おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

ACPAD(アクパド)工法 地盤改良工事

2010年07月07日 06時01分10秒 | 家づくり
佐貫のI様邸。昨日よりぼくのお気に入りの地盤改良工事ACPAD(アクパド)工法が本格的に始まりました。軟弱地盤に対するいろいろな改良工事の方法があるのですが、水と空気と砕石によるこのやりかた、ぼくの知りうる限り最も自然です。そして実に理屈にかなっている。写真をいっぱい撮ってきましたので順を追って記載してみます。

現場全体の風景はこんな感じです。いろいろな機材が所狭しと並びます。まずは40cmのプロペラで所定の深さまで掘っているところ。



くっついた泥を落としています。手前の砕石がこんもりしているところが完成状態です。



この工法の 『要(かなめ)』 は、この先端部。円錐状になっているこの先端部から水が出たり空気が出たりします。で、先にグリグリと40cmの穴を掘るので、大事な部分がつまってしまうんですね。



でこの写真。すごく原始的なやりかたですが、鉄の棒で突っついて穴を貫通させます。



次にその先端部から水を噴射させ、掘った穴の中を高圧でグリグリやります。つまり地層の中の柔らかい部分を洗い崩すんですね。



ここからが真骨頂。砕石を少しずつ流し込んで、上からガッツンガッツン突っつきます。円錐の先端から突っつかれた砕石は、広がりながら弱い地層に食い込んでいきます。左側のオレンジ色のホースがバキューム装置につながっていて、泥水を吸い取ります。



その様子がモニターできちんと確認できます。つまり一本一本の杭の強度を確認できるのです。



一本一本かなり時間がかかります。ここまでくればほぼ完成。



っということで、ACPAD(アクパド)工法を紹介させていただきました。同じ深さだとすると一般的な柱状改良工事よりも高くつきますが、柱状改良の最大の疑問点は 『ほんとうに地面の中で固まっているかどうか、わからない』 ということにつきるでしょう。水位の高いところは尚のことです。柱状改良に用いるセメントは水分との調合比によって強度が異なるわけですから、一本一本の柱状改良杭は強度が異なる、ということになる。また将来にわたって、『地下埋設物』 となってしまうのも????です。ま、他社ではほとんどのお家がその柱状改良工事なのですけれど・・・。

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話は変わるのですが。。。。。

実は、またとんでもない失態を犯してしまいました。O様、、、ほんとうに申し訳ございません。やり直せばいいってもんじゃないですよね・・・・・・・・・・。 でも!必ずご要望以上のものを造ります!!! 

ではまた。

おさむ

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2 コメント

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面白いですね~ (ふじや)
2010-07-07 12:43:33
土木は門外漢なのですが興味深く拝見させていただきました。

自分は金融情報周りのIT関連などをやっているので逆にこういう物理的にリアルなものに惹かれます。建築は作ったものが何十年も残るものですし利用者の顔も見えますからやりがいがありますよね。

そういえば先週の土曜日は航空高校の観閲行進でした。おさむさんの頃とは様変わりした部分もあるとは思いますが、みな真剣にやっていました。雨が心配されましたが観閲式の間は持ち、航空部も二機編隊で上空を通過し、普通科だけになってしまった山梨校でも「航空」をアピールしてくれました。

ちなみに先日TV番組「遠くに行きたい」で取り上げられてましたがご覧になりましたか?
http://www.to-ku.com/midokoro/2013.htm
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航空高校 (おさむ)
2010-07-07 16:01:20
ふじやさん、コメントありがとうございます。

航空高校、今は第何期になるのでしょうかね。ぼくが24期ですから、創業して25年・・・ということは、一年生は50期か51期・・・時の流れを感じます。

今にしてほんとうに思うことなのですが、あのような閉鎖された空間での 『人間教育』 は、このような現代社会だからこそ、とっても必要だし価値あるものだと思います。

当時は 『時代遅れ』 のように感じていましたが、違いますね。時代を超えて 『普遍』 なものを育む、貴重な学校です。

ありがとうございます。
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