




Chion-in temple.


写真で見ると多分伝わらない巨大建築の迫力。中に入るとまたでっかい。
もちろんヴァチカンのサンピエトロ寺院などと比べれば、空間という意味ではささやかなのだが、
日本にもある巨大空間。という感じですね。



5.宇治平等院。

2012-01-09 | 京都/Kyoto:2011
ちょっと駆け足だけど、平等院以外のところを回って来て、14時過ぎに再度平等院到着。




byoudouin-temple.





やはり軽やかな建築です。
多分来るのは4度目くらい……。でも本堂に入るのは初めてなのだ。
入って、それなりに鑑賞して来たつもりだが、今となってはあまり印象がない。うーん。

紅葉も写真としてはそんなに決まらず。








むしろ青葉の方が若干撮れてるかなー。うーむ。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



夕方、京都駅に戻り、京都市内の観光バスに乗車。
京都在住の高校の同級生であるBさんと合流し。
夜の紅葉ライトアップコースに行きました。
Bさんとは多分10年ぶりくらいで……でも変わってないのねー。
相変わらず元気いっぱいな感じで、最近お母さんになったのでお子さんのことを
いろいろ話してくれました。

行ったところは、最初に北野天満宮。
ただしわたしのカメラは夜は性能的に撮れないんだねー。




Kitano-tenmangu-temple in the night.







北野天満宮のところ。天満宮には一度行ったところはあるが、裏にこんなところが
あるとは知らなかった。けっこう広い。有料庭園ですが。

次にバスに乗ってしょうざんという施設に移動。
しょうざんとはなんぞや?と疑問だったのだが、本来は布地関連の会社だったところが、
ボウリング場だのプールだの料理屋だの結婚式場だの、イロイロ手を広げており、
その一環として存在している、現代日本庭園らしい。

正直、昼間来て見ないと全体像がわかりにくい気はした。
が、驚いたのは北山杉。





変わった形ですね。








A Japanese modern style garden named "Syozan".





Japanese style,either.

しょうざんでの夕飯も付いていた。


20:40にバスで京都駅に着いてBさんとお別れし、Kとわたしは明日の買物に備えて
駅のお土産コーナーを下調べする。色々あるが、
京都らしくて個包装で壊れにくく、重くなくかさばらず、……出来れば単価が安いもの、となると
どれがいいやら大変に迷う。試食もほとんどないしねー。

21:10、ホテル帰着。Kの万歩計によるとこの日の歩数は19700歩。











4.宇治歩き。

2012-01-04 | 京都/Kyoto:2011
JRを降りてちょうど昼過ぎ。宇治駅前の商店街を歩きながら昼食の場所を物色する。
ちなみに、宇治駅からずっと土産物屋さんが賑やかに続いているイメージだったが、
そういうのはもう少し先まで行かないと無くて、駅前近辺はごく普通の地方都市。

「乱」という店で海鮮丼1000円。





美味しかったです。内陸にもかかわらず。
地元では、上に小菊を飾ることはあっても、花びらを散らすというのはあまり見ないので
きれいだなあと思った。アボガトが載っているのも手をかけている感じでいい。
お味噌汁にも具の種類が多く、正直半端ものをみんな合わせて作りました、
ということなんだろうなあとは思うんだけど、
そうやって食べれば食材を大切に使うことになるので、店の姿勢として好感が持てる。
けっこう混んでました。



宇治と言えば。

お茶であり源氏物語であり、少しひねって宇治川の先陣争いだったりするわけだが、
王道の観光客としては、やはり宇治平等院でしょう。





だが写真はまだナイ。
というのは、平等院に行ったところ、……庭を巡るだけのチケットはあまり待たずに買えたのだが、
本堂拝観の見学チケットが――ガイド付き見学のため、14時半からの分しか空きがない。
この時点で13時過ぎ。そして我々は16時には宇治を出て京都市内まで戻らなければならない。

先に平等院以外の場所を回ろうということになりました。

源氏物語ミュージアムに向かって行くと、耳にジブリ映画の音楽が。
よく聴くとそれは生音で、こんなところで吹いている。







橋の写真にしか見えないだろうが……実はここに演奏者が。




A instrumental musician played music near the bridge.Maybe it would be soprano-sax.



ソプラノサックス?
周りは川沿いの公園なので、観光客や地元の親子連れがのんびりと行きかう。
そういう状況で演奏するのはなかなか度胸がいると思うが、……それが可能なくらいに上手でした。
生音好きのわたしはちょっとシアワセ。

宇治川の先陣争いもこんな流れの中で行われたんだろう。
今でも水量が豊かで、流れが速い。馬が必死で泳ぐ光景が見える。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



源氏物語ミュージアムはねー。
数年前から来たいと思っていた場所のわりには(というより、その期待のせいか)
期待外れだったのでした。




Model of old type mansion in Heian era.At Genji-monogatari(The tale of Genji)museum.



