ポーランドからの報告

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ポーランドと日本の架け橋~マンガセンター 

2006年09月06日 | 文化

紀子さまに親王誕生との喜ばしいニュース、もちろんポーランドでも放映されています。

ポーランドでは、日本のことを「桜咲く国~クライ・クヴィトゥノンツェイ・ヴィシニ(Kraj Kwitnącej Wiśni) 」とよんで、日本にとても親しみを持っています。親日派の人も多く、日本人には暮らしやすい国ではないかと思います。

そのポーランド人の日本びいきの象徴ともいえるのが、日本美術・技術センター・マンガ(Manggha)です。クラクフ・ヴィスワ川沿いに建つ波型の屋根の面白い建物で、『灰とダイヤモンド』などの作品で知られるアンジェイ・ヴァイダ監督が、「京都賞」を授賞した際の賞金を元に、寄付金を募って1994年に建設したものです。

 

マンガManggha とは、浮世絵のコレクターだったヤシンスキ氏が好んで使ったペンネームです。このマンガセンターでは、氏の所蔵品であった安藤広重や葛飾北斎の浮世絵の常設展のほか、日本語教室、いけばな、茶道教室など、幅広く日本文化を紹介しています。さらには日本人ピアニストのコンサートや、日本の劇団の海外公演等も開催されたり、かと思うと昨年冬はあいのりワゴンが駐車場にとまっていたりと、とにかく日本に関するすべてを執り行っています。

館内にはバルコニー付きの和風喫茶もあり、ここからのヴァヴェル城の眺めも、また格別です。


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