政府がコロナ禍対策の一環として行った実質無利子・無担保融資、いわゆるゼロゼロ融資が近く返済時期を迎えるとのことだ。
コロナウィルスが上陸した2000年2月以降日本全体は冷静さを失い経済は一時的に失速していたように思う。
デパートなんかもしばらく休業していたし飲食店も開店を許されなかった、学校なんかはどうだったかなぁ?
ゆえに政府は影響を受けた事業者や雇用者への救済措置を打たざるを得なかった。
そのうちの1つがこのゼロゼロ融資なのだがこの度返済時期を迎え返済可能な事業者がどの程度存在するのだろうか・・・?
というのもコロナ禍が予想以上に長引き日本経済は依然低迷を続けているからだ。
行動制限が解けた、といっても全てがコロナ化以前に戻ったわけではないのである。
ということで政府はこのゼロゼロ融資の返済に対しその借り換え方策を準備しているようだがいつになったら正常な状態に戻るのか、先が一向見えてこない。
審査に多大な工数と期間が必要であることは理解できるが仮にもゾンビ企業にダラダラと支援し続ける愚は避けなければならない。
これは大変なジレンマであるが日本がいい社会になるかどうか、の大きな分かれ目になるのではないか。
日本経済は潰してははいけないがモラルハザードはそれ以上によくないのだ。