寝殿作りの再現模型とか、





Same as a miniature.



六条院の縮小模型とか、






A bullock cart?for nobles in Heian era.




牛車とかは大変良かったんだけれどもね。
逆に言えば、それだけだったので……もう少しこのレベルのものを揃えて欲しかった。不満。


宇治の辺りは散歩道もよく整備され、規模もちょうど良くて雰囲気のいいところ。










宇治神社、宇治上神社など、古くて小さい神社に寄りながら。





Ujigami-jinja-shurine.



多分これは宇治上神社。
ここでちっちゃいウサギの置物に入ったおみくじを引きました。大吉(^^)v。






川面を凝視しながら哲学するサギ。……サギでいいのか?鳥の種類はようわからん……
何か妙に人間っぽかった。人間がサギに化けているのではないかと思った。




3.やはりサルでしょう。

2011-12-30 | 京都/Kyoto:2011
“写真メインでサクサク”と言っていたのに、やっぱり言葉数が多くなる。
スタイルというのはそうそう変えられないものですね。



7時半にホテルを出発。何をそう勤勉に早起きしているかというと、
今日最初の目的地である伏見稲荷は、年中無休24時間営業(何しろ神社だから)なので、
いつ行っても開いている=早くから動けば時間を有効に使える、からです。
何せ今回の旅行は行きたい場所がたくさんあるので……




Fushimi-inari-shrine.


日本全国のお稲荷さんの大元締。たしかその筈。




Fox as a messenger from Shinto Kami.http://en.wikipedia.org/wiki/Shinto

心なしかお使い狐も凛々しい。





千本鳥居が有名です。朝早いご利益で、朝の光に鳥居の朱色が映えて美しい。
山をずっと廻る参拝道があり、そこにびっしりと鳥居が建てられている。



……だが、ここでの出来事はやはりサルでしょう。
伏見稲荷があるのは稲荷山で、その名の通り、山です。

まあ全山巡るのはイヤだけど、半分くらいまでは行こうか……と登っていく。
途中「サルが出た」という会話を小耳にはさむ。
サルかー。遠くから見ている分にはカワイイで済むが、近くにいたら若干ヤバイな。
けっこう凶暴だしなあ。

そしたらいるんだよねー。人間が通る階段のど真ん中に。
うーん。こういう時、怖がると調子に乗って襲って来るというし、どうするのが正しい態度なのか。
心を決めかねたまま近づいて行ったら、最初はわたしに飛びかかって来ました。
振り払ったらすぐ離れた。
しかしその後、一匹がKちゃんの足首にしがみつき……どうやらわたしを敵、
Kを味方と認識したらしく、怖がってKから離れようとしないの。

人間様を甘く見るな!と強気に出たい気持ちは多少あったけれど、
素手で立ち向かうのはコワイ上にKの足を人質に取られている。どないせいっちゅうねん。
今から思えば、誘拐犯を包囲してなす術もなく歯がみする警官の心境でした。
Kも冷静な人だから、ぎゃーぎゃー騒いだりはしないんだけど、
……まあとにかくおサルさまのご気分が収まるのを待つしかないわけで。

わりあい長く感じたが、5分くらいのことだったのだろうか。
なんというかサルと人間の精神的な葛藤の末、ようやく離れた。
あとから来たカップルが「大丈夫ですか?」とかいいながら、
半分気の毒、半分おかしい、というような風情で写メを撮っており、
サルが去った後「あ、しまった、シャッターチャンスだったな」とわたしが言ったところ、
「送りますか?」と言われた。送ってもらえば良かったかな。いい記念とは言えないが。


そういう艱難辛苦を乗り越えて辿りついた展望台から見下ろした京都市街がこれ。




View from Inari-hill.


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


次に向かうのは泉涌寺。

多分歩けば1キロくらいと見たが、稲荷神社内もそこそこ歩いたし、先も長いしでタクシー利用。
正解だったと思う。泉涌寺の寺域内に入ったらからがやたらと長かったんだもの。
最初の門からタクシーを降りた所までで1キロ弱あったかもしれない。




Sen-nyu-ji temple.


