ECOファームやまぎし★☆ブルーベリーとやさいの農園日記

癒しの森の長野県信濃町、黒姫山の麓でエコな農業を目指してブルーベリーとやさいを作っている家族と仲間の話です。

ミツバチの羽音と地球の回転

2011-02-12 09:40:17 | 日記
という、ドキュメンタリー映画を昨日見に行ってきました

瀬戸内海にある祝島(山口県)では、農漁業を中心とした島の暮らしやきれいな海を守りたいと28年間も原発建設に反対してきました。政府や電力会社が強引に原発建設を推進し続けている中、島の漁師やおばあちゃんたちは自分たちの生活を投げ打って、建設反対の運動を進めていました。「反対運動を始めた頃は51、2歳だったのよ」と笑顔で話すおばあちゃんが印象的でした。
島では、エネルギーの自給もしたいと様々な取り組みをされている方も出始めてきました。
一方で、北欧のスウェーデンでの、脱石油・脱原発の取り組みも紹介。エネルギーを自然エネルギー(風力や間伐材を燃やしてつくり出した火力)へとシフトし、持続可能な社会づくりが進んでいます。
日本には火山や温泉、風の力etc...たくさんの自然エネルギーがあるのに、未だに石油に頼っている(しかも日本は石油産出国ではないにも関わらず)、こんなにもったいないことはない、今すぐ地域ごとの取り組みを始めるべきだ、とスウェーデンの自然エネルギー開発に取り組む人が言っていました。

きれいな祝島、島の生活を守ろうとする島民、何としてでも工事を進めようとする電力会社、そして自然エネルギーで生活するスウェーデン・・・
わたしにも未来のために何かできるんじゃないか、でもわたし一人が何かしたところで何もかわらない。せめて祝島の人達のためにできることはないのか・・・
色々な感情が入り混じり、多くの刺激を受けた映画でした

「ミツバチの羽音と地球の回転」(鎌仲ひとみ監督)の上映会は今回が115回目だそうで、もしかしたらあなたの住んでいる街でも上映会があるかもしれません。ぜひ足を運んでみてください
また、鎌仲ひとみ監督は「ヒバクシャ―世界の終わりに」「六ヶ所村ラプソディー」というドキュメンタリー映画も制作され、近々渋谷の劇場で、ドキュメンタリー映画では異例のロードショー公開がされるそうです。


原発建設の埋め立て予定地。


原発建設予定地から見える祝島。

こんなきれいな海がなくなってしまうのは悲しいことですね。きっとここだけじゃなくて、日本各地、全世界で起こっていることなのかもしれません。

写真、携帯で撮ったので反射しちゃってきれいに撮れてません
うっすら見える白い人影、心霊写真じゃぁないですよ