朝日新聞が報じたところによればコロナ給付金の不正受給者で未返金が7000件以上残っており今なお返済が滞っているという。
上記の数字は不正受給を申し出た数だけなので実際にはこれ以上の潜在者が存在している可能性がある。
ごく最近も石川県の老舗旅館業者で類似案件が露見している。
かって経験したことのないパンデミックの下で緊急事態宣言が何度も発令された。
経済活動が大幅に制限されたために緊急措置として各種支援金が支給されたのはやむを得ない対応だったがこれほど不正申請が出てくるとは政府関係者も予想していなかったのではないか。
「貧すれば鈍する」という側面もあれば、ちょっと大袈裟だが「1億総モラル欠如」という見方も出てくるのではないか。
問題はこれからどう決着させるか、である。
このまま放置したり、温情をかけて気長に返済を待つのがいいのか・・・?
話は変わるが先般ある大学のキャンパスに行ったら奨学金の返済誓約書サインの会場案内が目に付いた。
奨学金制度でもこれだけ厳正な措置を執っている。
まして不正行為とあれば期限を切って返還を迫るのが当然の手段ではないかと思うのである。