そんなものまであるとはちと衝撃である。今年の2月にメリルリンチ証券が創設した新しいインデックスで、ソフトウェア会社がオンデマンド型で課金する比率を計測し、四半期毎に発表しているらしい。このインデックス、正式な名称は
Merrill Lynch On Demand Index (MLODI)
という。メリルリンチは、IBMやSAPを始めとして70社のソフトウェア課金方法を評価してインデックスを作成している。当インデックス創設にあたってのプレスリリースはこちらを参照されたい。プレスリリースからその創設の背景を引用する。
"The MLODI will serve as an objective measure designed to
reflect the fundamentals of software companies as they make
the transition to on-demand business models," Jason Maynard,
Merrill Lynch's software analyst
ということである。つまり、ソフトウェア会社がオンデマンド型へのシフトを始めているので、その進展度合いを客観的に測定する仕組みが必要というわけだ。インデックスよりも進展が遅れている企業は、まずいぞということになる。
さて、今回発表されたのは第2四半期の数値である。ちょっとメリルリンチが発表した資料が手に入らないのだが(公開されている情報があれば、誰か教えて!)、InformationWeek誌がサマリー情報を報じている。それによると、メリルリンチが設定した以下の3分野において、インデックスは以下のように推移したという。
全体 20.5 --> 20.6
Infrastructure ??? --> 21.9 (slightly declined)
Infrastructure Management 23.3 --> 25.3
Enterprise Applications 15.8 --> 16.5
数字は100を純然たるオンデマンド型とみる。つまり、全体では既に20%程度がオンデマンド型で提供されているということとなる。特にインフラに近い部分(ちょっと定義がここでは明確ではないが)の方がオンデマンド比率が高く、業務アプリケーションの方が低い。しかし、全体として増加傾向であることは明らかだ。
アメリカにおけるオンデマンドの進展度合いにも驚かされるが、それがインデックスとして公表され投資判断の材料となっていることには更に驚かされた。我等はのんびりしすぎていないか?
Merrill Lynch On Demand Index (MLODI)
という。メリルリンチは、IBMやSAPを始めとして70社のソフトウェア課金方法を評価してインデックスを作成している。当インデックス創設にあたってのプレスリリースはこちらを参照されたい。プレスリリースからその創設の背景を引用する。
"The MLODI will serve as an objective measure designed to
reflect the fundamentals of software companies as they make
the transition to on-demand business models," Jason Maynard,
Merrill Lynch's software analyst
ということである。つまり、ソフトウェア会社がオンデマンド型へのシフトを始めているので、その進展度合いを客観的に測定する仕組みが必要というわけだ。インデックスよりも進展が遅れている企業は、まずいぞということになる。
さて、今回発表されたのは第2四半期の数値である。ちょっとメリルリンチが発表した資料が手に入らないのだが(公開されている情報があれば、誰か教えて!)、InformationWeek誌がサマリー情報を報じている。それによると、メリルリンチが設定した以下の3分野において、インデックスは以下のように推移したという。
全体 20.5 --> 20.6
Infrastructure ??? --> 21.9 (slightly declined)
Infrastructure Management 23.3 --> 25.3
Enterprise Applications 15.8 --> 16.5
数字は100を純然たるオンデマンド型とみる。つまり、全体では既に20%程度がオンデマンド型で提供されているということとなる。特にインフラに近い部分(ちょっと定義がここでは明確ではないが)の方がオンデマンド比率が高く、業務アプリケーションの方が低い。しかし、全体として増加傾向であることは明らかだ。
アメリカにおけるオンデマンドの進展度合いにも驚かされるが、それがインデックスとして公表され投資判断の材料となっていることには更に驚かされた。我等はのんびりしすぎていないか?