12日午前、活発化した梅雨前線の影響で、熊本・大分県を中心に、局地的な豪雨に見舞われた。
各所で、土石流、河川の氾濫が発生し、死者、行方不明者は26人余りに達した。
気象庁は6月27日より、甚大名な災害が予測される際、「気象情報」の中で、より危機感が伝わりやすい「これまでに経験したことのないような大雨」や、「東海豪雨の時に匹敵する大雨」などの分かりやすい表現を使う運用を始めており、今回が初適用となった。
その後、今回の豪雨は「九州北部豪雨」と名前が付けられた。
(参考:読売新聞)
名前の付いた豪雨は、過去50年間に14回有る。その内、最近10年間に7回有り、豪雨の回数が増加している。
北半球全体的にも異常気象が見られる。
(7月18日 TBSラジオ・気象予報士の森田さん)
日本海で低気圧が急速に発達した影響で各地で強風が吹き荒れる。
この様な低気圧は、台風よりも広範囲で強風が吹くので、厳重な注意が必要。
首都圏では、交通機関が乱れ、帰宅混乱。各地で強風による被害も報告される。
明日は、東北・北海道地方で、寒気を呼び込み更に発達するとの予報で、警戒が必要。
(画像:NHKTV)
4月 4日、午前0時現在、36都道府県で、3人死亡337人ケガとの報道。(その後の報道で、死亡5人)
今回のように、急激に発達する低気圧は「爆弾低気圧」とも呼ばれます。
4月11日、気象予報士の森田さんは、ラジオ番組で、「今回の低気圧は従来に無い、新しいカテゴリーのハイブリット低気圧」と呼べると解説していました。
「ハイブリット低気圧」については、森田さんのブログでも紹介されています。
日本各地に大きな被害をもたらした台風15号ですが、その後、発達した低気圧となって何と約7,000㌔も離れたカナダで猛威を振るっているとか。
TBSラジオに出演していた気象予報士の森田正光さんが解説していました。
この様な台風の例は、最近では1962年に1回有り、数十年に1回の割りで起こるそうです。
PM4:30 八王子市で、瞬間最大風速43.1㍍を記録。
PM6:00 台風、秩父市付近を通過。
PM6:00 台風、首都圏に最接近。東京で瞬間最大風速36㍍を記録。
( 風速36㍍は、時速に換算すると、時速100㌔余りになります。)
PM6:50 東京の雨が上がる。
※ 東京都は、鉄道各社に帰宅困難者の受け入れを要請。
PM7:00 山手線の運転再開。
PM7:50 東北・上越・長野新幹線、全線で運転再開。
PM8:00 台風、宇都宮の北を通過。
宮城・ 気仙沼市や岩手・大槌町などの震災・仮設住宅にも避難勧告。
PM10:00 台風、南相馬市付近を通過。
PM10:31 関東・東北でやや強い地震。
茨城県北部で、震度5弱を観測。津波の心配は無し。原子力施設への影響は無い。
(時系列の時間は、NHKニュースなどを参考にした概算です)
米国のルイジアナ州やミシシッピ州などに史上最悪といわれる深刻な被害をもたらした、超大型ハリケーン「カトリーナ」の猛威から1週間経っても、その被害の全容はまだ明らかになっていません。人口約50万人のニューオーリンズでは、市域の8割が冠水し、死者は数千人に上るかも知れないといわれています。大規模な家屋の倒壊や水没の惨状が報道されていますが、救援活動の遅れなどこれが世界をリードする米国で起きているのかと目を疑います。
今、日本にも九州地方に、非常に強い大型台風14号が接近しつつ有ります。遠く離れた東京でも局地的大雨の影響で、杉並区・三鷹市では家屋の浸水が起きました。
超大型ハリケーンや大型台風の発生は、地球温暖化や環境悪化に対する「地球」からの警鐘なのかも知れません。
日本の雨の降り方も、降雨日が減少傾向の一方で、降るときはスコールのように降る傾向が有り、温暖化の影響との研究も進められているそうです。