まあそういう経験を終えてですね。靴について話を戻しますと。
えらいぞ、ダンロップ!!
と声を大にして言いたいわけで。
いやー、3ヶ月履いてて、君の実力を完全に見くびってたよー。
だってすごいじゃない。トータル16、7キロ歩いて足に関するストレスが全くないとは。
それも普段、一日に2キロ歩くかどうかという完全に運動不足のわたしが突然歩いて。
何よりすごいのは、10キロ歩いて→40分昼食休憩+20分バスという状況で、
その後再度“歩く”という選択が出来たことだよ!
つまり10キロ歩いて、精神と肉体の回復に1時間しかかからなかったということではないですか。
これはエライ。旅行の時はこういう回復力もすごく大事。
えーと、ゲームをしない人はわからない例えだろうが、ベホマとまでは言えなくとも
ベホイミ並み。いや、気分的にはベホイミ+神秘の鎧くらいの回復力。
こんなベホイミの靴が2900円だか3900円で手に入るなんて……
わたしは嬉しい。青い鳥を探して遠くまで旅をしたけれど、実は幸せはすぐそばにあったんですよ。
ありがとう、ダンロップ。ようやく探し続けた靴に巡り会えた。
……と、ここで話が終われば、メデタシメデタシの非常に美しい話になるのだが。
靴の実力にも値段にも全く不満はないけれども、デザインには不満がある。
正直靴メーカーとしてはあまりやる気の感じられない
ホームページ。
このホームページにたどり着くまでもちょっと大変なんだもの。
そして販売店の情報も全くないでしょ。同じ靴が欲しい時、一体どこへ買いに行けばいいのか。
わたしが買ったのは、コンフォートウォーカーエクスタのタウンタイプらしい。
が、写真より実際のスタイルはだいぶ落ちます。
みなさまご存知のように、わたしはデザインにこだわる方では全くないけど、
もうちょっと何とかならんのかダンロップ、と言いたいぞ。
デザイン的には、コンフォートウォーカーエクスタ・トラベルタイプの
レディースがあれば何の問題もないのだが。
なぜラインナップにメンズしかないのだ。……まあダンロップの靴を女性が欲しがるかというと
びみょーな気はするけど、せっかく性能のいい靴なんだから、
デザイナーに、もうちっと予算をとって商売にしてみればいいのに。
ほんの片手間にやってる感じなんだもんなあ。
そして、さらに美しい話にならないことがもう一点。
実は、歩きだす前に、別な靴を買ってしまっていたんだよねー。
どんだけダンロップに期待していなかったかがよくわかる……
この数日前にS藤N子さんから「MBTという靴がいいらしい」という話を聞き。
おお、いい靴なのか!!とネットで調べてみたら、人差し指の先も届かないほど値段が高い。
そこからついついネットで高機能シューズを探しまくるのにはまってしまい。
リーボックのイージートーン。
スケッチャーズのシェイプ・アップス。
どちらかを買おうと決める。
基本的に、これらはトレーニング効果があるというのが売りの靴なんだけど、
口コミをあさっていたら、長距離を歩けるという噂もあったので。
「行きたいところがあるのに足が痛くて止めるということがない」なんて言われたら、
世界の果てまで歩けるのか!?と期待するじゃないですか。(……しないか。)
閖上へ行く前にモールのゼビオで靴を物色する。
狙っていた2種類の他にヨネックスなどの良さそうな靴も出してもらい、5,6足は試してみる。
結果、イージートーンに決定。シェイプ・アップスはつま先がだいぶ狭く、指が当たって痛かった。
見てくれもかなりごついので、旅行用としては完全に不向き。
イージートーンもほとんどはデザインが非常に派手で、いかにもスニーカーなのだが、
1種類だけ茶一色のものがあり、これは普通に履けるレベル。真っ白な靴紐は茶系に変えよう。
さて、イージートーンの使用感ですが。
うーん。プラスマイナス普通。と言ったところでしょうか。
そうすると、値段が高い分イマイチな気がしますねえ。
いや、純粋な使用感は若干プラスかな。しかし値段を考えると微妙にマイナス。
履き心地がふわふわで面白いので、たしかに長い距離を歩く気にはなる。
過去1回しかしたことのない、帰り途地下鉄2駅分歩いたくらいだから。
それから、履いていると背筋が伸びて自然に大股になる。
蹴りだしもいいのか、歩く速度が若干上がる気がする。
が、少しまとめて歩くと(15分位)、微妙にウオノメが傷んで来る。
15分でこれでは3時間とかは歩けない気がする。
また、履き始めの頃、突然足首が痛くなったことが2回あって、
これは少し休んですぐ直ったんだけど、旅行中こうなったらと思うと不安。
靴底のクッション性が高いので、紐を締めると上下の締め付けが厳しく、足が痺れる。
紐は相当ゆったり結ぶべきであるようだ。
あと注意事項として最初から言われているのが「雨の日には滑るので履かないように」ということ。
構造的にどうしても滑りやすいらしい。
こないだ初めて雨の日に履いてみたところ、つるつる系の石の床でもそれほどは気にならないが、
唯一、ニスを塗った木製の床(例えば松屋の床)だと危険なくらい滑る。
ニスを塗らない木製の床はそれほどでもないが。
ニスを塗った木製の床というのはレストランやお店でちょこちょこある。
やっぱりちょっと雨の日は止めた方がいいかな。
雨の日に履きにくい靴を旅行で履いて行くのは冒険であろう。
というわけで、わたしが求めている旅行用の靴としてはイージートーンは不可。
でも普通に歩いている分には歩きやすい靴です。デザインもいいし。
今のダンロップを履きつぶしてからなら、やっぱり旅行にも履いていくだろうなあ。
というわけで。
旅行靴はダンロップに決定!
あとは今後、彼らがデザインを何とかしてくれることを祈るだけであろう。
……でも、また別の出会いを求めてふらふらと浮気をしてしまいそうな気がする。
いや、だからほら、デザインさえ良ければね。
ラジオで今日聞いたが、アディダスのセミオーダーが最近ノシて来ているそうだ。
1万円から2万円。だがオーダーがどこまで長距離の履きやすさに対応出来るかな。
以上、靴と閖上のお話でした。
さて。間もなく。