ここは楊貴妃観音を目当てに。
思ったよりも見応えがあり堪能して来たが、惜しむらくは安置してある場所がちょっと遠い……
もう少し近くから見せてくれないか。
宝物館も、小さいながらも俊●(草冠の下ににんべんと乃)像とか、
目を引くブツがあった。……が、正直もう、どんなんだったか忘れている。


次に向かったのは東福寺。歩いてすぐ。……のはずなのだが、すぐじゃなかった。

地元民じゃないワタシは、東福寺がどれほど紅葉の名所か知らなかった。
朝のニュースにも映っていたし、紅葉の名所なんだろうーなー、とは思っていたが。
東福寺周辺からしてもう混んでいる。この混み具合だと中は相当にヤバそうだ。
参道を、それでもゆっくり人波は進んで行くが、――橋の手前でついに止まる。
ううっ。人混みはキライなのだ。しかも、何この逃げ出せないシチュエーション。
どっとストレスがたまる。

実は混んでいるのは、入口部分の臥雲橋から見た通天橋のアングルが
紅葉のベストスポットとされているからで、写真を撮ろうとする人がたくさんいるせいだった。
いや、ワタシはここまで押し合いへしあいしてまで写真を撮らなくてもいいのだが……
でも貧乏性のゆえ、せっかく並んだことを考えると素通りすることも出来ず。
パチリと一枚。ちょっとボケとるが。





Tsuuten-hashi-bridge in Touhfuku-ji temple.


橋を通り過ぎると、何とか行列は解消した。……でも混んでるけどね。果てしなく。








見て、手前の人の頭の多さを。建物はなんだったかな、禅堂?あれ、経蔵だっけかな?
もう紅葉どころじゃないっちゅうねん。


実は東福寺へ来た目的は、紅葉もそうなんだけど、庭なのであった。

















Gardens in Toufuku-ji temple.



作庭家、重森三玲作。
特に市松模様の庭は大変楽しみにしていたのだけれども、
……何しろ人の多さにすでにヤられているので、庭の鑑賞どころではない。
外よりはマシだとはいえ、庭だってけっこうな人の多さだしねー。
はいはい、見た見た、という感じでした。人が少ない時に行くべきですね。真冬とか。


敷地内にある別な塔頭である霊雲院も庭がいいと看板に書いてあったので寄ってみる。









Gardens in Ryou-un-in Temple.

こちらは人も少なめ。多少は息がつけた。


もうとにかく紅葉から逃げよう。JR東福寺駅に向かう。





2.神戸異人館めぐり。

2011-12-25 | 京都/Kyoto:2011
中華街から山手の異人館街へタクシーで移動。
数ある異人館の中で、とりあえず一番近そうな萌黄の館まで、と頼んだら
タクシーの運転手さんに「坂道の一番上にある、うろこの家まで行った方がいい」と言われた。
少しでも距離を稼ごうとしてるのか?と思いつつ、うろこの家まで乗せてもらうことにしたところ、
……いや、うろこの家までの道のりは、聞きしに勝る坂道でした。
人生で一、二を争う傾斜角度。

神戸は十数年前に一度来たことがある。うろこの家にも行っている。
だがこんな坂道の記憶は全くなかった。
運転手さん、ありがとう。ここを登れと言われたらわたしは多分坂の下で諦めていました。


神戸はさくっと見る予定だったので、いろいろある異人館共通入館券のなかから一番安いものを選択。
3館共通券。いくつかの中から選べるのだが、うろこの家と、萌黄の館と、
……他に特に希望はなかったので、最初に手近な山手八番館へ。

そしたら、この山手八番館が!

あまりにもインパクトがありすぎて写真がないのだが、シュミのヒドさといったらすごかった。
いや、いいんですよ。一つ一つは。
アフリカン・アートのマコンデ彫刻も、たしかに見慣れてないから異様さは感じるけれども、
それ単体では「これもあり」と思える。
だが、それとガンダーラ美術とロダンとエジプト美術と……他にも、なんやらかんやらを
一緒くたにしちゃダメだろう!統一感というものが。
しかもハコはチューダー様式の西洋館ですよ!なんでそれでアフリカン・アートやねん!

ここには「サターンの椅子」というものがあって、
テレビにも出たそうなんです。その頃は座るのに何時間か並んだとか。
わたしたちが行った時は他にカップルが一組だけいて、
「座る?」「いや、いいよ(苦笑)」という会話をしていました。

ええ、わたしは座りましたとも。
何をお願いしてきたかというと、




I am praying on a lucky chair,for big lottery.


3億円当たりますように。


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次はうろこの家。




One of western style house,named Uroko-no-ie(scaled house),as sight-seeing place.


……ここまでサンタを主張しなくてもいいんじゃないかと。
山手八番館といい、センスに疑問を感じる。

でも内部はまともでした。いかにも洋館。









さすが高台にあるだけに、眼下の神戸市街の街並みがきれい。





City centre of Kobe.



