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e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

コダックは復活するのか?

2004-07-04 | ◆ビジネス
コダックが中国でフィルム現像を始めたのかと思ってびっくりしたら、デジタル現像店の展開でした。コダックと言えば、富士フィルムと並んでフィルムメーカーとして世界を席巻していた企業の1つです。しかし、デジタルカメラの浸透に伴い、フィルムを中心としたビジネスは縮小を余儀なくされています。

そんなコダックは近年急速にデジタル・カメラの開発を始めとしてデジタル・ビジネスへ経営資源を集中しつつあります。ただ、デジタル・カメラではCANONやSONYのような強力なブランドが既にマーケットを席巻しており、コダックの株主もコダックの戦略を不安視している節があります。

 コダックのホームページで株価チャートを見てみると、やはり2000年前後から急速に下落しています。このチャートのTime Frameを10年、Compare toをNASDAQ Compositとするとその違いは歴然です。未だ復活の予兆は見られません。

このように環境が激変する中、コダックという企業がどのように再生を果たすのか、あるいは果たせないのか、私は興味深く追って行きたいと思っています。(ちなみに富士フィルムはコダックのような株価急落の憂目にはあっていないようです。デジタル化も順調ということでしょうか?)

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1 コメント

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富士フイルム (Tommy)
2004-07-06 18:19:43
コダックと違い富士フイルムはデジカメの基幹部品などを自前で作れる技術力があり、CCDなどへの多角化で乗り切ろうとの戦略ですね。この会社は国内にプリント屋さんを山ほどもっているので、デジカメプリントのキオスク端末やサービスを展開してますね。フイルムは衰退産業とは言え、シェアは確か70%を超えているはずなので、フイルムカメラや写るんですがある限りまだまだキャッシュ牛として機能するのではないでしょうか。商品・サービスの多角化と富士ゼロックスとのシナジーなどが今後の課題というかポイントになってくるのでしょうか・・・日本の企業は実はちょこちょこといろんな分野に手を出して技術を温めていたりするので、いざという時に救われたりしてますね。
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