急な坂道を下って風見鶏の館方面へ。
途中にちょこちょこ異人館は点在しているけれども通り過ぎる。


風見鶏の館。



Kazamidori-no-yakata.(A weathercock house)


うろこの家と並んで、ここが神戸山手異人館群としては有名どころだろうけど、
実はここは入館していない。外観のみ。

となりに北野天満宮という神社があった。これがけっこうな石段で。少々たじろぐ。
Kちゃんに登るかどうかを訊くと、
……そうですか、やっぱり登りますか。

Kとは小学校から一緒なので、積み重なった歴史もそれなりにあるが、
今回の旅行に関連する事項としては、高校3年間の強歩大会を一緒に歩いたことが挙げられる。

あったんです、うちの高校には。強歩大会というものが。
強歩というのは競歩ではなく、ただひたすら長い距離を歩くというイベント。
恩田陸の小説「夜のピクニック」では一昼夜かけて80キロを歩く高校が出て来るが、
我々の場合はそこまで苛酷ではなく、距離30キロ前後。
(と、今回の旅行時に話したのだが、Kは「42.195キロじゃなかったっけ?」という意見。
わたしは30キロだと思ったけどなあ。仙台M山高校出身の方、正解を知ってたらご一報を。)

30キロを歩くとなると、歩く速度が無理なく揃わないと辛い。
速足の人が遅い足の人に合わせて歩くのも疲れるし、逆もしかり。
それを3年間歩いたわけですから、基本的に歩く速度は合っているんですよ。

しかしKはアップダウンのある道が得意で、山の中に入るとほとんど走る。
「なんでコノヒトはこんなところで走るかね……」と思いながら何とかついていく。
逆に、平地に出るとわたしが若干リード気味。
……そんな思い出が、神社の石段を登りながら走馬灯のように浮かびました。


登った甲斐があり、見晴らし良し。右の建物が風見鶏の館。





前回来た時にも同じアングルで写真を撮ったな。







降りる時、石段から撮った拝殿の屋根と紅葉。色がちょっとなー。



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萌黄の館はすぐそば。





Moegi-no-yakata.(Yellow-green couloured house)




……これ萌黄か?萌黄というには普通に緑な気がするが。まあ細かいことは言うまい。
ここは何か妙に寝室が気に入った。Kちゃんも同じ感想を言っていた。
ベッドが低いので落ちついて見えるのかなあ。
写真のアングルに収まらず、ベッドとテーブルの位置関係がわかりづらいのが残念。






庭の楠の木。

今まで楠の木を識別出来ていなかったが、今回でわかった気がする。
くねくねでがっしりでみっしり。くすしき、だから神聖な雰囲気も漂う。いい木だ。

15時半に萌黄の館を出た後、お茶でも飲もうかといって立ちよったのがパラスティン邸
ここも異人館の一角。犬連れの3人?4人?連れがいて、犬が可愛かった。


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そこから多分1キロちょっとの道のりを、途中チョコレート屋さんなどに寄りながら、
神戸市街地まで戻って来ました。

あ、そうそう、「北野工房のまち」という施設……店?が面白かった。
旧北野小学校をリフォームした建物で、中には小店が十数点。
手描きロウソクの店とか、手芸の店とか、あと有名地元店のお菓子やパンもあったような。
何しろ元が小学校で、その元々の建物が味がある建物なもんだから
(うーん、勘で言えば昭和30年代くらい?もっと前?)
なかなか面白いことになっていました。気持ちと時間に余裕があれば、
建物の一角の教室カフェでお茶しても良かったなあ。
だが写真はナイ……


その後、高島屋で小学校の同級生のT子さんと待ち合わせ。
前に会ったのはKの結婚式以来だから、……えー、○年ぶりですね。
スペインのバル風のお店に連れて行ってもらいました。
同級生の消息などが話題だったが、名前を言われても誰だか思い出せない人がけっこういた。
年年歳歳、花相似たり。歳歳年年、人同じからず……

20時頃、神戸を発ってJRで京都へ行きました。
京都到着21時。

21時に京都駅に着いて、ホテルにつくまで30分内外かかった。
駅で道を訊いたのにも関わらず。地図も持っていたのにも関わらず。
意外に駅から遠かった。地図では直線距離だと300メートルくらいに見えるんだけど。
しかしあとで駅員さんが教えてくれた道を行ってみたところ、
……これは無理。という細い裏道を通るルートで、そりゃまあ若干は近道なのかもしれないけど、
駅員さんが親切だったのかどうかはよくわからない。

ホテルはリーガロイヤル。わりと高めのホテル。
地元で言えば、うーん、多分メトロポリタンかちょっと上くらい?外国人率が高かった。




A room we stayed at Rihga Royal Hotel.


明日の朝は早起きして、とっとと観光を始めてしまう予定なので、コンビニに朝食を買いに行く。
ホテルの最寄りはやたらと地味なサークルKでした。
おやすみなさい。